これまでの展示

墨蹟
2015年1月 2日 ~ 2015年2月 1日

「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵
国宝 金剛経 張即之筆 1帖 智積院
国宝 禅院額字并牌字のうち「首座」 1幅 東福寺
国宝 禅院額字并牌字のうち「書記」「浴司」「三応」 3幅 東福寺
国宝 古林清茂墨跡 「月林」道号 1幅 長福寺
重文 四十二章経 蘭渓道隆筆 1巻 京都国立博物館
国宝 宗峰妙超墨蹟 与宗悟大姉法語 1幅 大仙院
重文 無学祖元・高峰顕日問答語 1幅  
重文 癡兀大恵墨蹟 遺偈 1幅 願成寺
  額字「正傳」「禅寺」 2幅 正伝寺
重文 虎関師錬墨蹟 進学解残本 4幅 東福寺
重文 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 1幅 天龍寺

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