これまでの展示

室町時代の社寺縁起絵
2015年3月17日 ~ 2015年4月12日

神社や寺院の創建の由来、あるいはその祭神や本尊の霊験を、絵巻物として物語る社寺縁起絵は、中世に多く制作されるようになりました。社寺への尊崇を促すこの絵巻物は、室町時代に入ると受容層が広がり、耳目を惹く平易な題材が語られるようにもなります。しかし、今回展示するのは上級貴族や将軍が関わったと考えられる作品です。清凉寺の釈迦像にまつわる霊験を描く「釈迦堂縁起」、後に堂宇が設けられる桑実山を舞台とした「桑実寺縁起」、開山真阿上人の高徳を語る「十念寺縁起」、これらはいずれも狩野派や土佐派といった本格的な画風の流派による作品です。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵  
重文 釈迦堂縁起 6巻のうち巻3 清凉寺 音声ガイド
重文 桑実寺縁起 2巻のうち下巻 桑実寺  
  十念寺縁起 2巻のうち上巻 十念寺  

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。

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