こんにちリン!
トラりんだリン!
みんな、「虎ブログ」楽しみにしてくれていたー?
2020年を迎えてから、
■新春特集展示「子づくし─干支を愛でる─」
2020(令和2)年1月2日(木) ~ 2月2日(日)
■特集展示 京都御所障壁画 紫宸殿
会期:2020(令和2)年1月2日(木) ~ 2月2日(日)
を紹介したよ☆
今日はいよいよ...
特集展示「神像と獅子・狛犬」(平成知新館1F-1)を見に行くリーン♪
いっしょに展示を見てくれるのは、淺湫研究員☆
淺湫研究員:トラりん、久しぶりだね。
今日もよろしくね。
トラりん:淺湫研究員―!
「虎ブログ」に来てくれてありがとリーン♪
特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」以来だね☆
なにして遊ぶ―?
淺湫研究員:おっと、トラりん。
今日は、展示室へ特集展示「神像と獅子・狛犬」を見に行くんじゃなかった?
トラりん:あ☆
淺湫研究員:みんなに見てもらいたい作品がたくさんあるんだ。
きっと、気に入ると思うよ。
トラりん:うんっ!
とっても楽しみだリン♪
淺湫研究員、どうぞよろしくリン♪
それじゃあ...
2人:\展示室に出発―!/
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淺湫研究員:まずは、「男神坐像(だんしんざぞう)(京都・薭田野神社所蔵)」を見てみよう。
トラりん:ダンシン☆
お上品で、とってもえらいひとのように見えるリン!
淺湫研究員:そうなんだよ。
神様の像なんだけど、当時の貴族のすがたであらわされてるんだ。
あたまには冠(かんむり)をかぶって、袍(ほう)とよばれる服を着て、手には笏(しゃく)を手にしてるよ。
笏とはもともとはメモ用紙のような役目をしていたんだけど、のちには偉い人のシンボルになった持ち物なんだよ。
トラりん:えっ?!メモ用紙?!!
ボクも、えらいひとが持っているイメージだよ☆
いろいろな場面で見かける笏が、そんなふうに使われていたなんて知らなかったリン!
淺湫研究員:つづいては、「重要文化財 大将軍神坐像(だいしょうぐんしんざぞう) (京都・大将軍八神社所蔵)」だよ。
トラりん:ハッ!!
こちらの像は、すごく強そうだね!
よろいを着ているみたいだけど、戦いに出発するところなのかな?
淺湫研究員:これも神様の像なんだけど、京の都を守る守護神なので、四天王のような兜とよろいを身にまとって、手には太刀をもっているよ。
顔も恐ろしげで、なにか悪いものを退治するときの表情だね。
このように、神様のすがたには、穏やかな貴族のような姿のものもあり、甲冑を身につけた武将のようなものもあり、さまざまな姿をしているんだね。
女神さまの中には子供を抱いているものもあるんだ。
むかしの人は神様のすがたを、このように想像していたんだね。
トラりん:強そうな神様もいれば、優しい神様もいるんだね!
正反対にあらわされているけど、みんなの願いが込められた、いろいろなすがたの神様がいるリン☆
淺湫研究員:さいごは、こちらの作品。
「重要文化財 獅子 一対 (滋賀・大宝神社所蔵)」だよ。
トラりん:来たーーーーーっ!
ボク、獅子だいすきだリン♪
とってもかっこいいよね!!(ボクみたいに☆)
でも、狛犬りんはいないの?
淺湫研究員:そう、これは角のある狛犬との組み合わせではなくて、角のない獅子2頭の組み合わせなんだよ。
珍しいよね。
これは鎌倉時代のはじめころにつくられたんだ。
とっても力強いすがたで、ちょっと怖いなと思った人もいるかもしれないね。
まるで獰猛(どうもう)な犬のよう。
当時の日本人は獅子をみたことがなかったから、恐ろしげな動物から想像して、このような姿でつくったのかもしれないね。
でも平安時代の人は、獅子をもう少し穏やかなすがたで想像していたみたいだよ。
それが鎌倉時代に入ると、仏像の流行と同じで、荒々しく、現実感あふれる姿であらわすようになったんだ
トラりん:獅子・狛犬にもそれぞれの表情があって、見ていてとっても楽しいリン♪
淺湫研究員:今回の特集展示では、われわれのご先祖さまが、どのようなすがたとして神様を想像していたのか、じっくり見てほしいよ。
また獅子・狛犬も、荒々しいすがたのものだけでなく、前足をちょこんと出した子犬のようなすがたのものもあるから、たのしんでほしいな。
仏像にはない魅力が満載だよ。
トラりん:淺湫研究員、今日も素晴らしい作品のお話を聞かせてくれてありがとリン☆
淺湫研究員:トラりん、今回はこれで終わりじゃないんだ。
特別公開 修理完成記念「地蔵菩薩坐像(じぞうぼさつざぞう)(舞鶴市・善福寺所蔵)」を紹介するよ。
トラりん:なんと!
特別って言われると、わくわくするリン♪
淺湫研究員:修理の前は後世に施された彩色がべったりとぬられていて、ちょっと残念なすがたになっていたんだけど、今回の修理ではそれを取ったから、承安5年(1175年)につくられたころのハンサムなすがたをとりもどしたよ。
修理前☆
写真:京都府教育委員会
修理後☆
トラりん:本当だ!!
お化粧していたようだったけど、素敵な姿があらわれたリン☆
淺湫研究員:彫刻展示室では、3月22日(日)まで特集展示「神像と獅子・狛犬」、特別公開「修理完成記念 舞鶴市・善福寺の地蔵菩薩坐像」に加えて、「日本の彫刻」の3つの展示を楽しんでもらうことができるよ。
2人:\どうぞ、お見逃しなくっ!/
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おまけ☆
大正時代から続いている京博の「土曜講座」が、2月8日に
_人人人人人人人人人_
> 1900回記念 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
を迎えるリン☆。・
この日は、佐々木 丞平館長による「京都国立博物館の過去・現在・未来Ⅱ」を行うよ!
しかも会場は、明治古都館!
詳細はこちら
特別―☆
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特集展示「神像と獅子・狛犬」
■会期:2020(令和2)年1月2日(木) ~ 3月22日(日)
■会場:京都国立博物館 平成知新館 1F-1
■交通:JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス
■休館日:月曜日
※ただし2020年2月24日(月・休)は開館し、翌2月25日(火)を休館
■開館時間:
火~木・日曜日、3月6日・7日・13日・14日:
9:30~17:00(入館は16:30まで)
金・土曜日(3月6日・7日・13日・14日を除く):
9:30~20:00(入館は19:30まで)
■観覧料:
一般 520円(410円)
大学生 260円(210円)
高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。
※( )内は20名以上の団体料金。
※大学生の方は学生証をご提示ください。
※障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は、観覧料が無料になります。
(*) 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳
※キャンパスメンバーズは、学生証または教職員証をご提示いただくと無料になります。