これまでの展示
- 博物館で桜を見る
- 2022年2月15日 ~ 2022年3月21日
平安時代、花見は節日(祝い事を行う日)に行われる宮中行事でした。「桜狩」とも呼ばれ貴人の遊びとして広まった花見は、鎌倉時代以降武家の間でも流行し、足利義政による大原野の花見(1465年)、豊臣秀吉による吉野の花見(1594年)・醍醐の花見(1598年)などは、のちのちまで語り継がれる盛大なものでした。こうした権力者たちによる花見は、権威の誇示という性質が多分に含まれていましたが、江戸時代になると庶民の間にも浸透し、行楽としての花見は今日ますます盛んとなっています。
コロナ禍以前のように花見を楽しめる日が来るのは、まだ先になりそうです。博物館で、一足早い桜をお楽しみください。
展示作品リスト
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
---|---|---|---|---|
婦女遊楽図屏風 | 2曲1隻 | |||
月下桜図屏風 長沢芦雪筆 | 2曲1隻 | |||
花下遊楽図屏風 | 6曲1双 | |||
牛若丸・桜図 狩野栄信筆 | 3幅対 | 京都国立博物館 (谷口豊三郎氏寄贈) |
||
花見遊楽図屏風 狩野養信筆 | 2曲1隻 | 京都国立博物館 |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(展示期間のみ・有料・館内で貸し出し)。