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2021年2月25日

特集展示「雛まつりと人形」を見に行くリン♪

特集展示「雛まつりと人形」を見に行くリン♪

今後の新型コロナウイルス感染症の状況により、会期等変更の可能性がございます。随時、京博ウェブサイトや公式Twitterにてお知らせいたしますので、ご来館の際は最新情報をご確認ください。(京博スタッフ)

こんにちリン!
トラりんだリン!

torarin

_人人人人人人人人_
> はじまったよ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
特集展示「雛まつりと人形」!!

大正15年(1926年)からはじまって、95年も続いている展示だリン♪

その歴史の中ではほんの少しだけど、ボクも今年で6回目!
↓↓↓↓↓
■2020年 特集展示「雛まつりと人形」を見に行くリン♪
■2019年 特集展示「雛まつりと人形」を見に行くリン♪
■2018年 特集展示「雛まつりと人形」を見に行くリン♪
■2017年 特集陳列「雛まつりと人形」を見に行くリン♪
■2016年 もうすぐ春だリン!?

yamakawa-icon(山川研究員)
毎年トラりんが楽しみにしてくれて、いっしょに作品を見ることができてうれしいなあ。

torarin

torarin-icon(トラりん)
山川研究員☆
「雛まつりと人形」を見ると、この季節が来た!という気持ちになるリン♪
ずっと続いている展示だから、今年はどんなお人形を見られるんだろう...ってすごく楽しみにしているリン!

yamakawa-icon
楽しみにしてくれてありがとう!今年の「雛まつりと人形」は、緊急事態宣言のさなかだから、いつものように春めいた華やいだ気分にはなれないお友達も多いんじゃないかな...。
でもね、雛まつりの起源は人形(ひとがた)に穢(けが)れを移して水に流すなどした3月の上巳の節句という禊の行事だったよね。人形には災厄から人を守る力があるとも考えられてきたんだよ。
だから今年は、各時代の雛人形や京人形のほかに、江戸時代の人々が疱瘡よけのために飾った猩々人形も紹介してるんだ。
いろんな人形が展示室(1F-2)で待っているから、さっそく見に行ってみよう。

yamakawa-icontorarin-icon
\展示室に出発―☆/
torarin




yamakawa-icon
今年は、「立雛(たちびな)(京都国立博物館所蔵)」から見てみよう。

torarin

torarin-icon
立雛だリン♪
立雛は、けがれを移す人形から発展したと考えられていて、飾ることを目的としていなかった初期の形式だって、前に山川研究員から教えてもらったリン!

yamakawa-icon
立雛という形式は昔からあって、現代も作りつづけられているけれど、時代によって流行の頭(かしら)を付けるから、いろいろなお顔があるんだよ。
これは銀杏頭(ぎんなんがしら)。
素朴なつくりだから製作年代を特定することはできないけれど、なんだかなごむお顔だよね。
こちらは次郎左衛門頭(じろざえもんがしら)。丸顔に引目・かぎ鼻・おちょぼ口の上品な顔立ちで、京都の人形師・雛屋次郎左衛門が創案したと伝えられる人形だよ。
次郎左衛門頭は18世紀の後半に流行したと考えられているんだ。

torarin

torarin-icon
うんうん!
かわいらしいお顔だリン♪
立雛だけでも、いろいろな形あるんだね!
毎年、たくさんのお人形を見ることができて楽しいリン♪

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つづいて、「御殿飾り雛(ごてんかざりびな)(木村進一氏寄贈・京都国立博物館所蔵)」だよ。

torarin

torarin-icon
おおお!
豪華だリンっ!
「御殿飾り雛」は、去年も見せてもらったね♪

torarin

yamakawa-icon
京都国立博物館の雛まつりといえば、御殿飾り雛!
京都御所の紫宸殿(ししんでん)をモデルにした御殿の中に、お内裏さまとお雛さま、官女さんたちを飾るのが特徴で、19世紀に京都や大坂の町衆の間で流行した形式なんだよ。
今年見てもらうのは、娘さんの初節供のために明治九年に誂(あつら)えられたもの。
高瀬川のほとりで材木問屋さんをしていた家で飾られていたの。
この御殿がね、特注品だったみたいで、おうちによって建物の細部が違うの。
この御殿には車寄(玄関)がついてるけど、去年の御殿ではここに小御所がついていたんだ。
覚えてるかなぁ。
それに、お庭では、鶏合(とりあわせ)をしているよ。
雄鶏を闘わせる鶏合は、3月3日の宮廷行事でもあったんだって。

torarin

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今年も御殿飾り雛を見ることができて、感動だリン!
迫力があって本当にすごいリンっ!
いろんな場面があらわされているから、むかしのひとの生活をのぞいているようだね☆

yamakawa-icon
さいごは、こちら。
「衣裳人形(いしょうにんぎょう) 猩々(しょうじょう)(京都国立博物館所蔵)」

torarin

torarin-icon
細かいところまで作りこまれていて、すごいリン!
でも...
しょうじょうってなんだろう?
なにしている場面なんだろう?
この壺はなにに使うものなんだろう?

yamakawa-icon
「猩々」は、お能の中に登場する、伝説の生き物だよ。
中国に心の美しい高風っていう男の人がいてね、夢のお告げにしたがってお酒を売ってお金持ちになるの。
お店にはいつもお酒を飲みにくる不思議なお客さんがいて、高風がある日気になってその人に名前を尋ねると「猩々」って教えてくれる。
その人が住所として教えてくれた海辺で待ってると、赤づくめの童子の姿をした猩々が現れて、波打ち際で舞い踊りながら、汲めどもつきない酒壺を高風に与えてくれる、っていうストーリーなんだよ。
実はこの猩々人形は、疱瘡(天然痘)っていうはやり病が軽く済むことを願って飾られていたんだって。
江戸時代以前には現代のようなウイルスは知られていないよね。
だから、はやり病が起こっても予防や対処の方法が分からないことも多かったの。
とくに疱瘡は毎年のように流行していて、誰もがかかる病気だったみたい。
江戸時代には、疱瘡を引き起こす疫病神は赤が大好きだと考えられていたから、患者の周囲を赤で統一し疱瘡神をおもてなしすると大事に至らないと考えられていたんだって。
猩々は全身赤づくめだものね。

torarin

torarin-icon
ででででで、伝説の生き物?!
なんだかロマンを感じるリンっ☆
お人形から、そんな物語が見えてくるなんて...
いまのボクたちの生活に重なるところもあって、とっても興味深いリン!

yamakawa-icon
人形は人間の身代わりとなって、私たちを守ってくれる存在でもあるよね。
今年は、新型コロナウイルス感染症の収束を、猩々人形に祈りたいと思います。

torarin-icon
\ボクもいっしょに祈る☆/
torarin




yamakawa-icon
\毎年紹介してくれてありがとう/
torarin




特集展示 雛まつりと人形
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のためのお願いにご理解・ご協力賜りますようお願い申し上げます。
また、会期等は今後の諸事情により変更する場合があります。随時、京博ウェブサイトや公式Twitterにてお知らせいたしますので、ご来館の際は最新情報をご確認ください。

■会期:2021年2月9日(火) ~ 3月7日(日)
■会場:京都国立博物館 平成知新館1F-2
■交通:JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス
■休館日:月曜日
■開館時間:
 9:30~17:00(入館は16:30まで)
 ※夜間開館は実施しません。

■観覧料:
 一 般 700円
 大学生 350円
※本観覧料で当日の平成知新館の全展示をご覧いただけます。
※大学生の方は学生証をご提示ください。
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。
※障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は無料です。
(*) 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳

※キャンパスメンバーズは、学生証または教職員証をご提示いただくと無料になります。




\おうちで楽しむ京博/
京博に来られないおともだちも、おうちで京博の展示を楽しんでもらえたらうれしいリン♪

YouTube「トラりんチャンネル展覧会」
2021年2月28日(日)まで展示中!
特集展示「国宝「日本書紀」と東アジアの古典籍」を見に行くリン♪

虎ブログ
2021年3月7日(日)まで展示中!
特別企画「新聞人のまなざし─上野有竹と日中書画の名品─」を見に行くリン♪

子ども向け解説シート「博物館Dictionary」
平成知新館で展示している作品について、研究員が分かりやすく解説しています。
2021年2月28日(日)まで展示中!
博物館Dictionary 223号「三角縁神獣鏡」(2021年2月発行)

torarin

2021年2月18日

特別企画「新聞人のまなざし─上野有竹と日中書画の名品─」を見に行くリン♪

特別企画「新聞人のまなざし─上野有竹と日中書画の名品─」を見に行くリン♪

今後の新型コロナウイルス感染症の状況により、会期等変更の可能性がございます。随時、京博ウェブサイトや公式Twitterにてお知らせいたしますので、ご来館の際は最新情報をご確認ください。(京博スタッフ)

こんにちリン!
トラりんだリン!

torarin

いま、京博では名品ギャラリー(平常展示)を開催中!
そのなかでも
■仏教美術研究上野記念財団設立50周年記念 特別企画「新聞人のまなざし─上野有竹と日中書画の名品─」
■日本書紀成立1300年記念 特集展示「国宝「日本書紀」と東アジアの古典籍」
■特集展示「雛まつりと人形」
に注目だリン!

_人人人人人人人_
> なんて豪華 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

どの展示も素晴らしいから、ぜーんぶみんなに紹介したいんだけど...
気になるタイトルが。

特別企画「新聞人のまなざし─上野有竹と日中書画の名品─」...

「新聞人のまなざし」...

「新聞人」...

_人人人人人人人人人_
> 新聞人って?! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

新聞人って、どんなひとなの?!
ねぇ!!

こんなかな...?
torarin

もしかして、こっちのパターン?!!
torarin

新聞人が気になる!!

kure-icon(呉研究員)
「新聞人」って確かにあまり目にしないことばかもしれないね。
実際にニュースを伝える「記者」や世の中の動きに切り込む「ジャーナリスト」だけではなく、新聞社の経営をする人たちのことも含めて新聞業界にかかわる人たちのことを言うんだよ。

torarin

torarin-icon(トラりん)
呉研究員☆

kure-icon
報道の最前線にいる花形の記者さんたちだけでなく、新聞工場や新聞配達の方々など、多くの人たちによって新聞が発行されている。
そんな思いが込められているように思うよ。
この特別企画では、明治から大正時代にかけて創業期の朝日新聞社の社長をつとめ、「有竹」の号をもつ稀代のコレクター・上野理一氏(1848~1919)が収集した名品を展示しているよ。

torarin-icon
そういうことだったのかぁ!
新聞人の謎が解けてすっきリン♪
号っていうのは、あだ名みたいなもの?
「有竹」って、「竹虎図」生まれのボクは親近感!

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トラりんも興味を持ってくれたみたいだね。
特別企画は、平成知新館2Fで開催しているから、さっそく見に行ってみようか。

kure-icon   torarin-icon
\展示室に出発―☆/
torarin




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はじめに、「国宝 山越阿弥陀図(やまごしあみだず)(京都国立博物館所蔵)」を見てみよう。

torarin

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遠い。
ただでさえ「ソーシャルディスタンスの関係で、写真に作品がおさまらない」とカメラマンのスリーベイが嘆いているのに!
※呉研究員は大きな動物が苦手です。(by京博スタッフ)

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こちらの作品は、山のかなたに現れ、死者を迎える阿弥陀さまの姿を描いたもの。
山に神仏が宿るという外国ではあまり例をみない、日本独自の信仰にもとづく図像だそうだよ。
よくみると、阿弥陀さまの胸と右掌にはごくわずかに絹が欠けているでしょ。五色の糸を繋いで、死者の枕頭で使用されていた可能性が考えられるよ。
有竹さんが明治時代に手に入れてから大切に保管してきた仏教絵画の名品で、国宝にも指定されているんだ。
タイトルについている「仏教美術上野記念財団」というのは、50年ほど前に理一さんの息子の精一さんが仏教美術の研究に役立ててほしいと国に売却して、そのお金を資金として設立したもの。
その後、この絵は移管されて、京都国立博物館の所蔵になっているよ。

torarin

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えええええ!
国宝まであるの?!
す、すごいリンっ!!
...日本独自の信仰かぁ☆
たしかに、作品から国や地域の特徴が見えてくることがあるリン!

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つづいて、「十七帖(じゅうしちじょう)(宋拓(そうたく))王羲之(おうぎし)(上野コレクション・京都国立博物館所蔵)」だよ。

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こちらは、版画のように刷(す)ったものなんだね☆
十七帖...ボクのおうち(京博)は、七条という場所にあるけど関係ある?

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冊子のような形に装丁された書帖に「十七日先書」との書き出しがあるから、「十七」の二文字を採って「十七帖」の名で呼びならわされているんだよ。
これは「十七日にお出しした手紙は...」の意味で、元は手紙の文面。
書道史上で最高の聖人である「書聖」と崇められる東晋の王羲之(303~361)が書いた文字を後の時代に残すために石に刻み、それを拓本として配ったものなんだ。

torarin

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まさに!
未来の世代に伝えようとしたひとがいたから、ボクたちがむかしのひとが書いた文字を見ることができんだね!
でも、このかんじ...もう新聞に近いんじゃない?!

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さいごは、「重要文化財 花隖夕陽図(かおせきようず) 惲寿平(うんじゅへい)筆 (上野コレクション・京都国立博物館所蔵)」だよ。

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優しい色使いの作品で、見ていて落ち着くリン♪
中国の風景かな?
あっ!左上には、文字も書かれているリン☆
どんな意味があるんだろう...?

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柔らかな日差しがみえるかのような、のどかな水郷の夕暮れを描いた巻物だよ。
惲寿平という画家はもともと花鳥画を得意としていたけれども、淡い色彩をうまくつかって山水画を描いているからすごいことだよ。
それほど大きくはない作品だから、ゆっくり、じっくりみてほしいな。

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みんなに、はくぶつかんを安全に楽しんでもらえるように、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止にもご協力よろしくお願いしますリン☆
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のためのお願い

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\素晴らしいコレクションを楽しんでね♪/

torarin
スッ...
たいへんお買い得な図録もあるリーン(税込1,000円)
torarin




講師は呉研究員!
土曜講座もお見逃しなく☆
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2月20日(土)13:30~15:00
特別企画「新聞人のまなざし─上野有竹と日中書画の名品─」関連講座
「上野コレクションの形成と中国絵画」
講師:呉 孟晋(京都国立博物館 調査・国際連携室長)
定員:100名
当日、12:00より平成知新館1階にて整理券を配布します。 定員になり次第、整理券配布を終了いたします。
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仏教美術研究上野記念財団設立50周年記念 特別企画
「新聞人のまなざし─上野有竹と日中書画の名品─」

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■会期:2021年2月2日(火) ~ 3月7日(日)
■会場:京都国立博物館 平成知新館2F
■交通:JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス
■休館日:月曜日
■開館時間:
 9:30~17:00(入館は16:30まで)
 ※夜間開館は実施しません。

■観覧料:
 一 般 700円
 大学生 350円
※本観覧料で当日の平成知新館の全展示をご覧いただけます。
※大学生の方は学生証をご提示ください。
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。
※障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は無料です。
(*) 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳

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\おうちで楽しむ京博/
京博に来られないおともだちも、おうちで京博の展示を楽しんでもらえたらうれしいリン♪

子ども向け解説シート「博物館Dictionary」
平成知新館で展示している作品について、研究員が分かりやすく解説しています。
博物館Dictionary 223号「三角縁神獣鏡」(2021年2月発行)
2021年2月28日(日)まで展示中!

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随時更新予定

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2021年1月22日

文化財保存修理所開所40周年記念 特別企画「文化財修理の最先端」を見に行くリン♪ エピソードⅡ

文化財保存修理所開所40周年記念 特別企画「文化財修理の最先端」を見に行くリン♪ エピソードⅡ

今後の新型コロナウイルス感染症の状況により、会期等変更の可能性がございます。随時、京博ウェブサイトや公式Twitterにてお知らせいたしますので、ご来館の際は最新情報をご確認ください。(京博スタッフ)

こんにちリン!
トラりんだリン!

torarin

_人人人人人人人人人人人人_
> お正月気分が抜けない <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

お正月に、おせちやおもちをたくさん食べていたら、体が重たい気がする...
いや、気がするだけだけどね!

お正月も、おせちも、おもちも、こたつみかんも、日本の素晴らしい伝統だリン!
だから、食べ過ぎてしまったとしても後悔はしていないリン!!

mori-icon(森研究員)
そんなに太ったようには見えないけどなぁ。
トラりんがいっぱいごはんを食べて、元気に過ごしてくれるほうがうれしいよ。

torarin

torarin-icon(トラりん)
森研究員☆
えへへ♪
2021年もスタートしたし、今年は腹筋割っていこうかなとか考えていたんだけど...

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えええええ!
トラりんは、「竹虎図(たけとらず) 尾形光琳筆(京都国立博物館所蔵)」から生まれたから、痩せたらどの虎だかわからなくなっちゃうよ!

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そっかぁ...
じゃあ、きょうもお腹いっぱいごはん食べちゃお♪

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うんうん。
「竹虎図」といえば、トラりんは『トラりんと学ぶ日本の美術② 神仏への祈り』で文化財修理について学んでいたね。
大原研究員とも作品を見ていたけど、いま、京博で開催中の特別企画「文化財修理の最先端」は、掛軸、屏風、仏像などの修理技法について紹介しているよ。
京都国立博物館が所蔵する国宝4件、重要文化財8件が展示されている、超豪華展示なんだ。

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博物館のPR大使として、文化財保護にとっても興味があるリン☆
文化財保存修理所開所40周年記念 特別企画「文化財修理の最先端」を見に行くリン♪で大原研究員がおはなしを聞かせてくれたよ!
とっても素晴らしかったけど、まだまだすごい作品があるんだね!

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そうなんだ。
きょうは、その大切な作品を守るための技術に注目してみよう。

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\展示室に出発―♪/
torarin




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さいしょは、「重要文化財 維摩居士像(ゆいまこじぞう)(京都国立博物館所蔵)」<2F-1>から見ていこうか。

torarin

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身に着けているものは細かく描かれていて、色が塗られていないけどシンプルに感じないリンっ!

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絵のまわりについているこのいろんなパーツ、こういう部分を全体に表装(ひょうそう)っていうんだったね。
表装は書画を着飾る服や装飾品みたいなもので、書画の中身に合わせていろんなコーディネートがあるんだ。
この絵をとても豪華に見せてくれる表装は、茶色や緑色や紫色の裂(きれ)。
特に江戸時代に最高級とされた、中国の染織品(せんしょくひん)がたくさん使われているよ。
掛軸(かけじく)の持ち手になっているこの部分は、象牙製(ぞうげせい)。
福岡の大名(だいみょう)だった黒田家のコレクションで、大切なお持物として大事に仕立てられたのがそのまま伝わっていたんだ。
絵の本体だけじゃなく、この表装も文化財として大切な一部だから、修理のときも出来るだけ残すようにしたんだよ。

torarin

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2019年に開催された特別展「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」で見た作品も、表装が美しかったリン♪
作品に合わせて表装までこだわるのは、それだけ大切にしていたということなんだね☆
表装も含めて、ひとつの作品だリン!
修理するひとたちの想いからも、さらに感じることができるリン♪

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つづいて、「国宝 金剛般若経開題残巻(こんごうはんにゃきょうかいだいざんかん) 空海(くうかい)筆(京都国立博物館所蔵)」<1F-3>だよ。

torarin

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あ・の!!空海!!
すごくむかしのひとだよね?
こちらの作品はそんなに前のものに見えないけど、空海りんは長生きだったのかな?

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空海は平安時代初期の人だから、ゆうに1100年以上前の自筆の書だよ。
こういうものが残っているだけですごいことで、もし残されてきたとすれば、長い年月のうちに大事に保存されて、修理もされてきたはず。
普通、何度も修理して装丁(そうてい)をはがしたり貼ったりを繰り返したら、紙も書もどんどん薄くなっちゃうけど、調べてみたらこれはだいたい当初の紙の厚さのままだったんだ。
だから修理することになったとき、技術者さんたちの最高の技術を生かして、あえて裏に補強用に紙を貼ったりはせずに、気をつけて補修しながら、当初の巻物の形に近づけてみることにしたんだ。
空海が書いたそのままの姿で見られるなんて、本当にびっくり。

torarin

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こんなにきれいなのに、1100年以上も前の作品なの?!
その時代に近いかたちで残すことができる技術があって、それを続けているなんてすごいリン!
ねーねー、森研究員っ!
「文化財修理」のこと、まだまだ知りたいリン!

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トラりんが興味を持ってくれてうれしいな。
つぎは、こちらの作品を見てみよう。
「重要文化財 釈迦如来立像(しゃかにょらいりゅうぞう)および胎内納入品(たいないのうにゅうひん)(文化庁所蔵)」<1F-1>だよ。

torarin

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ふむむ。
作品名から想像すると...
お釈迦さまの像と、その中に納められていたもの、ということかなぁ?

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トラりん、たくさんの作品を見てきた成果を感じるね。
これは嵯峨嵐山(さがあらしやま)の清凉寺(せいりょうじ)の国宝ご本尊を模して鎌倉時代から盛んに造られるようになった、いわゆる清凉寺式といわれるタイプのお像だね。
お像の中には、昔の大勢の人々が祈りをこめて残した納入品がものすごくたくさん入っているんだ。
さっき紹介した2つは書画の修理で、こちらは仏像の修理。
彫刻の修理には漆(うるし)の痛みや虫食い、木材のゆるみや、木のお像ならではの特徴があって、いっぽうで納入品には紙のものもたくさん入っている。
こういう色々な要素との出会いを、ぜひ会場で感じてほしいな。

torarin

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いろんな素材を修理できちゃうんだね☆
こちらのお像の中に、別のものが入っていると気付けることもすごいリン!
文化財修理にはいろいろな技術があったのかぁ...
いままで作品の美しさに注目していたけど、文化財を見ることができるのは修理してくれるひとがいるおかげでもあるリン!
きょうのおはなしを考えながら作品を見てみると、より楽しむことができそうだリン♪

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大切に保存して、必要になったら頑張って修理をして、そうして物は長く残っていくんだね。
どんな修理をするのがいいのかは、ものをしっかりみて、どこを大事に残そうか、どこに気をつけなくちゃいけないか、いつか未来にするはずの修理のときはどうなるか、たくさん考えながら進めていくのが大事なんだ。
修理は大変だけど、出来上がってまた残していけると思ったら嬉しいし、修理をして初めてわかることもたくさんあるし、すごくやりがいのあることだと思うな。
一度修理にふれて面白い、と思えると、ものを見るときにどんどん新しい視野が広がってくると思うよ。
トラりんの元になった「竹虎図」も、修理されて今みたいに元気になっているしね。
たくさんのおともだちに、ぜひ興味を持ってほしいなあ。

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\文化財修理に注目だリン☆/

torarin




文化財は、みんなの協力で守ることができているリンっ!
 スッ...
国立文化財機構 寄附ポータルサイト 京都国立博物館 文化財保護基金




森研究員が講師をつとめる「土曜講座」もお見逃しなく♪
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1月23日(土)13:30~15:00
「日本の文化財修理120年」
講師:森 道彦(京都国立博物館 研究員)
定員:100名
当日、12:00より平成知新館1階にて整理券を配布します。 定員になり次第、整理券配布を終了いたします。
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\おうちで楽しむ京博/
京博に来られないおともだちも、おうちで京博の展示を楽しんでもらえたらうれしいリン♪

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文化財保存修理所開所40周年記念 特別企画「文化財修理の最先端」を見に行くリン♪
新春特集展示「丑づくし─干支を愛でる─」を見に行くリン♪

展示関連動画「文化財修理の最先端ー絹本絵画の修理ー」

日本語版
英語版(English)
中国語版(Simplified Chinese)
韓国語版(Korean)


子ども向け解説シート「博物館Dictionary」
平成知新館でご覧いただける展示作品について、研究員が分かりやすく解説しています。
博物館Dictionary 221号「仏像はどうやって直すの? 彫刻作品の修理」
関連展示:特別企画「文化財修理の最先端」
2020年12月19日(土)~2021年1月31日(日)

博物館Dictionary 222号「これは本なの?」
 関連展示:陶磁展示室「日本と東洋のやきもの」
 2020年12月19日(土)~ 2021年2月28日(日)




文化財保存修理所開所40周年記念 特別企画
文化財修理の最先端

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■会期:2020年12月19日(土) ~ 2021年1月31日(日)
※会期中、一部の作品は展示替を行います。
■会場:京都国立博物館 平成知新館2F・1F-1、3~5
■交通:JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス
■休館日:月曜日(2021年1月11日(月・祝)は開館)、2020年12月29日(火)~2021年1月1日(金・祝)、2021年1月12日(火)
■開館時間:
 9:30~17:00(入館は16:30まで)
 ※夜間開館は実施しません。

■観覧料:
 一 般 700円
 大学生 350円
※本観覧料で当日の平成知新館の全展示をご覧いただけます。
※大学生の方は学生証をご提示ください。
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。
※障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は無料です。
(*) 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳

※キャンパスメンバーズは、学生証または教職員証をご提示いただくと無料になります。

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