これまでの展示
- 幻の源氏物語絵巻
- 2020年1月 2日 ~ 2020年2月16日
2019年1月、夕顔の死の場面を描いた「源氏物語絵巻」の断簡がフランスで発見されたという報道がなされました。この絵巻はダイジェストではなく物語全文を詞書とする大部の作品でしたが、現在では国内外に散在し、全容がなお不明であることから「幻」とされています。旧来の伝統にとらわれない新たな図様の創造もおこなうことから、通常の源氏絵を超えた性格をもつ江戸時代前半の重要作例とみなされています。古典籍研究家である杉原盛安(生没年不詳)が制作全般に関与したと考えられることから「盛安本」とも呼ばれるこの絵巻。今回はその一部である「葵」巻をご覧いただきましょう。
展示作品リスト
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
---|---|---|---|---|
源氏物語絵巻 葵 伝土佐光起筆 六巻のうち、巻一、巻二、巻三 |
3巻 | 音声ガイド |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。