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絵画・中国絵画/名品紹介

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孔雀明王像(くじゃくみょうおうぞう)



絹本著色
167.1×102.6
北宋時代(11世紀)
京都 仁和寺
国宝

孔雀に乗った異形の明王が、雲をともない天空より舞いおりる。一面四臂の像が多い日本の孔雀明王とは異なり、三面六臂像に描かれ、左右面は慈悲相の正面とは対照的に暴悪相に表されている。
鋭利な描線で細身の姿をやや高めの視点からとらえ、顔容には微妙な暈を加えて知的な冷たさを漂わせ、衣や白色が主体の台座蓮弁には緻密な装飾が施されている。羽根をひろげた孔雀はきわめて写実的で、図像的意味合いから一歩抜け出ている。
本像を有する仁和寺では、孔雀明王の修法が真言密教の秘法として行われ、藤原道長(ふじわらみちなが)が唐本の孔雀明王像1幅を施入している。しかしその像はのちに、惜しくも焼失してしまったという。

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