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中国の草虫図
2016年7月20日 ~ 2016年8月21日

草虫図(そうちゅうず)とは、四季折々の草花とそれに群がる小さな虫たちを描いた絵画のことです。中国ではとくに宋時代から明時代にかけて流行し、その影響は同時代の朝鮮にも及びました。中国の江南地方、江蘇省南部の常州(じょうしゅう)が一大生産地で、常州の旧称の毘陵(ひりょう)の名をとり「毘陵草虫図(ひりょうそうちゅうず)」の名で知られました。筆者には趙昌(ちょうしょう)や銭選(せんせん)といった宋元時代の大画家の名が伝えられていますが、実際には無名の画工の作がほとんどです。とはいえ、草花や虫たちの精緻な描写や表現は驚異的です。普段、私たちが気に留めない足元で命を育む草花や昆虫、小動物たちの小世界をお楽しみください。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵
重文 草虫図 伝江済川筆 2幅 京都国立博物館
草花群虫図 伝紅白川筆 1幅
草虫図 伝趙昌筆 1幅
草虫図 伝趙昌筆 1幅
草虫図 伝銭選筆 1幅
草虫図  伝銭選筆 1幅
草虫図 伝銭選筆 1幅
草虫図 伝銭選筆 1幅 京都国立博物館
重文 蓮池白鷺図 2幅 京都国立博物館 音声ガイド
草虫図 張広筆 1幅
花卉図冊 陳嘉言筆 1帖
宋元花鳥手鑑  1帖
花卉図冊 李鱓筆 2帖 京都国立博物館
花卉鳥虫図冊  許子野筆 1帖

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。

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