これまでの展示
- 釈迦堂縁起絵巻
- 2018年6月12日 ~ 2018年7月 8日
近世絵画展示室では、この期間、絵巻の展示をおこないます。
清凉寺に伝わる釈迦堂縁起絵巻は、仏伝と、奝然が請来した本尊釈迦如来像の由来と霊験を描いた作品です。絵を狩野派の二代元信(1477?~1559)筆とする伝承があり、水墨画由来の筆法や緊密な構図法からこれは認められています。また、詞書は元信が関与した他の絵巻にも筆を執った定法寺公助(1453~1538)筆と推定されています。本作は、元信が大和絵の領域でも上質な仕事を成しえた証であり、狩野派の歴史において記念碑的な名品といえます。中世から近世への絵巻の展開を語るうえでも欠かせない重要作品、この機会にじっくりとご覧ください。
展示作品リスト
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
---|---|---|---|---|
重文 | 釈迦堂縁起絵巻 伝狩野元信筆 | 6巻のうち巻1、2、4 | 京都・清凉寺 | 音声ガイド |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。