こんにちリン!
トラりんだリン!
(トラりん)
今回の虎ブログの舞台は、な、なんと、北野天満宮!
(末兼研究員)
トラりん、みーっけ!

末兼研究員!
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よく来たね!ここ、北野天満宮は、菅原道真をおまつりする神社だよ。もうすぐ京博で始まる特別展「北野天神」は、北野天満宮につたわる国宝や重要文化財を中心とした、天神信仰にまつわる作品を公開する展覧会なんだ。

北野天満宮ってどんなところ?ボク、知りたいリーン!
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特別展「北野天神」の豪華予習編!
それじゃあさっそく...
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れっつおまいり!
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北野天満宮はいつから京都にあるの?
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北野天満宮につたわる歴史によると、平安時代の天暦元年(947)に、神さまのおつげによって、創建されたと言われているよ。

とっても長い歴史があるんだね!
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ところでトラりん、さっきから、「ある動物」が目に入らない?

あ!ウシりんだ!
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いろんなところに石像があるね。北野天満宮では牛が神さまのお使いとして大切にされているよ。

どうしてウシりんなの?
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おまつりされているご祭神の菅原道真が、丑年生まれだったんだって。また、こうして伏せた姿をしている臥牛(がぎゅう)なのは、菅原道真が亡くなった際に牛車をひいていた牛が座り込んで動かなくなった場所に埋葬した、という伝説があるからなんだ。その場所が、今の太宰府天満宮だといわれているよ。今回展示する「北野天神縁起絵巻」にこの場面が出てくるから、見つけてみてね!

絵巻の中にも、ウシりんを探すリン!
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さあ、「楼門」をくぐって、参拝しよう。階段一緒に登ろうね。

うんしょ、うんしょ...
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梅の香りがして、すがすがしい空気だね。

梅の木がいっぱいだリン!
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梅は、菅原道真が愛した花として、境内のいたるところに50種の梅の木、約1500本が植えられているんだ。梅苑は壮観だよ。
※トラりんと末兼研究員は、3月初旬に北野天満宮を訪問しました。(京博スタッフ談)

あ!おててを洗うところ、きれいにおはながいけられているリン!
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手水で身を清めよう。北野天満宮の手水は、こうしていつも季節の植物できれいにいろどられているんだ。参拝者も癒されるよね。

あの建物は何かな?雨宿りするばしょ?
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ここは「絵馬所」といって、絵馬をかける場所なんだ。壁がない吹き抜け構造になっているのが特徴だね。

絵馬?あの願いごとを書く小さな板のこと?
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うんうん、今では参拝者が個人でつるす小さな絵馬(小絵馬・こえま)のイメージが強いけど、絵馬の歴史は古くてね。今年の干支でもある馬は、昔から神さまの乗り物として、神聖な生きものととらえられていたよ。奈良時代には、雨乞いなどの儀礼のために、生きた馬を神社に奉納する信仰があったんだ。やがてその風習が簡略化されて、土や木で作った馬の人形「馬形」になり、さらにそれが平面の板に描かれる「絵馬」となったよ。時代と共に、絵馬も多様化して、馬だけでなく風俗画なども描く大絵馬(おおえま)などもつくられるようになったよ。ここ北野天満宮の絵馬所は、元禄12年(1699)に建てられたもので、特に歴史が古く、大規模なことで有名なんだ。

もしかして、このかけられている板が全部「絵馬」なの?!絵馬のイメージが変わるリン...!
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絵馬所や絵馬堂は、奉納された絵馬を参拝者が鑑賞できる、ギャラリーのような空間だったとも考えられるよ。それじゃあ、いよいよおまいりしよう。

立派な門が現れたリン!
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この「三光門」はその名の通り、日、月、星の、3つの光にまつわる彫刻があるといわれているよ。門をくぐった内側の彫刻なんだけど...トラりん、見つけられるかな?

うーん...?あ、赤くて丸いのが太陽かな?
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よく見つけたね!黄色くて丸いのは日の入りと言われているよ。三日月も見えるかな...たくさん彫刻があって、なかなか見つけられないよね。太陽と月はわりとすぐ見つかるんだけど、星の彫刻はなくて、「星欠けの三光門」とも言われているんだって。「天神さんの七不思議」のひとつと言われているよ。

ふしぎだリン!星はないのに三光門なの?
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星の彫刻がない理由は、ちょうどこの門の上に北極星が輝いたからと言われているよ。彫刻の太陽と月、そして、夜空に輝く北極星を数えて、三光門、というわけ。

何それ!すっごくかっこいいリン!
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いつか北極星が上がっているときにおまいりにきてみたいね。

わ、門をくぐって中に入ったら、ぐるっと渡り廊下みたいになっているリン!
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建物が廻廊(かいろう)でつながっているね。社殿は、御本殿と拝殿が石の間という部屋で連結した、「八棟造(やつむねづくり)」という建築様式なんだ。御本殿は国宝なんだよ。

さっそくおまいりするリン!
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ちょっと待って、トラりん。境内入ってすぐ右手にあるこの石燈籠(いしとうろう)、とっても重要だから見てほしいな。

石燈籠?

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ここに立札があるように、これは重要美術品「石燈籠」。渡辺綱(わたなべのつな)が奉納したと伝わるよ。綱という人は、平安時代中期の、源頼光(みなもとのよりみつ)という武将の家臣で、「頼光四天王」の筆頭でもあるヒーローなんだ。主君と共に、大江山の酒呑童子(しゅてんどうじ)を退治した話が有名で、能や歌舞伎にもなっているよ。

ふーん?そんなスーパーヒーローが、どうしてこんなところに石燈籠をたてたの?
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立札を見てみよう。
「渡辺綱が所用で夜半一条戻り橋にさしかかると、若く美しい女性に深夜のこととて家までおくってほしいと頼まれる。しばらく行くとその女性は恐ろしい鬼の姿となり綱を捕らえて舞い上がり、愛宕山へ連れ去ろう北野天満宮上空にさしかかる。その時、綱は太刀を抜き放ち、綱を掴んでいた鬼の片腕を切り落とし難を逃れる。
後日、綱はこれも北野天満宮の大神のおかげと神恩を感謝し、この石燈籠を寄進したという。」

すごいお話だリン!
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このとき鬼の片腕を切り落とした刀については...特別展「北野天神」でも登場するから、楽しみにしていてね。

開幕が待ちきれないリーン!!
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では、国宝の御本殿で、今度こそおまいりしようね。

あ!あの屋根のはしっこ、見て見て!
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お、トラりんが虎を見つけた!「木鼻(きばな)」に虎とは珍しいね。

きばな?
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あんなふうに柱から突き出た部分をそう呼ぶんだよ。装飾的な彫刻が施される場合、象や獅子、龍などが多いかな。

ボク、ご縁を感じるリン...!
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(巫女さん)
トラりん、末兼研究員、こんにちは!
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トラりん、きょうは特別に、巫女さんがご案内してくださるよ。

こんにちリン!トラりんだリン!
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不肖な虎ですが、どうぞよろしくお願いします。
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北野天満宮へようこそ。さっそくこちらの満開の飛梅(とびうめ)について、ご紹介したいと思います。ご覧の通り、境内には菅公がこよなく愛された、梅の木が植えられておりますが、特にこの「飛梅」は、御神木として大切にしております。菅公が住み慣れた自邸を離れる際、梅の木との別れを惜しんで読まれた和歌をご存じの方も多いでしょう。その和歌にこたえるように、梅の木は一夜にして菅公を慕って大宰府に飛んで行ったという伝説があります。そんな飛梅伝説のはじまりの梅として、北野天満宮ではこちらの「飛梅」を大切に守り受け継いでいます。

キレイだリン...
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今日は特別に、お2人を北野天満宮の宝物殿にご案内します。

宝物殿?
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北野天満宮に奉納され、守り伝えられてきた宝物がこちらの宝物殿に収蔵されているんだよ。京博の北野天神展でも、この宝物殿で管理収蔵されている作品を多くお借りするんだ。
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京博の特別展期間中は、こちらの宝物殿でも「刀剣今昔ー北野刀剣×現代刀ー」という特別展を6月14日(日)まで開催しています。

北野天満宮でも特別展!しかも刀剣の展示なんだね!どんな作品が見られるのかな?
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「刀剣今昔」というタイトルの通り、現代の匠が生み出した現代刀と、北野天満宮に伝わる北野刀剣の共演というコンセプトで開催していますよ。どうぞ中に入ってみてください。

わぁ、かたながいっぱい...!
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まず、現代刀から。こちらは「太刀月山貞利(たちがっさんさだとし)」。
反りの強い堂々たる太刀姿で、刀身に珠追龍・三鈷剣・梵字・梅龍等が彫られています。

銘(表):大和国住月山貞利彫同作(花押)
銘(裏):令和二二年壬寅歲六月吉祥日
北野天満宮所蔵
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大阪月山派は月山彫(がっさんぼり)といって刀身彫刻の巧みさでも有名だね。

現代のかたなを見るのは新鮮だリン!!
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また、北野天満宮につたわる北野刀剣からは、渡唐天神の彫りやはばきにあしらわれた太陽と月が三光門と同じく三辰信仰を表し、まさに天神信仰を詰め込んだ一振りとも言えるこちらの作品をご紹介したいと思います。

銘(表):大慶直胤(花押)彫よしたね
銘(裏):弘化七半仲春上旬
北野天満宮所蔵
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絵画そのままの渡唐天神(ととうてんじん)像がとてもめずらしいね。

ここに彫られているのが渡唐天神!梅の枝を持っているリン🌸
おともだちも実物を確かめに来てね!
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トラりん、北野天満宮へのおでかけ、どうだったかな?

楽しかったリーン!梅の香りでとっても癒されたリン♪
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特別展「北野天神」は、北野天満宮の全面的なご協力のもと開催できる展覧会だから、特別展に来てくれたおともだちは、北野天満宮にもぜひ足を運んでもらいたいね!

バスで移動しても1時間以内だリン💨京博にも北野天満宮にも、みんな来てくれるとうれしいリーン!
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そして、北野天満宮にお越しの際は、ぜひ宝物殿ものぞいてみてくださいね。
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京博と北野天満宮で待っているリーン!
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■会期:
2026年4月18日(土)~6月14日(日)
■会場:
京都国立博物館 平成知新館
■休館日:
月曜日
※ただし、2026年5月4日(月・祝)は開館。4月28日(火)から5月10日(日)まで続けて開館となります。
■開館時間:
9:00~17:30(入館は17:00まで)
金曜日は20:00まで開館(入館は19:30まで)