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展示

2018年2月16日

特別企画 貝塚廣海家コレクション受贈記念「豪商の蔵─美しい暮らしの遺産─」を見に行くリン♪

こんにちリン!

トラりんだリン!

いま、京博で行われている特別企画 貝塚廣海家コレクション受贈記念「豪商の蔵─美しい暮らしの遺産─」☆

みんな、もう楽しんでくれたかな?


え?まだ見ていないって??

それじゃあ、ボクと見に行くリン!

永島研究員も一緒だから、とっても心強いよ☆




永島研究員:トラりん、今日もよろしくね。


トラりん:こちらこそよろしくリン♪

永島研究員に早速質問なんだけど、に廣海家(ひろみけ)ついて教えてほしいな。



永島研究員:もちろんだよ。

タイトルにもなっている、貝塚廣海家。

貝塚は関西空港の近くで、海辺の町なんだ。


江戸時代の貝塚は、大名の支配地ではなく、お寺が地頭として治めていた「寺内町(じないちょう)」だったの。


船で商品を運ぶ廻船問屋(かいせんどんや)だったため、お寺から「廣海」という名前をもらったんだよ。

この名前にちなんで、「海」、「波」、「船」にまつわるコレクションも多いんだ。

その後、肥料商をメインに、株式投資、銀行と、地域の産業の発展に力を尽くした商家なんだよ。



トラりん:すごい!

とっても大きな役割のおしごとだね!

それに、名前にまつわる作品を集める気持ち...虎グッズコレクターのボクにも、わかるリン!!



永島研究員:今回、廣海家に伝わった多くの品々が博物館に寄贈されたんだ。

この展示は、それを記念したものなんだよ。

それじゃあ、廣海家のコレクションを見てみよう。

トラりん:うん!楽しみだリーン♪

永島研究員:今回は展示室をテーマごとにわけたんだ。

まずは、1F-2の展示室「第1章 寺内町の廻船問屋」から。

トラりん:物語がはじまるみたいで、わくわくするリン♪

あっ!

早速、「船」が描かれた屏風を見つけたよ♪



永島研究員:トラりん、やるね!

これは「 南蛮屏風(なんばんびょうぶ)(京都国立博物館所蔵)」。


トラりん:南蛮?


永島研究員:室町時代から江戸時代のはじめにかけて、南蛮人と呼ばれたスペイン人やポルトガル人が、貿易品を届けに日本に来ていたんだ。

たくさんの宝物を運んでくる南蛮船は富の象徴でおめでたいものとされ、廻船問屋や商家に多く伝来したんだ。


トラりん:縁起のいいものとして大切にされてきたんだね!

象さんもいるリン♪


永島研究員:これは、豊臣秀吉に献上した象がモデルになっているようだね。


トラりん:この屏風に描かれたことから、いろいろなことがわかるんだね☆


永島研究員:続いて、1F-3の展示室「第2章 抹茶と煎茶」だよ。

これは「 七宝雉型香炉(しっぽうきじがたこうろ)(京都国立博物館所蔵)」。

トラりん:キジさん、かわいいリン♪

足の爪まで細かく表現されていて、美しいね☆


永島研究員:これは中国の技法で作られた、香炉だよ。

背中の部分が外れるようになっていて、その中に香をたく炉を入れていたみたいだよ。


トラりん:香りでも、見た目でも楽しめる贅沢な品だリン♪



永島研究員:次は、1F-4の展示室「第3章 祝宴」を見てみよう。


これは、「交趾釉唐草文花入 偕楽園焼(こうちゆうからくさもんはないれ かいらくえんやき)(京都国立博物館所蔵)」。


トラりん:ふむふむ。

これも中国のデザインぽいね!

ね!そうでしょ!


永島研究員:これは、日本で作られたものだよ。


トラりん:えー!

模様とか、色とか、中国風だと思ったのになぁー!



永島研究員:陶工を招き、好みの焼き物を作らせることを「御庭焼(おにわやき)」と言ったんだ。

これは、いまの和歌山の紀州徳川家十代藩主治宝(はるとみ)(1771~1853)がそうして作らせたものだよ。


トラりん:大きくて、とっても豪華だリン!


永島研究員:そうだね、廣海家の豪華なコレクションはたくさんあるから、続きはまた来週☆


トラりん:えーっ!

気になって眠れない...リ...ン...Zzz...



つづく☆

おまけ☆

永島研究員:特別企画 貝塚廣海家コレクション受贈記念「豪商の蔵─美しい暮らしの遺産─」の図録☆


117件の作品と解説が掲載されて、なんと...!



トラりん:な、なんと??!



永島研究員:1500円(税込)!!!



トラりん:まあーーー☆



カリスマ販売員の2人:


\お得っっ!!!!!/


展覧会名:特別企画 貝塚廣海家コレクション受贈記念「豪商の蔵─美しい暮らしの遺産─」

会期:2018(平成30)年2月3日 ~ 3月18日


会場:京都国立博物館 平成知新館1F-2~6


交通:JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス 交通アクセス


休館日:月曜日

*ただし、月曜日が祝日・休日となる場合は開館し、翌火曜日を休館とします。


開館時間:火~木・日曜日:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

金・土曜日:午前9時30分~午後8時(入館は午後7時30分まで)


観覧料:一般 520円(410円) 大学生 260円(210円)

高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。


*( )内は団体20名以上

*大学生の方は学生証をご提示ください。

*障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は、観覧料が無料となります。

 (*) 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳

*キャンパスメンバーズは、学生証をご提示いただくと無料となります。


≪講座・イベント≫

関連土曜講座:2月17日(土)「商家に伝わったやきもの」(京都国立博物館研究員・降矢 哲男)午後1時30分~午後3時

関連イベント:春の呈茶席 3月10日(土)・3月11日(日)午前10時~午後3時

※数に限りがございます(1日限定100名)。

 なくなり次第終了とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。


展覧会図録:南門および平成知新館内ミュージアムショップにて販売中です。

一冊1,500円(税込)(A4変形・164頁・作品117件)

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