これまでの展示

光琳と同時代の彫刻
2015年10月10日 ~ 2015年11月23日

清水隆慶(1659~1732)は尾形光琳(1658~1716)と同時代の仏師である。元禄から正徳年間(1688~1716)には生駒・宝山寺開山の湛海(1629~1716)に随って造像に従事し、湛海没後は人形のような小品に才能を発揮した。「風俗百人一衆」には貴族、大名と町人の姿が、暮らしの一場面を切り取ったように臨場感を持って表現されている。二代隆慶(1729~95)は円山応挙(1733~1795)と同世代。初代の弟子に学び、ここに展示したほか市内の寺院にも像が残されている。
光琳が幼少の時に起きた地震で、豊臣秀頼が造営した方広寺の銅造大仏は破損し、木造で作り直された。今回展示する大仏雛形はその姿を伝えるもので、光琳や乾山も目にしていただろう。

展示作品リスト 【光琳と同時代の彫刻】

指定 作品名 員数 所蔵  
  深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 市川車僧保存会  
  位牌 初代清水隆慶作 1柱    
  髑髏 初代清水隆慶作 1個    
  竹翁坐像 初代清水隆慶作 1躯    
  維摩居士坐像 初代清水隆慶作 1躯    
  関羽立像 初代清水隆慶作 1躯    
  百人一衆 初代清水隆慶作 1基    
  位牌 二代清水隆慶作 1柱    
  富士見西行像 二代清水隆慶作 1躯    
  金剛力士立像 清水隆慶作 1躯    
  大黒天立像 清水隆慶作 1躯    
  千利休立像 1躯    
  京都大仏雛形 藤村忠円作 1躯 東京国立博物館  
  閻魔王坐像 康琳作 1躯    

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。

日本の彫刻
2015年10月10日 ~ 2015年11月23日

展示作品リスト 【日本の彫刻】

指定 作品名 員数 所蔵  
  梵天・帝釈天立像 2躯 京都・元慶寺  
  地蔵菩薩立像 1躯 京都・常念寺  
重文 不動明王坐像 行快作 1躯 大阪・金剛寺  
重文 大日如来坐像 1躯 大阪・金剛寺  
重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺  
  天王立像 1躯 京都・妙傳寺  
重文 増長天立像 1躯 京都・中道寺  
重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺  
重文 地蔵菩薩坐像 1躯 京都・新町地蔵堂保存会  
重文 阿弥陀如来立像 1躯 浄土宗  
重文 勢至菩薩立像 1躯 京都・清水寺  

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。

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