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BLOGBLOG

2020年1月24日

特集展示「神像と獅子・狛犬」を見に行くリン♪

特集展示「神像と獅子・狛犬」を見に行くリン♪

こんにちリン!
トラりんだリン!

torarin

みんな、「虎ブログ」楽しみにしてくれていたー?

2020年を迎えてから、

新春特集展示「子づくし─干支を愛でる─」
2020(令和2)年1月2日(木) ~ 2月2日(日)

特集展示 京都御所障壁画 紫宸殿
会期:2020(令和2)年1月2日(木) ~ 2月2日(日)

を紹介したよ☆

今日はいよいよ...

特集展示「神像と獅子・狛犬」(平成知新館1F-1)を見に行くリーン♪

いっしょに展示を見てくれるのは、淺湫研究員☆

淺湫研究員:トラりん、久しぶりだね。
今日もよろしくね。

torarin

トラりん:淺湫研究員―!
「虎ブログ」に来てくれてありがとリーン♪
特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」以来だね☆
なにして遊ぶ―?

淺湫研究員:おっと、トラりん。
今日は、展示室へ特集展示「神像と獅子・狛犬」を見に行くんじゃなかった?

トラりん:あ☆

淺湫研究員:みんなに見てもらいたい作品がたくさんあるんだ。
きっと、気に入ると思うよ。

トラりん:うんっ!
とっても楽しみだリン♪
淺湫研究員、どうぞよろしくリン♪
それじゃあ...

2人:\展示室に出発―!/
torarin




淺湫研究員:まずは、「男神坐像(だんしんざぞう)(京都・薭田野神社所蔵)」を見てみよう。

torarin

トラりん:ダンシン☆
お上品で、とってもえらいひとのように見えるリン!

淺湫研究員:そうなんだよ。
神様の像なんだけど、当時の貴族のすがたであらわされてるんだ。
あたまには冠(かんむり)をかぶって、袍(ほう)とよばれる服を着て、手には笏(しゃく)を手にしてるよ。
笏とはもともとはメモ用紙のような役目をしていたんだけど、のちには偉い人のシンボルになった持ち物なんだよ。

torarin

トラりん:えっ?!メモ用紙?!!
ボクも、えらいひとが持っているイメージだよ☆
いろいろな場面で見かける笏が、そんなふうに使われていたなんて知らなかったリン!

淺湫研究員:つづいては、「重要文化財 大将軍神坐像(だいしょうぐんしんざぞう) (京都・大将軍八神社所蔵)」だよ。

torarin

トラりん:ハッ!!
こちらの像は、すごく強そうだね!
よろいを着ているみたいだけど、戦いに出発するところなのかな?

淺湫研究員:これも神様の像なんだけど、京の都を守る守護神なので、四天王のような兜とよろいを身にまとって、手には太刀をもっているよ。
顔も恐ろしげで、なにか悪いものを退治するときの表情だね。
このように、神様のすがたには、穏やかな貴族のような姿のものもあり、甲冑を身につけた武将のようなものもあり、さまざまな姿をしているんだね。
女神さまの中には子供を抱いているものもあるんだ。
むかしの人は神様のすがたを、このように想像していたんだね。

torarin

トラりん:強そうな神様もいれば、優しい神様もいるんだね!
正反対にあらわされているけど、みんなの願いが込められた、いろいろなすがたの神様がいるリン☆

淺湫研究員:さいごは、こちらの作品。
「重要文化財 獅子 一対 (滋賀・大宝神社所蔵)」だよ。

torarin

トラりん:来たーーーーーっ!
ボク、獅子だいすきだリン♪
とってもかっこいいよね!!(ボクみたいに☆)
でも、狛犬りんはいないの?

淺湫研究員:そう、これは角のある狛犬との組み合わせではなくて、角のない獅子2頭の組み合わせなんだよ。
珍しいよね。
これは鎌倉時代のはじめころにつくられたんだ。
とっても力強いすがたで、ちょっと怖いなと思った人もいるかもしれないね。
まるで獰猛(どうもう)な犬のよう。
当時の日本人は獅子をみたことがなかったから、恐ろしげな動物から想像して、このような姿でつくったのかもしれないね。
でも平安時代の人は、獅子をもう少し穏やかなすがたで想像していたみたいだよ。
それが鎌倉時代に入ると、仏像の流行と同じで、荒々しく、現実感あふれる姿であらわすようになったんだ

torarin

トラりん:獅子・狛犬にもそれぞれの表情があって、見ていてとっても楽しいリン♪

淺湫研究員:今回の特集展示では、われわれのご先祖さまが、どのようなすがたとして神様を想像していたのか、じっくり見てほしいよ。
また獅子・狛犬も、荒々しいすがたのものだけでなく、前足をちょこんと出した子犬のようなすがたのものもあるから、たのしんでほしいな。
仏像にはない魅力が満載だよ。

トラりん:淺湫研究員、今日も素晴らしい作品のお話を聞かせてくれてありがとリン☆

淺湫研究員:トラりん、今回はこれで終わりじゃないんだ。
特別公開 修理完成記念「地蔵菩薩坐像(じぞうぼさつざぞう)(舞鶴市・善福寺所蔵)」を紹介するよ。

torarin

トラりん:なんと!
特別って言われると、わくわくするリン♪

淺湫研究員:修理の前は後世に施された彩色がべったりとぬられていて、ちょっと残念なすがたになっていたんだけど、今回の修理ではそれを取ったから、承安5年(1175年)につくられたころのハンサムなすがたをとりもどしたよ。

修理前☆
torarin
写真:京都府教育委員会

修理後☆
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トラりん:本当だ!!
お化粧していたようだったけど、素敵な姿があらわれたリン☆

淺湫研究員:彫刻展示室では、3月22日(日)まで特集展示「神像と獅子・狛犬」特別公開「修理完成記念 舞鶴市・善福寺の地蔵菩薩坐像」に加えて、「日本の彫刻」の3つの展示を楽しんでもらうことができるよ。

2人:\どうぞ、お見逃しなくっ!/

torarin




おまけ☆

大正時代から続いている京博の「土曜講座」が、2月8日に

_人人人人人人人人人_
> 1900回記念 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

を迎えるリン☆。・

この日は、佐々木 丞平館長による「京都国立博物館の過去・現在・未来Ⅱ」を行うよ!

しかも会場は、明治古都館!
詳細はこちら

特別―☆

torarin




特集展示「神像と獅子・狛犬」
■会期:2020(令和2)年1月2日(木) ~ 3月22日(日)
■会場:京都国立博物館 平成知新館 1F-1
■交通:JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス
■休館日:月曜日
 ※ただし2020年2月24日(月・休)は開館し、翌2月25日(火)を休館
■開館時間:
 火~木・日曜日、3月6日・7日・13日・14日:
 9:30~17:00(入館は16:30まで)
 金・土曜日(3月6日・7日・13日・14日を除く):
 9:30~20:00(入館は19:30まで)

■観覧料:
 一般  520円(410円)
 大学生 260円(210円)
 高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。
 ※( )内は20名以上の団体料金。
 ※大学生の方は学生証をご提示ください。
 ※障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は、観覧料が無料になります。
 (*) 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳
 ※キャンパスメンバーズは、学生証または教職員証をご提示いただくと無料になります。

torarin

2020年1月17日

特集展示「京都御所障壁画 紫宸殿」を見に行くリン♪

特集展示「京都御所障壁画 紫宸殿」を見に行くリン♪

こんにちリン!
トラりんだリン!

torarin

みんな、新春特集展示「子づくし─干支を愛でる─」は楽しんでくれているかな?

今年の干支のネズミにまつわるかわいい作品を、たくさん見てもらえるリン♪
虎ブログ「新春特集展示「子づくし─干支を愛でる─」を見に行くリン♪」

「子づくし」とあわせて、京博ではいま3つの特集展示を行っているよ☆

今日は、そのうちのひとつ、特集展示「京都御所障壁画 紫宸殿(ししんでん)」(平成知新館2F-4)を見に行く約束をしているんだけど...
お正月にごはんを食べ過ぎたせいか、胃が大きくなって、いつもよりすぐにお腹が空いてしまうリン!

あー、お餅食べたい。

福士研究員:トラりんはお正月を楽しく過ごしたかな?
今回もよろしくね。

torarin

トラりん:福士研究員☆
ねーねー、お正月にお餅たくさん食べた?
ボクなんて、朝・昼・晩で...

福士研究員:そっかぁ、トラりんはそんなに展示を楽しみにしてくれてたんだね!

トラりん:え?

福士研究員:うんうん、トラりんはきっとこの展示を好きになってくれると思ってたんだよ!

トラりん:お餅...

福士研究員:それじゃあ、素晴らしい作品を見に行こう。
展示室に出発―!
torarin




トラりん:福士研究員とお餅の話したかったのにっ=3
それで、今回のタイトルにもある「紫宸殿」ってなぁに?

福士研究員:特集展示「初公開!天皇の即位図」の虎ブログでもちらっと紹介したけど、紫宸殿は、内裏(現在の京都御所)に建つさまざまな殿舎のなかでも最も格式が高く、その中心となる御殿なんだよ。

トラりん:紫宸殿の中にある高御座(たかみくら)に座る、霊元天皇の姿を見たよね☆
天皇の姿がはっきりと描かれた即位図は珍しいと教えてもらったリン!

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福士研究員:その最も格式が高い紫宸殿の母屋と北庇(きたびさし)を仕切る障壁画が「賢聖障子(けんじょうのしょうじ)」だよ。
内裏は、歴史上たび重なる火災に見舞われながらもその都度再建されてきたんだ。
現在の京都御所は安政2年(1855)に造営されたものなんだよ。
内部を飾る障壁画の多くはその時新調されているんだけど、じつは焼失をまぬがれた紫宸殿の賢聖障子は、寛政4年(1792)に制作されたものが残っているんだ。

トラりん:そうなんだ!
火災にあいながらも、今に伝えられたなんて、とってもドラマチックだリン!

福士研究員:さっそく「賢聖障子(けんじょうのしょうじ) 住吉広行(すみよしひろゆき)筆 (宮内庁京都事務所所蔵)」を見てみよう。

torarin

トラりん:ん?!
これぜんぶ?!
とっても大きいリン!!

福士研究員:そう!まずはこの大きさを体感してほしいな。
高さ約2.5メートル、横幅約2.6メートルの大きな障子が9面並ぶようすは壮観でしょ。
2.5メートルというと、僕の身長が178㎝だから、そのちょうど1.40449438倍ということになるね。

トラりん:全然キリがよくないリン...
お正月早々、かえってわかりにくいからやめてほしいリン。

福士研究員:そう?
まあ、ミニバスのゴールの高さと同じくらいと言えばわかりやすいかな。

トラりん: 微妙だリン。

福士研究員:中央の一面に獅子狛犬と瑞獣(ずいじゅう)である負文亀(ふぶんき)が、残る八面には中国・殷(いん)時代から唐時代にいたる賢臣(けんしん)が各面4人、計32人描かれていて、上部に貼られた色紙には人物の名前や功績が記されるという形式がほぼ決まっているよ。
なんと、平安時代から描かれているという長い歴史をもつ絵なんだ。

トラりん:あ、本当だ☆
獅子狛犬も、負文亀もすごくかっこいいリンっ!!
ほかは、どれも色鮮やかな着物を着たひとと文字が描かれているね☆

torarin
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福士研究員:トラりん、獅子狛犬が描かれたところをよく見てごらん。
扉がついているのがわかるかな?

トラりん:本当だ!
絵の中に扉があるリン☆
あれ?
ほかにも扉がついている画面があるよ!

福士研究員:獅子狛犬が描かれた中央の扉は、儀式の際に天皇が通るところなんだよ。
そして、そのほかに2か所ある扉は、儀式に奉仕する人々が通るところなんだ。

トラりん:そうなんだ!
普通の襖と違って動かないから、絵の部分にドアを作っているんだね!

福士研究員:描いたのは幕府の御用絵師・住吉広行。
寛政度に制作された賢聖障子は、幕府儒官(ばくふじゅかん)・柴野栗山(しばのりつざん)が主導して綿密に図様考証を行い、何度も下絵の修正が行われたため、殿舎の造営から約2年遅れて完成したんだ。
人物の服装や持ち物、ポーズにいたるまで、徹底的に検討が行われたことが知られているよ。
重要な儀式を執り行う格式の高い場所を飾る障壁画だからこそ、時間をかけてのちのちの手本となるような絵に仕上げようとしたんだね。

トラりん:2年!
伝統を受け継いでいくために、時間をかけて大切に描かれたことが伝わってくるリン☆

福士研究員:いまの紫宸殿には昭和40年代に制作された模本が立てられていて、原本は別に保管されているから、原本9面すべてが公開されるこの特集展示はものすごく貴重な機会!
文化14年(1817)に即位した仁孝天皇以降、明治・大正・昭和にいたる歴代天皇の即位を見守ってきた障壁画と考えたら、感慨深いよねえ。
9面全てが御所の外で公開されるのは、なんと今回が初めてなんだ!
だから...

2人:
\見逃せないっ!!/

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1月25日の「土曜講座」は、今回紹介した特集展示の関連講座
「江戸時代後期、御所造営にともなう賢聖障子の製作過程」(講師:帝京大学准教授 鎌田 純子 氏)を開催するリン♪

そして、2月22日の「土曜講座」は、福士研究員による「近世の画家のスケッチ」だよ♪
次の名品ギャラリー「画家のスケッチ」(会期:2020年2月4日(火)~3月22日(日))の関連講座☆
どちらも展示と合わせて楽しんでもらえたら、うれしいリン♪

さ・ら・に☆
福士研究員がちいさいおともだちにもわかりやすく解説している
「博物館Dictionary No.218」も、ぜひ読んでほしいリン!
「賢聖障子」に描かれた中国古代の人物のお名前も書かれているから、子虎にもわかりやすいリン♪
博物館Dictionary No.218(PDF版)

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カリスマ販売員:福士研究員もお話ししてくれている、
『トラりんと学ぶ日本の美術① 王朝の雅』も
好評発売中!!


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『トラりんと学ぶ日本の美術  ①』(淡交社)刊行記念
トラりんのサイン会 開催決定!!

■日時:2020年1月26日(日)15時より
■会場:大垣書店イオンモール京都桂川店
■詳細はこちら☆
大垣書店:【1/26開催】トラりんサイン会 のお知らせ



特集展示 京都御所障壁画 紫宸殿
■会期:2020(令和2)年1月2日(木) ~ 2月2日(日)
■会場:京都国立博物館 平成知新館 2F-4
■交通:JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス
■休館日:月曜日
 ※ただし2020年1月13日(月・祝)は開館し、翌1月14日(火)を休館
■開館時間:
 火~木・日曜日:9:30~17:00(入館は16:30まで)
 金・土曜日:9:30~20:00(入館は19:30まで)

■観覧料:
 一般  520円(410円)
 大学生 260円(210円)
 高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。
 ※( )内は20名以上の団体料金。
 ※大学生の方は学生証をご提示ください。
 ※障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は、観覧料が無料になります。
 (*) 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳
 ※キャンパスメンバーズは、学生証または教職員証をご提示いただくと無料になります。

■関連土曜講座:
 1月25日(土)13:30~15:00
 「江戸時代後期、御所造営にともなう賢聖障子の製作過程」
 講師:鎌田 純子 氏(帝京大学 准教授)
 詳細はこちら

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2020年1月10日

新春特集展示「子づくし─干支を愛でる─」を見に行くリン♪

新春特集展示「子づくし─干支を愛でる─」を見に行くリン♪

こんにちリン!
トラりんだリン!

torarin

明けましておめでとリン☆。・
今年もどうぞよろしくお願いしますリン♪

京博では、今年も素晴らしい展示やイベントを用意しているから、楽しみにしていてほしいリン!

なんせ、いまも3つの特集展示を開催しているんだからー☆

_人人人人人人人_
> どどーん! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

■新春特集展示「子づくし─干支を愛でる─」
会期:2020(令和2)年1月2日(木)~ 2月2日(日)

■特集展示「京都御所障壁画 紫宸殿」
会期:2020(令和2)年1月2日(木)~ 2月2日(日)

■特集展示「神像と獅子・狛犬」
会期:2020(令和2)年1月2日(木)~ 3月22日(日)

どの展示も、とっても気になるでしょ?!
京博でうるうるした瞳で、みんなのこと待っているね♪

今回は、2020年 初「虎ブログ」☆
気合が入るリン!

永島研究員:トラりん、明けましておめでとう。
2020年 初「虎ブログ」、どうぞよろしくね。

torarin

トラりん:永島研究員☆
今年もよろしくリン♪
今日は、新年にふさわしい恒例の「あの」展示を見せてくれるんだよね?!

永島研究員:そう、恒例の干支にちなんだ特集展示、
新春特集展示「子(ね)づくし─干支を愛でる─」(平成知新館1F-2)を紹介するよ!
京都国立博物館では明治時代にも「新年陳列」として干支にちなんだ作品を展示していたんだけど、なんとネズミの登場は今回が初めて!

トラりん:そうなんだ!
ボクはトラを待ちわびているけど、「初」がいっぱいでわくわくするリン♪

永島研究員:今年もかわいい作品がたくさん集まっているよ。
それでは、2020年初「虎ブログ」...

2人:\展示室を見てよう―☆/

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永島研究員:まずは、「からくり人形 大黒と鼠(だいこくとねずみ) 入江波光(いりえはこう)コレクション・入江酉一郎(いりえゆういちろう)氏寄贈(京都国立博物館所蔵)」を紹介するね。

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トラりん:小さいネズミりん、カ・ワ・イ・イ!!
思ったより、いろいろな色の子がいたリン☆
みんな、なにをしているんだろう?
踊っているのかな?
からくり人形は、どんな動きをするのかもとっても気になるリン♪

永島研究員:このからくり人形は、大黒さまの袋からネズミが飛び出して、反対側の箱に入る仕掛け。
ネズミは七福神のひとり、大黒さまの使いとして一緒にあらわされるよ。
ネズミに窮地(きゅうち)を助けられたという逸話をもつ日本の神様、大国主神(おおくにぬしのかみ)が、インドから伝わった台所の神様、大黒天(だいこくてん)と漢字の読み音が通じるために一体化して富と豊穣をもたらす大黒さまとなり、その使いであるネズミとコンビになったんだよ。

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トラりん:チョロチョロと動き回る姿を想像すると、かわいいね!
大黒りんも、穏やかで優しそうな表情をしているリン♪
ネズミりんは、大黒りんを救って使いになったのかぁ...
トラは誰の使いなんだろう☆

永島研究員:つづいては、「重要文化財 源氏物語画帖(げんじものがたりがじょう)「初音(はつね)」土佐光吉(とさみつよし)筆(京都国立博物館所蔵)」だよ。

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トラりん:「京博のお正月」のチラシで見た作品だリン♪
色鮮やかでとっても美しい作品だけど、子づくしの展示だから、どこかにネズミりんがいるのかな?
うーん...見つけられないリン!

永島研究員:残念ながら、この作品はネズミが描かれているわけじゃないんだ。
日本の宮廷には、正月の最初の子(ね)の日=初子(はつね)に、長寿を願って小さな松を根ごと引き抜くという年中行事があったんだ。
この『源氏物語』の「初音」の帖(じょう)は、子と根に、さらに音(ね)の字をかけた和歌が詠まれていて、とっても有名。
源氏君の前に置かれている鶯の造り物をつけた松枝に注目してね。

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トラりん:これは十二支の「子(ね)」に関係する行事の作品だったんだね☆
「源氏物語」にも、こんなふうに干支を感じられる場面があったなんて知らなかったリン!
おともだちのみんなにも、ぜひ展示室で見てもらいたいリン♪

永島研究員:さいごは、こちらの作品。
「蝋燭に鼠根付(ろうそくにねずみねつけ) 線刻銘(せんこくめい)「岡友(おかとも)」(京都国立博物館所蔵)」だよ。
根付は、印籠(いんろう)などを帯に留めるためのストッパーとして使うよ。

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トラりん:根付っていろいろなデザインがあるよね♪
むかしのひとは、本当におしゃれだリン!
このネズミりんは、どんなときに身につけられたんだろう?
とってもかわいいリン♪
毛並みや足のシワまで細かいところも再現されていて、まるで本物みたいだリン!
いまにも動き出しそうだよ☆
ろうそくをかじっているけど...ろうそくって食べられるの?!

永島研究員:中世の絵巻物には燈明(とうみょう)の油をなめるネズミがよく描かれるけど、和蝋燭(わろうそく)もネズミの好物だったみたい。
お尻の部分に「岡友(おかとも)」という銘があることから、京都・東山に住んだと伝えられる動物根付の名手・岡友の作だとわかるよ。
東山といえば、京博が建っているのも東山。
モデルとなった白鼠も、この界隈の出身だったかもしれないね。

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トラりん:そうなんだ!
もし、このネズミりんがボクと同じ東山生まれだとしたら、身近に感じられてうれしいリン♪
おともだちになりたい☆

永島研究員:仲良しに...なれるかなぁ?
トラりんのほうが体が大きいから、びっくりさせないようにしなくちゃね。

トラりん:そっ...と優しさで包むリンっ♪
今年も、とってもかわいい干支をモチーフにした作品をたくさん見ることができたリン♪
新しい1年がはじまったー!って思えたよ☆

永島研究員:ほかにもいろんな分野の作品を展示しているので、美術の世界でむかしから活躍してきたネズミの姿を楽しんでほしいな。

2人:\チュー♪/
torarin




おまけ☆

2019年の「亥づくし」でも紹介した「新羅十二支像護石拓本(しらぎじゅうにしぞうごせきたくほん)(京都国立博物館所蔵)」も見つけたリン♪
今年は「子像(ねぞう)」の展示☆

torarin



2月1日の「土曜講座」は、永島研究員による、新春特集展示「子づくし―干支を愛でる―」関連講座「おそるべきねずみたち」を開催するリン☆
このタイトル、すごい気になるー!!

torarin
※こんな「おそるべき」ではありません。(京博スタッフ談)



新春特集展示 子づくし─干支を愛でる─
■会期:2020(令和2)年1月2日(木) ~ 2月2日(日)
■会場:京都国立博物館 平成知新館1F-2
■交通:JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス
■休館日:月曜日
 ※ただし2020年1月13日(月・祝)は開館し、翌1月14日(火)を休館
■開館時間:
 火~木・日曜日:9:30~17:00(入館は16:30まで)
 金・土曜日:9:30~20:00(入館は19:30まで)

■観覧料:
 一般  520円(410円)
 大学生 260円(210円)
 高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。
 ※( )内は20名以上の団体料金。
 ※大学生の方は学生証をご提示ください。
 ※障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は、観覧料が無料になります。
 (*) 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳
 ※キャンパスメンバーズは、学生証または教職員証をご提示いただくと無料になります。

■関連土曜講座:
 2月1日(土)13:30~15:00
 「おそるべきねずみたち」
 詳細はこちら

新春イベント「芸舞妓 春の舞」もお見逃しなく!/
京博の新春イベントのご案内




カリスマ販売員:永島研究員も登場してくれている、
『トラりんと学ぶ日本の美術① 王朝の雅』も
好評発売中!!


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