こんにちリン!
トラりんだリン!
11月27日まで京博で開催されていた、特別展覧会「没後150年 坂本龍馬」は楽しんでもらえたかな?
会期中たくさんのことを教えてくれた宮川研究員が、京都国立博物館所蔵「近世珍話(きんせいちんわ)」の中にある
「虎」のお話をしてくれたよ!
(「近世珍話」は、慶応3年に描かれた小形の絵巻物だよ!
現在、この作品の展示はされていないの。ごめリン・・・)
登場人物は龍馬さんと同じ時代に生きた、芹沢 鴨(せりざわ かも)さん。
鴨さんは新選組の初代筆頭局長だった人だリン。
あるとき、京都に虎がやってきて見世物として公開されていたらしいんだ。
当時本物の虎を見たことがない人がたくさん集まったお陰で、見世物小屋は大繁盛!
それを知った鴨さんは、「本物の虎のはずがない。人が虎の皮を被って操り、お金儲けをしているに違いない。」と、考えたそうだよ。
そうして見世物小屋へ向かい、悪事を暴いてやろうと虎の皮を剥がそうとしたところ、なんとその虎は本物!
逆に、鴨さんが虎にやられてしまったんだって。
ちなみに、この虎が、鴨さんに噛み付いたと言われる虎!
乱暴な振る舞いをすると言われていた鴨さんだから、こういう話が伝えられているのかもしれないけど・・・
この虎の気持ちがわかるリン・・・
ボクもたまに、鴨さんのようなことを言われるリン!
そういうときは、とっても悲しい気持ちになるから・・・
ボクも今度から「がおー!」しちゃうぞっ☆
※トラりんはガラスのハートの持ち主なので、鴨さんと同様の発言は心にしまっておいてあげてください。
(トラりんスタッフより)
↓3つの特集陳列を開催中だリン♪
■「とりづくし―干支を愛でる―」
2016年12月13日(火)~2017年1月15日(日)
平成知新館(2F-1、2)
■「生誕300年 伊藤若冲」
2016年12月13日(火)~2017年1月15日(日)
平成知新館(2F-3~5)
■「皇室の御寺 泉涌寺」
2016年12月13日(火)~2017年2月5日(日)
平成知新館(1F-2、3、5)