これまでの展示

定朝様と慶派の仏像
2016年6月14日 ~ 2016年7月24日

仏像にも時代による流行があります。平安時代の後半には、朝廷や藤原氏をはじめとする貴族たちの好みにあわせ、穏やかなすがたの仏像が流行します。それをけん引したのが定朝で、彼の様式は100年以上にわたって一世を風靡し、定朝様と呼ばれました。ところが、鎌倉時代になり武士が台頭してくると、写実的で動きのある仏像が好まれるようになります。そのような仏像を得意としたのが、運慶を中心とした慶派と呼ばれる仏師集団でした。今回は、時代の先端を行っていたふたつのスタイルの仏像を特集して展示いたします。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵  
金剛力士立像 2躯 愛宕念仏寺
重文 薬師如来立像 1躯 長源寺
重文 地蔵菩薩立像 1躯 京都市
重文 千手観音立像 湛慶作 1躯 妙法院
重文 不動明王坐像 行快作 1躯 金剛寺 音声ガイド
重文 大日如来坐像 1躯 金剛寺 音声ガイド
阿弥陀如来坐像 1躯 京都国立博物館
重文 如意輪観音坐像 1躯 透玄寺 音声ガイド
重文 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 2躯 清水寺
重文 観音菩薩跪坐像 1躯 地蔵院
重文 十一面観音立像 1躯 白山神社
重文 阿弥陀如来立像 1躯 地蔵院
十一面観音坐像 1躯 金戒光明寺
不空羂索観音坐像 1躯 金戒光明寺
薬師如来坐像 1躯 妙光寺
阿弥陀如来坐像 1躯 西寿寺
阿弥陀如来立像 1躯 西往寺
重文 阿弥陀如来立像 行快作 1躯 浄土宗
重文 宝誌和尚立像 1躯 西往寺 音声ガイド
重文 阿弥陀如来立像 1躯 知恩院
重文 善導大師立像 1躯 知恩院

*展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。

京都国立博物館 Twitter

新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のためのお願い

ご来館くださる皆様へ
京都国立博物館からのお願い

↑ ページのトップへ