これまでの展示
- 日本の彫刻
- 2018年6月12日 ~ 2018年9月 9日
江戸時代以前の日本の彫刻はほとんどが宗教的なものです。仏教を本格的に受容した7世紀以来、仏像の製作が盛んになりましたが、姿形はインドから中国を経由して伝わったため、それらの国の影響を受けています。その中で日本彫刻の特色は、木を用いたものが多いこと、それに伴って寄木造、玉眼等独特の技法を発達させたことが挙げられます。それぞれの時代に大陸の影響を受けて日本化することを繰り返したため、仏像の作風はさまざまです。
展示作品リスト【日本の彫刻】
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
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金剛力士立像 | 2躯 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | ||
重文 | 五智如来坐像 | 5躯 | 京都・安祥寺 | ![]() |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | ![]() |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。
- 閻魔と地蔵
- 2018年6月12日 ~ 2018年9月9日
日本の夏の風物詩といえる「お盆」ですが、もともとは盂蘭盆会(うらぼんえ)といい、その源流はインドにあります。この日は祖先の供養をする日ですが、地獄の釜が開く日ともいわれています。その地獄をつかさどるのが閻魔大王です。閻魔は本来インドの地獄の神ヤマでしたが、中国で道教の神々と習合して閻魔を中心とする十王という考えを生みました。生前のおこないを裁く、地獄の裁判官たちです。それが日本へも伝えられて様々な信仰を生み、それとともに地獄からの救済者である地蔵菩薩も信仰を集めました。今年の夏も昨年と同様に常念寺(木津川市加茂町)の十王像とともに、大小様々な地蔵を展示いたします。恐ろしい地獄へと思いをはせつつ、日ごろのおこないをふりかえってみてはいかがでしょうか。
展示作品リスト【閻魔と地蔵】
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
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重文 | 地蔵菩薩立像 | 1躯 | 京都市 | |
地蔵菩薩立像 | 1躯 | 京都・常念寺 | ![]() |
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重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 | ![]() |
重文 | 地蔵菩薩立像 | 1躯 | 徳島・鶴林寺 | |
地蔵菩薩立像 | 1躯 | 京都・法性寺 | ||
地蔵菩薩立像 | 1躯 | |||
閻魔王坐像 | 1躯 | |||
地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・正法寺 | ||
地蔵菩薩立像 | 1躯 | |||
十王坐像 | 10躯 | 京都・常念寺 | ![]() |
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倶生神坐像 | 2躯 | 京都・常念寺 | ||
奪衣婆坐像 | 1躯 | 京都・常念寺 |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。