これまでの展示
- 中国の羅漢図
- 2015年7月 7日 ~ 2015年8月 9日
「羅漢」とは「阿羅漢」の略称で、古代インドで「尊敬に値する人」を意味するサンスクリット語を音写したことばです。仏教では、修行を終えて悟りを開いたにもかかわらず、現世の人びとに寄り添って幸福をもたらす超人とされ、とくに中国で厚い信仰を集めました。羅漢の図像はさまざまな奇蹟を起こす場面をともなうこともあり、荘厳さのなかに人間味のある描写が魅力のひとつです。中国の羅漢図は中世以降の日本に数多くもたらされ、日本で描かれた羅漢図の原本になっています。この時期に展示される日本の羅漢図とあわせて、ご鑑賞ください。
展示作品リスト
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | |
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国宝 | 十六羅漢像 | 8幅 | 清凉寺 | ![]() |
重文 | 五百羅漢像 周季常・林庭珪筆 | 10幅 | 大徳寺 | ![]() |
重文 | 十六羅漢像 | 3幅 | 高台寺 | |
重文 | 十六羅漢像 | 3幅 | 東海庵 |
展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。