これまでの展示

絞り染
2015年3月25日 ~ 2015年4月26日

絞り染とは、糸でくくったり、縫い糸を引き絞ったりして生地の一部を覆い隠し、染料のしみこまない部分をつくり、染料に浸け染めして生地に文様をあらわす技法です。素朴な技法であるため全世界に見いだされ、日本でも古代からの作例が確認できます。絞り染は室町から桃山時代に最盛期を迎え、複雑な絵文様を多色に染め分けるまでに発展しました。このたびの展示では、収蔵品を通して絞り染の歴史を概観します。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵  
  正倉院裂 赤地七宝繋文様平絹 1枚 京都国立博物館 音声ガイド
  正倉院裂 淡茶地目結文様平絹 1枚 京都国立博物館  
  正倉院裂 緑地目結文様平絹 1枚 京都国立博物館  
  正倉院裂 紺地目結文様綾 1枚 京都国立博物館  
  正倉院裂 紫地目結文様綾 1枚 京都国立博物館  
  正倉院裂 紺地襷文様綾 1枚 京都国立博物館  
  幡 染分地段文様裂 1旒 文化庁  
  幡 緑地楓竹文様裂 1旒 文化庁  
  幡 萌葱地藤花波に流桶文様裂 1旒 文化庁  
  小袖裂 染分地雲取り桐木瓜文様 1枚 京都国立博物館  
  小袖裂 染分地雲取り柳文様 1枚 京都国立博物館  
重文 染分地段に丁子文様銅服 徳川家康下賜 1領 島根県・清水寺  
  白地桐文様具足下着 徳川家康下賜 1領 京都国立博物館  
  染分地亀甲檜垣段に藤文様小袖 1枚 京都国立博物館  
重文 紫地段に花菱円草花文様小袖 1領 平野美術館  
  打敷 紫地葡萄網干円文様小袖裂 1枚 真珠庵 音声ガイド
  白地御簾松文様小袖 1領 京都国立博物館  
  白地菊花流水文様小袖 1領    
  染分地麻の葉段に円鶴菱文様小袖 1領 京都国立博物館  
  紅地竹文様小袖 1領 京都国立博物館  
  浅葱地松竹梅鶴文様鹿子絞振袖 1領    
  淡浅葱地総鹿子絞振袖 1領 京都国立博物館  

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。

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