これまでの展示
- 曾我蕭白―醜美と優美
- 2015年5月12日 ~ 2015年6月 7日
曾我蕭白(1730~81)は、京都の商家に生まれた人です。若くして天涯孤独の身となった蕭白は、遅くとも20歳代末までには絵師としての活動を開始し、伊勢や播磨を遊歴しながら作画生活を送りました。晩年になってようやく京都に定住し、儒者や禅僧らと交友をもったことが知られています。
細密な着色画から粗放な水墨画まで、幅広いスタイルをこなすその作品に一貫しているのは、卓抜した描写力です。時には型紙を用いて描くほどに、技法にこだわっていたことは注目してよいでしょう。また、一見奇怪に思えるような作品にも、たんなる露悪趣味に終わらない妖しい美しさ、観る者を引き付けてやまない魅力が宿っているのです。
展示作品リスト
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
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寒山拾得図屏風 | 2曲1双 | |||
重文 | 寒山拾得図 | 2幅対 | 興聖寺 | 音声ガイド |
達磨図 | 1幅 | |||
鍾馗図 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
後醍醐帝笠置御潜逃図 | 1幅 | |||
太公望図 | 1幅 | |||
富士山図 | 1幅 | |||
山水図 | 2幅対 | 久昌院 | ||
梅に鶏図屏風 | 4曲1隻 |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。