これまでの展示
- かなの美と和歌
- 2015年12月15日 ~ 2016年1月24日
たった三十一文字のなかに、四季折々の事象を詠みこむ「和歌」は、貴族に限らず、昔の人たちにとって、嗜むべき教養と考えられていました。こうした状況を反映して、集成された歌合、あるいは歌集から、和歌会で披講する目的でしたためた懐紙まで、数多くの遺品がのこっています。ご存じのように、和歌は「かな」で書かれており、その字すがたには、「古筆」とはまた異なる美しさがあります。この展示では、数々の和歌作品とともに、かなに秘められた「美」を紹介します。
展示作品リスト
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | ![]() |
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重文 | 陽成院歌合〈二十巻本〉 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
重文 | 類聚歌合巻第七残巻〈二十巻本〉 | 1巻 | ||
重文 | 雲居寺結縁経後宴歌合〈二十巻本〉 | 1巻 | ||
和歌懐紙 行海筆 | 1幅 | |||
和歌懐紙 行海筆 | 1幅 | |||
重美 | 藤原成範家集断簡 | 1幅 | 京都国立博物館 | |
重文 | 和歌懐紙〈熊野懐紙〉 後鳥羽天皇宸翰 | 1幅 | 京都国立博物館 | |
和歌懐紙〈春日懐紙〉 学詮筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 和歌懐紙 源家長筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | |
国宝 | 明恵上人歌集 高信筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
重文 | 法華経要文和歌懐紙 | 1巻 | 学校法人立命館 | |
和歌懐紙 盛尊筆 | 1幅 | |||
重美 | 着到和歌断簡 中に後土御門天皇宸翰あり | 1幅 | 京都国立博物館 | |
重文 | 点取和歌 後柏原天皇宸翰 | 1巻 | 京都・曼殊院 |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。