これまでの展示

紺紙経 ―輝く仏の言葉―
2019年1月 2日 ~ 2019年2月 3日

陶磁展示室では、この期間、書跡の展示をおこないます。

紺紙経とは、料紙を濃紺に染め、そこに金泥、銀泥、あるいは金銀泥で経文を書写したものです。釈迦の説法は「金口」「金言」と称えられますが、まさにそれを具現化したものが紺紙経です。金泥で書写した経文を輝かせるため、仕上げには猪の牙で文字が磨かれました。『栄花物語』にも、「経の御有様、えもいはずめでたし。あるは紺青を地にて、黄金の泥して書きたれば金泥の経なり」とみえます。亥年の新春にふさわしい紺紙経の、なんとも言えずめでたい有様をご堪能ください。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵  
  華厳経 巻第七十三  1帖 京都国立博物館
(守屋孝蔵氏収集・
守屋美孝氏寄贈)
 
重文 文殊師利問菩提経 1帖 京都国立博物館  
  法華経 巻第一・第二 1帖 京都・宝積寺  
  阿育王太子法益壊目因縁経 1巻 京都国立博物館
(守屋孝蔵氏収集・
守屋美孝氏寄贈)
 
華厳経 巻第三十三残巻
(二月堂焼経)
1巻 京都国立博物館  
重文 一字宝塔法華経 巻第二 1巻 京都・本満寺  
重美 大乗悲分陀利経 巻第六
(中尊寺経)
1巻 京都国立博物館
(守屋孝蔵氏収集・
守屋美孝氏寄贈)
音声ガイド
重美 大智度論 巻第二十
(神護寺経)
1巻 京都国立博物館
(守屋孝蔵氏収集・
守屋美孝氏寄贈)
音声ガイド
神護寺経経帙 1枚 京都国立博物館  
  黒漆神護寺経櫃 1合 京都国立博物館  

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。

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