これまでの展示
- 特集展示 初公開!天皇の即位図
- 2019年1月30日 ~ 2019年3月10日
寛文3年(1663)、後西天皇が譲位し、後水尾天皇の第十九皇子・識仁親王(さとひとしんのう)が受禅、霊元天皇として即位します。近年、この譲位と即位の儀式を描いた珍しい屏風絵が発見されました。その屏風は、京狩野第三代の狩野永納(1631~97)が描いたもので、右隻に即位、左隻に譲位の様子が描かれています。人物や建物には多くの注記が付されており、高い資料的価値を有する注目すべき作品です。
この屏風を初公開するとともに、関連する資料をあわせて展示し、当時における天皇の譲位と即位に関わる儀式について考えます。
※会期中、一部展示替えを行います。
展示作品リスト
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
---|---|---|---|---|
霊元天皇即位・後西天皇譲位図屏風 狩野永納筆 |
6曲1双 | 音声ガイド | ||
御即位図 (展示期間:1月30日~2月17日) |
6枚 | 東京大学史料編纂所 | ||
御譲位図 (展示期間:2月19日~3月10日) |
6枚 | 東京大学史料編纂所 | ||
譲位雑抄 正親町公明筆 (展示期間:1月30日~2月17日) |
1冊 | 東京大学史料編纂所 | ||
御即位記 正親町公明筆 (展示期間:2月19日~3月10日) |
1冊 | 東京大学史料編纂所 | ||
寛文三年固関木契 | 2片 | 郵政博物館 | ||
礼冠(玉冠) | 1頭 | 京都国立博物館 | ||
礼冠(三山冠) | 1頭 | 京都国立博物館 |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。