これまでの展示
- 富士山の絵画
- 2017年1月17日 ~ 2017年2月19日
富士山は、日本の絵画のなかでおそらく最もポピュラーなモチーフのひとつでしょう。はやく『万葉集』において日本の象徴と見なされていた富士山は、信仰の対象として、また景観の美しい名所として、現代にいたるまで連綿と描き継がれてきました。
特に江戸時代には、東海道をはじめとする交通網の整備、さらに富士講の拡大にともなう登山者の増大もあって、おびただしい数の富士山図が描かれました。それらは、概念的な名所絵から実見にもとづく絵図のような作品まで、実にバラエティーに富んでいます。
富士山が見えない京都で、富士山の絵画を存分にお楽しみください。
今年もよい一年でありますように。
展示作品リスト
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
---|---|---|---|---|
富士見図屏風 | 6曲1隻 | |||
富士三保松原図屏風 狩野山雪筆 | 6曲1隻 | |||
富士山図 曾我蕭白筆 | 1幅 | |||
四季富士図 円山応挙筆 | 4幅対 | |||
浮島清夏図 中林竹洞筆 | 1幅 | |||
七里ヶ浜図 合川珉和筆 | 1面 | |||
富士山図 ヤン・フレデリック・フェイルケ筆 | 1幅 | |||
富嶽図 原在中筆 | 1幅 | |||
富士見西行図 原在善筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
富士山登龍図 冷泉為恭筆 | 1幅 | 善導寺 |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。