開催概要
展覧会名 | 特集陳列 生誕300年 与謝蕪村 |
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会期 | 2016(平成28)年8月23日 ~ 10月2日 |
会場 | 京都国立博物館 平成知新館 |
交通 | JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス 交通アクセス |
休館日 | 月曜日 *ただし、月曜日が祝日・休日となる場合は開館し、翌火曜日を休館とします。 |
開館時間 | 火~木・日曜日:午前9時30分から午後5時まで 金・土曜日:午前9時30分から午後8時まで (入館は閉館の30分前まで) |
観覧料 |
一般 520円(410円) 大学生 260円(210円) 高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。 *( )内は団体20名以上 *障がい者の方と介助者(1名)は、障がい者手帳などのご提示で無料となります。 *キャンパスメンバーズは、学生証をご提示いただくと無料となります。 |
展覧会の見どころ
生誕300年という節目を記念して、画俳両道にわたる与謝蕪村(1716~83)の魅力をご紹介いたします。
摂津国毛馬村(現在の大阪市都島区)に生まれた蕪村は、20歳前後で江戸へ出て画俳を学び、俳人・夜半亭宗阿(早野巴人)の門をたたきます。師の没後は東北地方などを放浪したのち、35歳を過ぎてからようやく京都に居を定めました。その後も丹後や讃岐へと赴いており、腰を落ち着けたのは没するまでの15年ほどの間です。
代表作と呼ばれる絵画作品のほとんどが晩年作であることからも分かるように、こと絵画の制作に関して蕪村は晩成の人でした。明・清時代の絵画にならったいかにも中国風の作品や、当時の狩野派に学んだいささか硬い線描を見せる作品など、比較的初期の作品に比べると、晩年作との大きな開きに驚かされます。中国絵画を自己の様式へと見事に消化した山水図、あるいは俳諧的機知を盛り込んだ親しみやすく洒脱な俳画は、蕪村藝術の真骨頂を示しているでしょう。
丹後時代・讃岐時代・晩年作と、多岐にわたる蕪村作品をコンパクトかつ濃密にお楽しみください。
各展示室の展示作品は、こちら
【2F-3 中世絵画展示室】
【2F-4 近世絵画展示室】