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幕藩体制の崩壊により、蒔絵の国内需要が著しく低迷し、蒔絵師の多くが職を失うなかで、輸出漆器に新たな活路を見いだす者も現れました。世界の主要都市では万国博覧会が相次いで開かれ、日本の蒔絵が飛ぶように売れていたのです。産業革命を遂げたヨーロッパ各国やアメリカでは、新興のブルジョワジーたちが絶対王政期の東洋趣味を手本として蒔絵を愛好しました。こうした新しい愛好者にむけて、技術の粋を凝らした精緻な作品が日本から輸出されたのです。 |
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四季花鳥蒔絵香箪笥 ギメ東洋美術館蔵
©Photo RMN-©Thierry Ollivier |
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