これまでの展示
- 特別公開 修理完成記念 鳥取・三佛寺の蔵王権現立像
- 2017年1月17日 ~ 2017年2月19日
鳥取県三朝町に位置する三徳山三佛寺は、奈良時代の慶雲三年(七〇六)に役行者によって開かれたと伝える、鳥取県を代表する古刹のひとつです。そそり立つ岩山に築かれた国宝・奥之院は投入堂として有名で、かつてここには多数の蔵王権現が祀られていました。現在は、そのうちの正本尊と脇本尊、計7躯が麓の宝物殿に安置されています。いずれも国の重要文化財に指定されていますが、そのうちの2躯について、今年度、京都国立博物館内に設けられた文化財修理所にて修理がおこなわれました。このたび、その修理の完了を記念して、特別に脇本尊1躯を公開します。この機会にぜひご覧ください。
展示作品リスト【修理完成記念 鳥取・三佛寺の蔵王権現立像】
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | ![]() |
---|---|---|---|---|
重文 | 蔵王権現立像 | 1躯 | 鳥取・三佛寺 | ![]() |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。
- 神像と獅子・狛犬
- 2016年12月13日 ~ 2017年2月19日
例年、初詣でなどで神社を訪れる方も多いかと思います。鳥居をくぐって参道を歩けば、左右には石造の狛犬がまるで門番のように坐っています。でも実は古代から中世にかけて、狛犬といえば木でつくられ、社殿の中に安置されるのが一般的でした。また、角がないのが「獅子」、あるのが「狛犬」で、通常は両者が一対になっています。今回の展示では木造の獅子・狛犬にくわえ、様々な姿をした神像もあわせて展示いたします。
展示作品リスト【神像と獅子・狛犬】
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
---|---|---|---|---|
毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | ||
重文 | 獅子・狛犬 | 2躯 | 広島・厳島神社 | |
重文 | 獅子・狛犬 | 1対 | 京都・藤森神社 | |
男神坐像 | 1躯 | 京都・薭田野神社 | ||
重文 | 獅子・狛犬 | 1対 | 京都・八坂神社 | |
獅子・狛犬 | 1対 | 京都国立博物館 | ||
女神坐像 | 1躯 | 京都・市比賣神社 | ||
伝摩多羅神立像 | 1躯 | 静岡・鉄舟寺 | ||
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 毘沙門天立像(*1) | 1躯 | 京都・宝生院 | ![]() |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 | 1躯 | 奈良・秋篠寺 |
*展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
*1 展示期間:2016年12月13日~2017年1月15日
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。
- 日本の彫刻
- 2016年12月13日 ~ 2017年2月19日
江戸時代以前の日本の彫刻はほとんどが宗教的なものです。仏教を本格的に受容した7世紀以来、仏像の製作が盛んになりましたが、姿形はインドから中国を経由して伝わったため、それらの国の影響を受けています。その中で日本彫刻の特色は、木を用いたものが多いこと、それに伴って寄木造、玉眼等独特の技法を発達させたことが挙げられます。それぞれの時代に大陸の影響を受けて日本化することを繰り返したため、仏像の作風はさまざまです。
展示作品リスト【日本の彫刻】
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
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金剛力士立像 | 2躯 | 京都・愛宕念仏寺 | ||
十一面観音立像 | 1躯 | 京都・般若寺 | ||
重文 | 地蔵菩薩立像 | 1躯 | 京都・京都市 | |
重文 | 千手観音立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・妙法院 | |
重文 | 不動明王坐像 | 1躯 | 大阪・金剛寺 | ![]() |
重文 | 大日如来坐像 | 1躯 | 大阪・金剛寺 | ![]() |
阿弥陀如来坐像 | 1躯 | 京都国立博物館 |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。