こんにちリン!
トラりんだリン!
きょうはなんと☆
末兼研究員とおでかけするリン!!!
(末兼研究員)
やっほートラりん!
\いぇーい/
(トラりん)
誘ってくれてありがとリン♪きょうはどこに行くの?

京博のお隣、豊国神社だよ。豊臣秀吉をお祀りしているんだ。

近くだけど、行くのは初めてだリン!楽しみ!

豊国神社は江戸時代の間に荒廃してしまったんだけど、明治時代には再興されたんだ。もとは、方広寺というお寺の寺領だったよ。京博の敷地が方広寺とつながりがあるのは、トラりんも知っているよね?


宮川研究員に教えてもらった気がするリン!
えっとえっとー、京博の表門に向かって左手、つまり北側の石垣は、秀吉さんが造らせた方広寺の石垣の一部なんだよね。グランドロビーや水盤の地面にある輪っかのマークは、方広寺の南門の柱の跡だリン!

トラりん、すごい!よく覚えているね!

えっへん、すごいでしょ!
(Tora Phoneでこっそりトラりんチャンネルをチェックした☆)
【トラりん公式Youtube】「トラりんチャンネル展覧会8」豊臣秀吉に関係のある遺跡だリン♪ https://www.youtube.com/watch?v=W7X5Y5xdE7Y&t=186s

方広寺は豊臣秀吉が建てたお寺で、奈良の大仏より大きい仏像が造られたよ。奈良の東大寺の大仏の像高が14.7m。それに対して京都の大仏は19mだったというから驚きだよね。

そんなに大きな大仏さん、想像もつかないリン!

あいにく秀吉が造らせた大仏は、災害に見舞われ、今は残っていないんだ。でも、東京国立博物館の収蔵品の中に「京都大仏雛形」という作品があるよ。だから、今でもどんな姿だったのか分かるんだよ。
東京国立博物館 画像検索 釈迦如来坐像(京都大仏雛形)
https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0055443
今から行く豊国神社は、ちょうど方広寺の大仏殿のあった場所にあたるよ。

京都の大仏のお話は、グレりん(京都在住の漫画家・グレゴリ青山さん)の「深堀り!京博さんぽ」でも紹介されているリン!おともだちのみんなも、ぜひ読んでみてね!
第1回 京博の敷地は歴史の舞台(大物登場)
第2回 深堀り(文字通り)!明治古都館
第3回 深堀り(また文字通り)!大仏殿の築地塀

豊国神社についたリン!
狛犬ポーズの二人☆

秀吉さんだリン!
お参りの前に手を清めて...

いよいよお参り...
ハッ!

白虎りんがいたリーーーン!!!


寅りん年の1年を元気に楽しく過ごせたことに感謝だリン♪

寅年のうちにお参りできてよかったね!


ところで、なんでひょうたんがいっぱいあるの?


秀吉の馬印(うまじるし)が千成瓢箪(せんなりびょうたん)だったことにちなんで、絵馬のデザインに使われているんだね。馬印は武将が自らの存在をアピールするためのシンボルで、秀吉は戦に勝つたびにひょうたんを増やしていったと言われているよ。

ねーねー!ぞうりもあった!

「ぞうりとりから天下人にまで出世した」といわれる秀吉は、主君である信長のぞうりを懐に入れて温めたという逸話があるよ。ぞうりも秀吉の出世を象徴する開運の縁起ものだね。

秀吉さんのことが前より分かった気がするリン!
良いお参りだった~☆さ、おうち帰ろう♪

待って待ってトラりん、肝心なところにまだ行ってないよ!

ん?あ、おみくじコーナー?

おみくじは新年にとっておくとして、豊国神社に来たら、「宝物館」に行かなきゃ!

宝物館!?

豊国神社には、宝物館が併設されているよ。
神社やお寺には、伝えられた宝物を収めた建物が併設されていて、お参りに来た人が見学できるようになっていることがあるよ。入館料や拝観時間、公開期間などはそれぞれだけど、重要文化財や国宝が展示されているところもあるんだ。

ん...?それって何かに似ているね?

そう、宝物館はまさに、「社寺の博物館」!
この宝物館を見せたくて、トラりんを豊国神社に連れてきたんだよね~!
豊国神社の宝物館を見て回るには、じっくり時間をかけたいところ。

どれくらいじっくり?

それはもう、年をまたいでしまうほど...

ということは...


来年に続く!!!

寅りん年にダブル虎だリン!
\ばばーん/

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会期等は今後の諸事情により変更する場合があります。随時、京博ウェブサイトや公式Twitterにてお知らせいたしますので、ご来館の際は最新情報をご確認ください。
※本展はご予約不要でご覧いただけます。
■会期:
2023(令和5)年1月2日(月・休) ~ 29日(日)
■会場:
京都国立博物館 平成知新館1F-2
■休館日:
月曜日 ※ただし、2023年1月2日(月・休)、9日(月・祝)は開館、10日(火)休館
■開館時間:
9:30~17:00(入館は16:30まで)
■観覧料:
一 般 700円
大学生 350円