開催概要
展覧会名 | 特別展 京(みやこ)のかたな 匠のわざと雅のこころ |
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会期 | 2018(平成30)年9月29日(土)~ 11月25日(日) |
会場 | 京都国立博物館 平成知新館 |
交通 | JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス 交通アクセス |
休館日 | 月曜日 ※ただし10月8日(月・祝)は開館、翌10月9日(火)は休館 |
開館時間 | 火~木・日曜日:午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで) 金・土曜日:午前9時30分~午後8時(入館は午後7時30分まで) |
観覧料 |
一 般 1,500円(1,300円) 大学生 1,200円(1,000円) 高校生 700円 (500円) ※( )内は20名以上の団体料金。 ※中学生以下は無料です。 ※障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は、観覧料が無料になります。 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳 ※大学生・高校生の方は学生証をご提示ください。 ※キャンパスメンバーズは、学生証または教職員証をご提示いただくと、各種当日料金より500円引きとなります。 【お得な前売りチケット情報】 ●前売券 *販売を終了しました
●先着1,000セット限定!「京のかたな」展ポスターセット券 *販売を終了しました
●先着各1,000セット限定! 刀剣乱舞-ONLINE-コラボグッズセット券 *販売を終了しました
●先着5,000セット限定! 刀剣乱舞-ONLINE-コラボチケット *販売を終了しました ※情報は、公式サイトや公式SNSにて随時更新します。 |
ワークショップ | 詳細はまぢかで見よう!はじめての刀 |
記念講演会 |
●9月29日(土)*終了しました。 ●10月6日(土)*終了しました。 ●10月13日(土)*終了しました。 ●10月20日(土)*終了しました。 ●10月27日(土)*終了しました。 ●11月3日(土)*終了しました。 ●11月10日(土)*終了しました。 【時間】午後1時30分~3時 【会場】平成知新館 講堂 【定員】200名 【参加方法】当日11時より、平成知新館1階にて整理券を配布し、定員になり次第、配布を終了します。聴講無料(ただし「京のかたな」展の当日の観覧券が必要)。 |
キャンパスメンバーズ限定講演会 |
京都国立博物館キャンパスメンバーズ会員校の学生及び教職員を対象に、本展示の見どころなどをご紹介する講演会を開催します。 ●10月19日(金)17時 ~18時 *終了しました。 ●11月16日(金)17時 ~18時 *終了しました。 事前のお申込みが必要です。詳細は特別展「京のかたな」キャンパスメンバーズ限定講演会 |
「刀剣乱舞-ONLINE-」 コラボ企画 |
●明治古都館で刀剣男士の等身大パネルを展示!*終了しました。 ●「トラりん」&「おっきい こんのすけ」の写真撮影会を開催!*終了しました。 |
関連イベント |
●明治古都館で復元模造刀剣の特別公開*終了しました。 【時間】入館は閉館の30分前まで 【場所】明治古都館 【料金】無料(ただし「京のかたな」展の当日の観覧券が必要) ●京博でサムライ体験!- Be a SAMURAI -*終了しました。 【日時】2018年10月8日(月・祝) 【場所】京都国立博物館 庭園(雨天の場合、平成知新館講堂) 【定員】各回50名程度 【参加方法】詳細・申込みはこちらから |
展覧会図録 | 南門および平成知新館内ミュージアムショップにて販売中です。 一冊2,600円(税込)(A4・276頁・掲載作品200件) 初版正誤表(2018/11/20) 再版正誤表(2018/11/20) 三版正誤表(2018/11/20)
<初版・再版図録ご購入の皆様へ> |
主催 | 京都国立博物館、読売新聞社、NHK京都放送局、NHKプラネット近畿 |
後援 | 京都市観光協会 |
協賛 | 岩谷産業、きんでん、清水建設、大和ハウス工業、野崎印刷紙業、パナソニック |
特別協力 | 公益財団法人日本美術刀剣保存協会 |
協力 | ニトロプラス、日本香堂 |
公式サイト・SNS | ※公式サイト・ツイッターは終了しました。 ※模倣サイトの存在が報告されています。本展覧会とは一切関係ありませんので、ご注意ください。 |
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展覧会の見どころ
- 第1章 京のかたなの誕生(平安時代後期)
- 第2章 京のかたなと後鳥羽天皇(鎌倉時代前期)
- 第3章 京のかたなと吉光(鎌倉時代前期~中期)
- 第4章 京のかたなの隆盛(鎌倉時代中期~後期)
- 第5章 京のかたなの苦難(南北朝時代~室町時代中期)
- 第6章 京のかたなの復興(室町時代後期~桃山時代)
- 第7章 京のかたなの展開(桃山時代~江戸時代前期)
- 第8章 京のかたなと人びと(江戸時代中期~現代)
王城の地・京都では、平安時代から現代にいたるまで、多くの刀工が工房を構え、あまたの名刀を生み出してきました。これら京都で製作された刀剣は、常に日本刀最上位の格式を誇り、公家、武家を問わず珍重され、とりわけ江戸時代以降は武家の表道具として、大名間の贈答品の代表として取り扱われました。
本展では、現存する京都=山城系鍛冶の作品のうち、国宝指定作品17件と、著名刀工の代表作を中心に展示し、平安時代から平成にいたる山城鍛冶の技術系譜と、刀剣文化に与えた影響を探ります。
また、武家文化だけでなく、公家・町衆を含めた京文化の中で、刀工たちが果たした役割に迫ります。
第1章 京のかたなの誕生(平安時代後期)
日本刀様式の刀剣がいつ発生したのか厳密には特定できませんが、武士の台頭と密接な関係を持っているのは間違いありません。 この章では、絵巻に描かれた戦乱の様子や武者の姿をご覧いただくとともに、山城鍛冶の祖たる三条宗近とその一派の作品をご紹介します。 以後800年の永きに渡る、山城鍛冶の物語の始まりです。
第2章 京のかたなと後鳥羽天皇(鎌倉時代前期)
皇位継承の象徴である神器を欠いたまま在位した後鳥羽天皇。 その存在は、失われた宝剣を求めて自らが作刀する天皇とその御召鍛冶という伝説を生み、「君御手づから焼せ給けり」とされる刀身に菊の御紋を刻んだ菊御作が造られるきっかけになりました。
第3章 京のかたなと吉光(鎌倉時代前期~中期)
13世紀初頭頃から京都・粟田口周辺に居住した刀工群を粟田口派と呼び、中でも後鳥羽上皇の御番鍛冶と伝える国友・国安を含む久国・国清・有国・国綱の六人がつとに知られています。 この章では粟田口派の代表工全員の作品と吉光の傑作を紹介し、その抜きん出た技量と作品の放つ品格を堪能していただきます。
第4章 京のかたなの隆盛(鎌倉時代中期~後期)
粟田口派からやや遅れてあらわれた鍛冶集団である来派は、作品の完成度の高さのみならず、京文化や技術の伝達・派生といった面で地方へ影響を与えました。 この章では山城鍛冶の隆盛と彼らが地方に与えた影響を紹介します。
第5章 京のかたなの苦難(南北朝時代~室町時代中期)
応仁の乱、続く天文法華の乱で壊滅的な打撃を受けた洛中でも、山城鍛冶は火を絶やすことなく作刀を続け、伝統を守り抜きました。備前や美濃といった他国の刀剣に押されて衰退を余儀なくされつつも苦境の時代を生き抜いた山城鍛冶の作品を紹介します。
第6章 京のかたなの復興(室町時代後期~桃山時代)
群雄割拠の時代を迎え、戦国大名らがこぞって上洛を目指しだすと、種々の職人たちもみやこへ移住しはじめます。この章では、堀川派、三品派など他の国からやってきた新たな山城鍛冶と、桃山時代の不世出の名人・埋忠明寿を紹介します。
第7章 京のかたなの展開(桃山時代~江戸時代前期)
京のみやこに新たに興った埋忠派・堀川派・三品派の作風は一世を風靡しました。 その作品を求める声は高く、京都には多くの門人が集い、その技法は各地へと広がっていきました。 堀川派の末弟国助、国貞の二人や、三品派の吉道の一派が摂津国に移住したことで、新刀の完成形である大阪新刀へとつながりました。
第8章 京のかたなと人びと(江戸時代中期~現代)
この章では、京都の古社寺に奉納された名刀を展示し、京の人々が抱いていた刀剣への畏敬の念を紹介します。 また、展覧会の締めくくりとして、最後の山城鍛冶にして人間国宝・隅谷正峯の作品をご覧いただきます。