これまでの展示

密教図像の美 ─暑苦しくない絵─
2019年7月 2日 ~ 2019年8月12日

密教図像とは、美術史の世界では地味な存在です。今回、これらの作品に光をあて、皆様の高覧に資したいと思います。
図像は、形を正確に伝えることに重要な意味がありますので、たいていは、乾性油(桐・荏胡麻など)を引いて半透明にした油紙に敷き写しで描かかれました。油紙は、表装・改装修理の際に水を使うことで、作為・不作為にかかわらず油が抜けてしまい、現在は分かりにくくなっているものが多いのですが、よく見ると墨をはじいていることからわかります。
また、いかに敷き写しが多いとはいえ、線を引くのはやはり一発技です。描き手の実力が如実に線に現れており、善し悪しがわかりやすいのも特徴です。優れたものは、鑑賞画のレベルに達しており、近代では立派に表装されて美術品として茶会などで用いられたりしました。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵  
重文 別尊雑記 巻十八(如意輪) 伝心覚筆 1巻 京都・仁和寺
重美 胎蔵界外金剛部図像  1巻 京都国立博物館 音声ガイド
重美 五智如来図像集(紙背仮名消息) 任宝筆 1巻 京都国立博物館
  曼荼羅集 巻下 経弁筆 善智画 1巻 京都国立博物館 音声ガイド
  唐本曼荼羅(秘曼荼羅)  1巻 京都国立博物館

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。

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