名品紹介

五百羅漢図(ごひゃくらかんず)

五百羅漢図

池大雅(1723-1776)と万福寺の因縁は浅からぬものがある。大雅7歳の折、中国人住持杲堂(こうどう)の前で大書をなし、「神童」と称賛されたのである。本図は、もと襖絵で、大雅が万福寺東方丈に揮毫した障壁画群の一部をなす。従来は、明和2年(1765)に十代目住持大鵬が退隠したときの作品と考えられていたが、近時、それよりもおそく明和9年の隠元和尚百回忌に東方丈が改修されたのを契機として制作された、とする説が有力になっている。また、「羅漢図」8面のうち一部に指墨がつかわれているともいわれていたが、見たところすべてが、指墨と判ぜられることを付け加えておこう。

池大雅筆
紙本淡彩
各180.0×115.0 cm
江戸時代(18世紀)
京都 万福寺
重要文化財

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