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2022年11月18日

特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」Part 2

特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」Part 2

こんばんリン!
トラりんだリン!

torarin

特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」 後期展示がスタートしたリン!
会期中の金・土曜日は、夜20時まで開館しているから、きょうは夜の博物館から、虎ブログをお届けするよ!一緒に展示室に行くのはこの2人!
\ばっ☆/
画像(羽田研究員、森橋研究員、登場)

華麗な泳ぎでボクたちを茶の湯の世界へといざなう
羽田研究員!
画像(羽田研究員、登場)

そして、
初登場!森橋研究員!
(ぱちぱちぱち☆)
画像(森橋研究員、登場)

morihashi(森橋研究員)
あらためまして、トラりん。中国絵画を担当している研究員の森橋です。去年の7月に京博に着任して、あっという間に京博2年生になったよ。

torarin(トラりん)
祝!2年生!やっと虎ブログで会えたね!
森橋研究員の担当している中国絵画には、ボクが溶け込めそうなすいぼくがもたくさん!一緒に展示室に行くのが楽しみだリーン!
(森橋研究員は大きい動物が苦手じゃないようで、ホッ...)過去の虎ブログ

torarinmorihashihada
それじゃあ、後期展示を見に行こう!

torarin
ナイトミュージアム、盛り上がってきたぁあ!!
忘れられない夜が来る予感☆
(テンション上がるボク)
画像(トラりん、森橋研究員、羽田研究員、3人並んでポーズ)




morihashi
今回の展覧会は会期8週間のなかで、たくさんの作品が入れ替わるんだ。書画は大半が展示替えをおこなうので、また違った雰囲気を楽しめると思うよ。それから、前期では東山御物(ひがしやまごもつ・足利将軍家の旧蔵品)で彩られていた1F-2展示室が、後期になると桃山茶陶の名品がずらりと並ぶ、というように大胆に変化するところもあって見どころのひとつだよ。

torarin
おともだちのみんな、聞いた?今回の展覧会は何度でも楽しめるリン♪
前期展示を見たおともだちも、ぜひ新たな気持ちで後期展示を見に来てね!
この作品はいつ展示されているのかな?と思ったら、出品一覧を見るのがオススメだリン!
出品一覧

morihashi
それでは2階に行ってみよう!まず紹介したいのは、「重要文化財 遠浦帰帆図(えんぽきはんず) 伝牧谿(もっけい)筆 (京都国立博物館所蔵)」<2F-3 後期展示>だよ。「遠浦帰帆図」は京博自慢の一点だから、トラりんも知ってるよね?

画像(作品)

torarin
もちろんだリン!ボクも大好きな作品だよ。あらためていろいろ教えてほしいリン☆

morihashi
床の間風に設えた空間で、「国宝 青磁下蕪花瓶(せいじしもかぶらかへい)(東京・東京・アルカンシエール美術財団所蔵)」<2F-3 通期展示>と、東山御物として有名な伝牧谿の「遠浦帰帆図」を一緒に鑑賞できるというとても贅沢な展示になっているよ。「遠浦帰帆図」は去年、解体修理が終わってから、今回の展示が初お披露目になるんだ。折れが生じていた本紙が改善して、画がすっきりとよく見えるようになったよ。

torarin
本物のお茶室の床の間みたいで素敵だリン!牧谿さんはどんな人だったの?

morihashi
作者と考えられている牧谿は、中国・南宋時代の終わりごろに活躍した禅僧画家で、日本でとっても尊敬されていたんだ。今回の展覧会にはたくさんの牧谿筆とされる作品があるよ。牧谿は彩色をほどこさない水墨画で山水や龍虎、芦雁(ろがん)や花卉(かき)などいろいろな画題を描いたんだ。この「遠浦帰帆図」も墨一色だけど、淡い墨を効果的に使って吹きつける風や立ちこめる霧、夕方に刻々と変化する太陽の光まで、微妙なニュアンスをよくとらえているよ。

torarin
あ!舟を発見☆

morihashi
そう、この作品を見て最初に目につくのがまずこの2艘の舟だね。強い風に押されるように、岸に急いでいるよ。左側にある木々が大きく揺れていることからも、風が強い日だということが伝わってくるね。木々の隙間にのぞく家屋は、お店か漁村かな?家屋のそばにいる人影は、岸辺で舟を待っているのかな?など、情景全体が見えてくると、さらに想像が膨らんでくるんじゃないかな。

torarin
ほんとだー!じっくり見つめていると、色んな発見ができて面白いリン!シンプルに描かれているからこそ、いまじねーしょんがかきたてられるね!

画像(作品)

morihashi
照明のあて方で見え方がすごく変わるから、この絵の魅力が伝わるように調整するのは、とても苦労したよ。

torarin
作品の繊細な美しさをおともだちに伝えたくて、研究員はがんばっているんだリン!
ちなみに、下からのぞき込むように見上げると、作品が見やすいよ☆(トラ知識)

画像(作品)

morihashi
続いて紹介するのは、「重要文化財 茉莉花図(まつりかず) 伝趙昌(ちょうしょう)筆 (東京・常盤山文庫所蔵)」<2F-3 後期展示>だよ。

画像(作品)

torarin
予習ブログのとき、チラシで見たお花! 茉莉花は、ジャスミンのことだよね!

morihashi
そうそう、トラりん、よく勉強しているね。
茉莉花は、南方の暖かい地域に咲く白くてとてもいい香りのするお花。最近では日本でも一般的になってきたけど、ジャスミンティー(中国語では茉莉花茶)のようにお茶としても広く親しまれているね。この「茉莉花図」は東山御物で、茶席の掛物として近世の茶会記にたびたび登場する名品なんだ。ただ、何の花かはあまりなじみがなかったようで、単に「花の図」と記録されていることが多いよ。卯の花と鑑定されたこともあったみたい。

torarin
ボクもジャスミンティーはよく飲むけど、ジャスミンのお花のことはよく知らなかったリン!

morihashi
この絵は北宋の趙昌という画家の作品とされてきたけど、現在はもう少し時代の下がる南宋時代の宮廷画家の制作と考えられているよ。つぼみや次第に花弁を開いていく花、ひるがえる葉やそれを支える枝など、よく観察して描いていることがわかるよ。繊細で生命感にあふれた表現は宋時代の絵画の魅力だね。

画像(作品)

torarin
うんうん、茉莉花りん、とっても生き生きしているね!
それに、白いお花なのに立体的に見えるのがすごいリン!

morihashi
緑っぽい色でうっすらと自然なふちどりを入れて、濃い色や薄い色を効果的に使っているよ。白い色もハイライトを効果的に使うことで立体感を持たせることができるんだ。お化粧と一緒だね!

torarin
なるほど!おしゃれが好きなおともだちのみんな、お化粧するときは茉莉花りんを思い出すとバッチリきまるリン!



hada(羽田研究員)
つづいて「君台観左右帳記(くんたいかんそうちょうき)(東北大学附属図書館所蔵)」<2F-3 通期展示(巻替あり)>を紹介するよ。

torarin
羽田研究員、ありがとリン!長い巻物だね。


画像(作品)

hada
室町幕府の将軍邸での茶会は、「会所(かいしょ)」と呼ばれる座敷でおこなわれ、室内は中国からもたらされた文物「唐物(からもの)」で飾られていたんだ。こちらは、将軍に仕えて、唐物を管理していた同朋衆(どうぼうしゅう)がまとめた座敷飾りの本。どんなものをどういう風に飾るかをまとめた、いわば虎の巻みたいなものだね。

torarin
お座敷にあるいろんなものが描いてあって、見ていて楽しいリン♪
これは「ようかん」って書いてある!?(きらーん☆)

画像(作品)

hada
これは「薬器」だよ!漢字の横に「ヤツキ」とふりがながふってあるね。くずし字だから、羊羹の「羹」の字に見えなくもないな。恐るべしトラりん、すべて食べ物に結び付けている...

torarin
(描いてみた☆ 形は栗きんとんかと思ったリン☆)
画像(薬器イラスト)

hada
「薬器」というのは、抹茶を入れる器・茶入のこと。この作品は、当時日本でどういったものが評価されていたか、茶道具や美術品に対する価値観を知ることができる点で、とても重要なんだよ。

torarin
なるほど!これを見たら、お茶を愛する人がそろえていたアイテムが分かるリン!

hada
では「国宝 清拙正澄墨蹟・遺偈(せいせつしょうちょうぼくせき・ゆいげ)(棺割の墨蹟・毘嵐巻(かんわりのぼくせき・びらんかん))(東京・常盤山文庫所蔵)」<2F-4 後期展示>を見てみよう。

画像(作品)

torarin
な、ながい名前だリン!!!
ん?どうしたの?

hada
書から発されるエネルギーに、思わず圧倒されてしまった。胸を打たれる作品だね。
清拙正澄は中国・元時代の禅僧。嘉暦元年(1326)に来日して、鎌倉の建長寺、浄智寺、円覚寺、のちに後醍醐天皇の勅命によって京都の南禅寺、建仁寺の住職をつとめたよ。この墨蹟は、死期を悟った清拙が、弟子のために筆をとった最後の書なんだ。

torarin
そうなんだ!とても亡くなる前とは思えない、力強さを感じる書だリン...!

hada
清拙の墨蹟は他にも展示されているから、見比べてみるのも面白いのではないかな。

torarin
「ゆいげ」や「びらんかん」はどういう意味?

hada
「遺偈(ゆいげ)」というのは死を前にして書き残された、いわば辞世の句。この墨蹟は、臨終に間に合わなかった弟子が棺の前で号泣していると、清拙がにわかに目を開き、この遺偈を授けたという逸話から、「棺割の墨蹟(かんわりのぼくせき)」とも呼ばれるよ。

torarin
なんと、よみがえったリン!どうして!?

hada
禅宗では、師匠から弟子へと法(禅の教え)を受け継ぐことが何より大切だったんだ。清拙は死の間際まで、弟子に法を授けようという強い思いがあったんだね。
ちなみに「毘嵐巻」というのは、最初の3文字から取ったものだよ。

画像(作品)

torarin
ほんとだ、最初の3文字だ!
(「昆布巻」に見えたけど、これは内緒にしておこう...☆)

hada
・・・(トラりん、おいしそうな顔して、また食べ物に結び付けているのかな。発見は鑑賞の第一歩!楽しんでもらえて嬉しいな)

torarin
最後の大きな1文字は何だろう?

hada
これは花押(かおう)というサインだね。実物から伝わってくる迫力を、ぜひ確かめてもらいたいな。

torarin
図録で見るより、はるかに大きいリン!これが書の力なのか...!

hada
茶会では、こうした禅僧の書を掛けるのがもっとも格式が高いとされたよ。そうして、お寺だけでなく、茶の湯を伝えてきたそれぞれの時代の人の元で大事にされて、現在まで伝えられてきたんだね。

morihashi
展覧会では、茶の湯を形作ってきた日本人の美意識やおもてなしの心を感じてほしいな。

torarin
森橋研究員、羽田研究員、ありがとうリン!
「特別展 京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」は、12月4日(日)まで!
会期中、金・土は、20時まで開館しているから、夜の博物館も楽しんでね!

画像(3人)

morihashi
きょうトラりんとお話しした内容も書いてあるから、ぜひ図録も手に取ってみてくださいね!

(栗きんとんと昆布巻...)
画像(図録)

hada
ところで森橋さん、髪型寄せてない?

morihashi
...羽田さんの背中を見て、日々勉強させていただいていますので。

画像(髪型が似ている二人(と一匹))




\おうちで楽しむ京博/

■虎ブログ
特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」予習編
特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」Part 1

■特別展鑑賞ガイド(PDF)
茶の湯のイロハ(日本語版)
Special Exhibition Guide: Chanoyu and Tea in Japan (English)
观赏指南:日本饮茶文化 "茶之汤" (简体中文)
전시 감상 가이드 차노유 첫걸음(한글)




\展覧会概要/
特別展 京(みやこ)に生きる文化 茶の湯
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のためのお願いにご理解・ご協力賜りますようお願い申し上げます。
会期等は今後の諸事情により変更する場合があります。随時、京博ウェブサイトや公式Twitterにてお知らせいたしますので、ご来館の際は最新情報をご確認ください。
※本展はご予約不要でご覧いただけます。

■会期:
2022年10月8日(土)~12月4日(日)
■会場:
京都国立博物館 平成知新館
■休館日:
月曜日
※ただし10月10日(月・祝)は開館、翌11日(火)休館
■開館時間:
火~木・日 9:00~17:30(入館は17:00まで)
金・土   9:00~20:00(入館は19:30まで)
■観覧料:
一 般 1,800円
大学生 1,200円
高校生 700円

2022年10月21日

特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」Part 1

特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」Part 1

こんにちリン!
トラりんだリン!

torarin

「特別展 京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」が開幕したよ!
会場入口は3階!きょうは降矢研究員といっしょに展示を見に行くリン♪
待ち合わせはここのはずなんだけど、遅いなぁ。降矢研究員~、どこにいるのー?(ウロウロ)
って、ええ!?こんなところに?

torarin
torarin(トラりん)
ちょっと降矢研究員!何しているの?

furiya(降矢研究員)
無の境地......
torarin
おーい、戻ってきてよ~

furiya
ハッ!現実に戻ってきた。

torarin
降矢研究員、ボクより自由だリン...
あ、出てきた。

torarin
※ご観覧時に復元茶室に入ることはできません。あしからずご了承ください。by 京博スタッフ

torarin
じゃあ、あらためて...
展覧会は3階からスタート☆
torarin




furiya
最初の展示室は、展覧会の序章として、いま行われている茶事の流れを感じてもらう内容になっているよ。茶事では懐石、濃茶、薄茶の順にお客様に振る舞われるけど、茶事のメインとなる濃茶では、絵柄がなく風格のある茶碗がよく使われるんだ。「国宝 大井戸茶碗(おおいどちゃわん)  銘 喜左衛門(きざえもん) (京都・孤篷庵所蔵)」<3F-1 通期展示>はまさに濃茶にふさわしい茶碗だね。

torarin

torarin
チラシで見たお茶碗だ!
のぞき込むと井戸の底のように深く見えるから、「井戸茶碗」って呼ばれる説があるんだよね。去年いっしょに勉強したリン!

furiya
そうそう、トラりんよく覚えていて偉いね!
この喜左衛門は、去年の特別展「畠山記念館の名品」で紹介した「重要文化財 井戸茶碗 銘 細川 (東京・畠山記念館所蔵)」と同じく、江戸時代の大名茶人の松平不昧(まつだいら ふまい)が所持していたもの。井戸茶碗のなかでも特に素晴らしい三つの茶碗「天下の三井戸」と称されるうちの一つだよ。

torarin

torarin
お茶碗の台のところが、でこぼこしているリン!

furiya
井戸茶碗の見どころの一つと言われる「梅華皮(かいらぎ)」だね。釉薬の収縮によって粒状に見えるものが、梅花のような文様にも見えるものもあり、この字をつかっているんだよ。

torarin
井戸茶碗の見どころ発見だリン!

furiya
つづいて、茶碗とともに茶事の中心になる道具が茶入。「唐物文琳茶入(からものぶんりんちゃいれ) 酸漿(ほおずき)文琳」<3F-1 通期展示>は、徳川家康が所持した由緒ある品。

torarin
torarin
抹茶の粉を入れるお道具なんだね☆ぽってりした形がかわいいリン!

torarin

furiya
文琳は林檎の別名で、林檎の形に似ているところからこの名がつけられているよ。この作品は形や釉薬の色が酸漿(ほおずき)にも似ているので酸漿文琳と呼ばれているよ。

torarin
文琳はリンゴの別名なのか!色も形も、言われてみたらリンゴみたい!




furiya
じゃあ、2階の展示室にいってみようか。時代を少し遡って、平安時代後期に中国から日本にもたらされた、現在につながる点茶による喫茶の形を見てみよう。

torarin
喫茶って、喫茶店のこと?

furiya
「喫茶」と聞くとコーヒーや紅茶を飲む喫茶店を想像してしまうけど、ここでは、お茶の木の葉っぱから作ったお茶を飲むという意味。お茶の木は日本にもとから生えていたわけではなくて、中国から伝えられたものなんだ。だから、お茶の飲み方も、中国のやり方にならっているよ。点茶というのは、粉末にした抹茶に湯を注いで飲む方法。

torarin
「茶の湯」のことだリン!

furiya
その通り。点茶は、中国・宋に2度渡り、京都に建仁寺を開いた明庵栄西(みんなんようさい)が伝えたとされているよ。じつは、禅宗寺院で修行生活を送るために定められた規則のなかには喫茶にまつわるものがあって、喫茶の習慣が広がっていくことに関係しているんだ。

torarin
お坊さんの修行に、お茶が関わっていたなんて意外だリン!

furiya
こちらの展示室では、建仁寺の方丈で毎年4月に行われる「四頭茶礼(よつがしらされい)」の雰囲気を味わってもらうために、茶礼で用いられる掛軸や道具を紹介しているよ。「四頭茶礼道具(よつがしらされいどうぐ) (京都・建仁寺所蔵)」<2F-1 通期展示>はお客様がお茶を飲む茶碗と茶碗を置く台、お湯を注ぐ瓶と茶筅(ちゃせん)のセットだね。

torarin

torarin
お茶を混ぜる道具を茶筅って呼ぶんだね!こんなところにささっている!
つやつやできれいなティーセット...(うっとリン☆)

furiya
さらにこちらは、栄西が著した日本で最初の茶書の最古写本の断簡、「喫茶養生記(きっさようじょうき)断簡 (京都・建仁寺所蔵)」<2F-1 通期展示>。茶のもつ医学的効能について記されているよ。

torarin

torarin
お茶の効能?

furiya
鎌倉時代に3代将軍の源実朝が二日酔で苦しんでいた時に、この「喫茶養生記」とお茶を献上して、回復させたといわれているんだ。

torarin
torarin
大人は大変だリン!1歳のボクにはわかんないけど、降矢研究員もお酒を飲みすぎたら、お茶を飲んだらいいね!

furiya
毎日抹茶を飲んでいるよ!

torarin
すごいリン!お茶は元気のひけつなんだね☆



furiya続いて1階に行ってみよう。「重要文化財 大井戸茶碗(おおいどちゃわん) 銘 筒井筒(つついづつ)」<1F-1 通期展示>を紹介するよ。こちらは、先に紹介した喜左衛門と並び称され、豊臣秀吉が愛用したと伝わる井戸茶碗。

torarin

torarin
この大井戸茶碗もチラシで見たリン!とてもきれいなびわ色だけど、どうしてヒビが入っているのか、気になっていたよ。

furiya
実は、この茶碗は一度割れてしまったものなんだ。

torarin
えーっ!
torarin

furiya
ある茶会でこの茶碗を用いた際、秀吉のそばに仕えている人がうっかり割ってしまった。もちろん秀吉は機嫌を損ねたんだけど、その場に居合わせた細川幽斎(ほそかわゆうさい)が『伊勢物語』の一節にちなんで「つつ井筒 いつつにかけし 井戸ちゃわん とがをば我におひにけらしな」と即興で歌を作って取りなしたという逸話がある茶碗なんだね。銘の「筒井筒」はこの出来事にちなんだもの。こうした逸話を知っていると、作品をより深く味わえる気がするよね。
関西では数十年ぶりの展示となるから、最初に紹介した喜左衛門とあわせて、ぜひじっくり見てほしいな。

torarin
お茶碗に秘められた物語を知ると、もっと展示が楽しめるリン!
研究員力作の図録解説も必読だね!
図録・目録・関連書籍等

torarin

furiya
そして、この展覧会でぜひ見てほしいのが2つの復元茶室。
右が千利休が目指したわび茶のための空間、「待庵(たいあん)(復元)」<1F-1 通期展示>
torarin

左が秀吉の「黄金茶室(復元)」<1F-1 通期展示>だよ。
torarin ※ご観覧時に復元茶室に入ることはできません。あしからずご了承ください。by 京博スタッフ

torarin
チラシで見た時から、実物を見るのをとっても楽しみにしていたリン!

furiya
実際に入ってもらうことはできないけれど、ぜひそれぞれの茶室で茶会に招かれているシーンを想像してほしいんだ。黄金の茶室は、利休が天下人たる秀吉のためにプロデュースしたもので、先にみた井戸茶碗を取り合わせるイメージ。一方、わびの茶室は利休が自分の理想とする茶の境地を実現するために作り上げたもの。同じ時代にまったく違うコンセプトで造られた茶室を比較してみることができるんだ。

torarin
対照的な茶室だリン!

furiya
わびの茶室と黄金の茶室は一見違うようにみえるのだけど、実は共通していることもあるんだよ。
黄金の茶室は三畳に床があり、わびの茶室は二畳に床といわれるんだけど、じつはわびの茶室には次の間があり、それを含めると大きさは同じなんだよ。
同じ大きさ、限られた空間、そして茶室の製作に携わったのが利休といわれているなど、いずれもわびの精神を生かした茶室といってもいいんじゃないのかな。

torarin
おともだちのみんな、2つの茶室の似ているところも、展示室で確認してみてね!

furiya
わびの茶室は、伝統の技法を用いてこの展覧会のためだけに復元されたもの。復元までの過程は、展示映像として2階のミュージアムラボラトリーで上映しているから、あわせて見てほしいな。

torarin
特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」は見どころがたくさんだリン!

furiyatorarin
この機会をどうぞお見逃しなく!




\おうちで楽しむ京博/

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特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」予習編

■特別展鑑賞ガイド(PDF)
茶の湯のイロハ(日本語版)
Special Exhibition Guide: Chanoyu and Tea in Japan (English)
观赏指南:日本饮茶文化 "茶之汤" (简体中文)
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\展覧会概要/
特別展 京(みやこ)に生きる文化 茶の湯
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のためのお願いにご理解・ご協力賜りますようお願い申し上げます。
会期等は今後の諸事情により変更する場合があります。随時、京博ウェブサイトや公式Twitterにてお知らせいたしますので、ご来館の際は最新情報をご確認ください。
※本展はご予約不要でご覧いただけます。

■会期:
2022年10月8日(土)~12月4日(日)
■会場:
京都国立博物館 平成知新館
■休館日:
月曜日
※ただし10月10日(月・祝)は開館、翌11日(火)休館
■開館時間:
火~木・日 9:00~17:30(入館は17:00まで)
金・土   9:00~20:00(入館は19:30まで)
■観覧料:
一 般 1,800円
大学生 1,200円
高校生 700円





torarin

2022年9月30日

「京まふ2022」に行ってきたリン!

「京まふ2022」に行ってきたリン!

こんにちリン!
トラりんだリン!

torarin

「京まふ」(https://kyomaf.kyoto/)は、「京都国際マンガ・アニメフェア」の愛称で、ボクは今年5回目の参加だよ!文化庁が来年いよいよ京都に来る!ということで、張り切ってPRしたリン!

文化庁のお兄さん、こんにちリン!

torarin

愛用の虎フォンで #文化庁京都へ のハッシュタグをつけたツイート見せて...

torarin

ぶんちゃんバッグもらったリー―――ン!

torarin

え?マスクもくれるの?ありがとリン!

torarin

文化庁のお兄さんと、文化庁京都移転をたくさんのおともだちにお知らせしてきたよ!いよいよ2023年3月27日に京都で始動するんだって!

torarin

岡崎公園で餃子大作戦をやっていたから、おつかれ餃子の差し入れだリン♪

torarin

~餃子の舞~

torarin

お散歩も楽しかったリン!

torarin

八つ橋を発見!!「鬼滅の刃」とコラボだって。
2019年の京まふが懐かしいリン!
「京まふ2019」にお邪魔したリン♪

torarin

一般社団法人小金井アニメ協議会 「おちこぼれフルーツタルト」のみんなはそれぞれ、イメージカラーとフルーツがあるんだって!ボクも並んでみたリン☆

torarin

ブルブルくんとアイアイちゃん☆

torarin

京都市交通局 太秦萌りんと!ボクはたこさんホットドッグでコラボ♪

torarin

「夜は猫といっしょ」 猫のキュルガりん~~~~~~!!!
もしかして、ボクとおそろいのすいぼくがたいぷ?
ネコ科の本能が...すりすり...

torarin

お通り男史のみんなも久しぶり!2周年おめでとリン♪

torarin

ねえねえ河原町りん、前から気になっていたんだけど、その肩に乗っているもふもふしたもの...もしかして、それが京まふ!?(新発見)

torarin

「SPY×FAMILY」
アーニャりんに会えたリン!
ヨルりんポーズ☆

torarin

とっても楽しかったリン~!



おくちを「文」にしてみたリン!ぶんちゃんとおそろい♪
みんな、京都にやってくる文化庁をこれからもよろしくねー☆

torarin

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