これまでの展示

天神のすがた
2022年2月15日 ~ 2022年3月21日

平安前期の政治家、文人であり、讒言により大宰府に流された菅原道真(菅公)を鎮め祀るのが天神信仰です。当初、天神は祟りなす恐ろしい御霊神でしたが、じきに菅公の文人としての名声を反映し、文芸の神として崇められるようになりました。特に大宰府のある北部九州が大陸への玄関口だったこともあり、天神は詩文や教養を重んじ、かつ日中交流の最前線で活動した禅僧達の間で尊ばれ、禅文化の中に溶け込んでいきます。
古くから2月25日は菅公の命日とされ、天神を祀る風習があり、「天神講」などと呼ばれ、今も親しまれています。初春の中世絵画室では、様々な伝説に彩られた天神像の数々をご紹介します。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵  
  束帯天神像 天與清啓賛 1幅 京都・禅居庵  
  束帯天神像  1幅  
  綱敷天神像 自省翁賛 1幅 長野・常楽寺  
  渡唐天神像 舂夫宗宿賛 1幅 京都・常光院  
  渡唐天神像 愚極礼才賛 1幅 京都・龍安寺  
  渡唐天神像 利渉守溙賛 1幅  
  渡唐天神像 景徐周麟賛 1幅  
  渡唐天神像 春国光新賛 1幅 京都・智積院  
  渡唐天神像  1幅 京都・清浄華院  
  渡唐天神像 狩野元信筆 1幅 京都国立博物館  
  束帯天神像 元信印 1幅  
  渡唐天神像 秀頼印 1幅  
  束帯天神像 雪村筆 1幅  

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。

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