これまでの展示

日本の羅漢図
2017年2月21日 ~ 2017年3月20日

 羅漢図は、インドの高僧を中国で造形化したものです。日本は中国から羅漢図を輸入し、それをお手本としました。平安時代から羅漢信仰は盛んになりましたが、鎌倉時代の禅宗の隆盛以降はさらになじみの深いものとなりました。
羅漢図は、かつての中国人も日本人もこれがインドの偉い坊さんのお姿だと思って描きもし、見てもいたわけです。しかし、今日ほど情報の行き渡っていない時代ですから、実際とはやや異なる違和感のある姿になってしまったわけです。逆に、この現実とのギャップが表現におもしろさを加えているといえます。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵  
重文 迦伐蹉尊者像・注荼半託迦尊者像 2幅 光久寺
重文 十六羅漢像 12幅のうち 大練寺 音声ガイド
十六羅漢図屏風 8曲1双
文殊菩薩・羅漢像 寂業筆 3幅 青蓮院

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。

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