これまでの展示

霊雲院の障壁画―狩野元信晩年期の名作―
2017年6月13日 ~ 2017年7月23日

妙心寺の塔頭・霊雲院の方丈は、後奈良天皇の行幸を仰ぐべく天文12年(1543)に大がかりな改装工事が行われました。どうやら天皇が同院の住持・大休宗休に深く帰依していたことがその発端であったようです。大休は方丈内を飾る障壁画の制作を懇意であった狩野元信(狩野派の二代目 1477~1559)とその一派に委ねましたが、天皇もまた大の元信ファンであり、宮中に彼を呼んで屏風絵を描かせたことも知られています。おそらくはこの点も配慮しての元信の起用だったのでしょう。
障壁画は総計49面(現在は掛幅装)。元信が創始した真・行・草の各種画体が部屋ごとに駆使されるとともに、花鳥、山水、人物がバリエーション豊かに描き分けられています。端正で気品に満ちた元信画の世界をじっくりとご鑑賞ください。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵  
重文 四季花鳥図 狩野元信筆 4幅 霊雲院 音声ガイド
重文 渓山門奇図 伝狩野元信筆 8幅 霊雲院
重文 琴棋書画図 伝狩野元信筆 4幅 霊雲院

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。

京都国立博物館 Twitter

新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のためのお願い

ご来館くださる皆様へ
京都国立博物館からのお願い

↑ ページのトップへ