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特別出品 狩野探幽筆 八尾狐図のご紹介

特別展覧会「桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち」では、祖父家康を深く尊崇した三代将軍徳川家光が、狩野探幽に描かせた幻の作品を特別出品いたします。
本作品は、全期間展示されますので、ぜひ会場でご覧ください。

八尾狐図 狩野探幽筆

【作品解説】
春日局が書いたとされる『東照大権現祝詞』(重文、日光山輪王寺蔵)には、三代将軍家光の夢に狐が現われ、患っていた病が治る旨を告げて去るという霊夢を見たこと、そして家光が夢に現われた狐を絵に描かせたことが記されています。従来、この記事自体については知られていましたが、家光が描かせたという狐の絵は見つかっていませんでした。
本展で初公開される「八尾狐図」こそは、このとき家光が描かせた作品にほかなりません。画中には家光自筆の「十月九日」の日付、寛永寺の開山・天海による「寛永十四年」の年号が記されています。画面上に画家の署名はありませんが、浅草寺別当・忠尊の裏書から、幕府御用絵師であった狩野探幽が筆を執ったことが判明します。
家光・春日局・天海・探幽という錚々たる人物が関与し、かつその制作経緯も明らかな点、歴史的にもきわめて重要な意義をもつ作品といえるでしょう。

掲載日:2015/4/8

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