これまでの展示
- 故人を偲ぶ─消息経─
- 2015年6月16日 ~ 2015年7月20日
故人を供養するには、いろいろな方法があります。なかでも、生前に送られた消息などを用いて、経典を書写、ないしは摺写したものは「消息経」とよばれています。こうした行為は、平安時代にはじまったと考えられ、とくに中世には数多くの経典が作られました。ここでは、現存する遺品のうち、天皇あるいはその親族が作成した「消息経」を中心に紹介します。本来、鑑賞を目的としたものではありませんが、造形的な「書」としてすばらしいのはもちろん、会期中、旧暦における盂蘭盆(七月十五日)をはさむことから、このような展示を企画いたしました。
展示作品リスト
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
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重文 | 法華経巻第四・七 紙背後深草天皇宸翰消息 | 2巻 | 妙蓮寺 | |
重文 | 後深草天皇宸翰消息 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
重文 | 法華経巻第二・八 恵琳筆 | 2巻 | 京都国立博物館 | |
金字法華経巻第一 紙背伏見天皇宸翰消息 | 1巻 | |||
金字法華経巻第三 紙背伏見天皇宸翰消息 | 1巻 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 金字法華経巻第五 巻首伏見天皇宸翰 | 1巻 | 妙顕寺 | |
重文 | 版本法華経巻第一・六 紙背寛性親王消息 | 2巻 | 本禅寺 | |
版本仏説弥勒上生経 | 1巻 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 阿弥陀経残巻 花園天皇宸翰 | 1帖 | 長福寺 | |
重文 | 法華経要文和歌懐紙 | 1巻 | 妙満寺 | |
法華経要文和歌懐紙 | 1巻 |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。