これまでの展示
- 染めと織りの文様 ―段・縞・格子―
- 2018年12月18日 ~ 2019年1月27日
段(横縞)・縞(縦縞)・格子といった幾何学的な文様構成は、経糸と緯糸の組み合わせで成立する織物の特性を生かし、経と緯の色の配列を規則的に変えることで生まれます。さらに、糸染めをする時に、意識的に染まる部分と染まらない部分を作った絣糸を用いれば、よりいっそう複雑な文様構成が可能になります。単純ながらも無限の組み合わせを持ち、多彩な表情を生み出す幾何学文様の魅力は、染め文様にも取り入れられました。
このたびの展示では、さまざまな地域で作られた段・縞・格子文様の染織品と、その日本での受容の様相を紹介します。
展示作品リスト
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
---|---|---|---|---|
重文 | 松皮菱段小文様小袖 (染分綸子地 絞・繡・箔) |
1領 | 京都国立博物館 | 音声ガイド |
腰替飛鶴文様振袖打掛 (染分綸子地 絞) |
1領 | 京都国立博物館 | 音声ガイド | |
巻水に亀文様振袖打掛 (紺綸子地 紋・繡) |
1領 | |||
菊蔦雲段文様被衣 (白麻地 染) |
1領 | 京都国立博物館 | ||
能装束 格子杉竹菊段替文様厚板唐織 (茶・萌葱綾地 織) |
1領 | 京都国立博物館 | ||
能装束 破格子に輪宝鶴菱文様厚板 (茶綾地 織) |
1点 | 文化庁 | ||
能装束 紺白江戸段熨斗目 (縬地 織) |
1点 | 文化庁 | ||
棒縞着物 (紅麻地 織) |
1領 | |||
紅絣着物 (黄芭蕉地 織) |
1領 | |||
真田段入間道 (赤紫平地 織) |
1裂 | 京都国立博物館 | ||
弥兵衛間道 (縞平地 織) |
2裂のうち1裂 | 京都国立博物館 | ||
松竹梅の段文様振袖単衣 (紺絽地 友禅染・繡) |
1領 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。