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新春特集展示 いぬづくし─干支を愛でる─
2017年12月19日 ~ 2018年1月21日

 社会性が高い犬は、古くから人間に愛されてきました。やはり猟犬としてのかかわりが古く、『播磨国風土記』には麻奈志漏(まなしろ)という応神天皇の猟犬の話が出てきます。
 その一方で、愛玩犬 特に、小型室内愛玩犬として狆(ちん)と呼ばれた一類があります。現在では白黒の長毛で鼻がくしゃっとつまった(短吻種と言います)ジャパニーズ・チンと呼ばれる日本原産の改良・固定種が狆とされています。
 狆の歴史は非常に古く、短吻種犬は、チベット原産で奈良時代には既に日本に伝わっていました。しかし、江戸時代には、短吻種だけではなく、長吻種の日本テリアに近い姿のものも狆と呼ばれていました。
 古くからの犬と人とのかかわりに思いを馳せていただければ幸いです。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵  
加彩婦女立俑(狗を抱く) 1躯 京都国立博物館 音声ガイド
石清水八幡宮曼荼羅 1幅 京都・栗棘庵蔵
獅子・狛犬 1対 京都国立博物館
三十番神像 1幅 京都・本圀寺蔵
狗子図 長沢芦雪筆 1幅
嵯峨人形 1躯 京都国立博物館 音声ガイド
花卉鳥獣図巻 国井応文・望月玉泉筆 2巻のうち1巻 京都国立博物館 音声ガイド
重文 十二類絵巻 3巻のうち巻上
仏涅槃図 1幅 京都国立博物館

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。

上記以外の展示リスト
【2F-1展示室】

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