これまでの展示

「水」のある風景
2018年7月10日 ~ 2018年8月 5日

中国の風景画といえば、「山水」という画題がすぐに連想されます。中国で自然を表わすにあたっては、「水」を描くことが欠かせませんが、形のないものをどのように描いたのでしょうか。
古くから水を描く技法は、流れによって生じる波紋や波濤の表現に変化をつけることで展開してきました。たとえば、南宋の馬遠が描いた「十二水図」(北京故宮博物院蔵)はその最高傑作として知られています。今回の展示では、宋時代から清時代まで「水」を描いた特徴的な絵画をご紹介いたします。馬遠の「十二水図」を手本にして、形なきものを形あるものとして表現する、絵画芸術の醍醐味を味わっていただければ幸いです。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵  
重文 瀧図 伝王維筆 1幅 京都・智積院
舟柳風図 劉鸞筆 1幅  
滄海図  1幅  
夏山欲雨図 張宏筆 1幅 京都・建仁寺
天池石壁図・岳陽大観図 余崧筆 2幅 京都国立博物館 音声ガイド
倣董源夏山欲雨図 徐世綱筆 1幅  
春江細雨図 王冶梅筆 1幅 京都国立博物館
(森岡峻山氏寄贈)
洪濤悲嘶図 劉海粟筆 1幅 京都国立博物館
(須磨コレクション)

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。

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