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展示 出張

2026年4月30日

特別展「北野天神」を見に行くリン♪ Part 1

こんにちリン!
トラりんだリン!

眼鏡をしたトラりん、芝生の上の看板前に登場

トラりん(虎形 琳丿丞、略して「トラりん」)
いよいよ特別展「北野天神」が開幕したリン!
今回はどんな展示なのかな?

森研究員井並研究員(森研究員・井並研究員)
どうも~!
森研究員&井並研究員、漫才師のように柏手を打ちながら登場

トラりん
森研究員!井並研究員!
あれれ?もう1人は?

末兼研究員(末兼研究員)
やっほー!花もしたたる末兼だよ🌸

末兼研究員、庭園で咲き誇るツツジをバックに登場

トラりん
末兼研究員!

末兼研究員
特別展主担当のメガネ1号とは僕のこと。今回の虎ブログはおなじみメガネ倶楽部でお届けするYO!
キラーン✨

トラりんと三研究員が眼鏡を強調するポーズをキメる

トラりん
ねー聞いた?メガネ倶楽部だって!

森研究員
私はメガネつけなくても見えてますからね。

井並研究員
私もメガネはおしゃれでつけてるだけなんで。

トラりん
ボクもメガネがあると世界がぐるぐるに見えているの。

末兼研究員
えー?だったらメガネ1号の僕も、もう外そうかな...

トラりん井並研究員森研究員
どうぞどうぞどうぞ。
腰が引けるトラりん、森研究員、井並研究員

末兼研究員
主担当がイジられる展覧会!こんなのあっていいんですかっ!訴えてやるっ!

井並研究員
じゃあ主担当もあったまったところで...

森研究員
そろそろ展示室に参りましょうか。

トラりん
せーのっ!

末兼研究員トラりん井並研究員森研究員
ヤ―ッ!
往年のお笑いトリオのギャグのポーズでちょけるトラりんと三研究員


末兼研究員
さて、最初に紹介する作品は、国宝「伝菅公遺品(かんこういひん)」だよ。

国宝 伝菅公遺品 大阪・道明寺天満宮所蔵 <3F-1 通期展示>
国宝 伝菅公遺品 大阪・道明寺天満宮所蔵 <3F-1 通期展示>

トラりん
丸くて大きいリン!これは何?

末兼研究員
菅原道真の遺品として伝えられている「円面硯(えんめんけん)」という丸いタイプの白磁のすずりなんだ。

トラりん
「えんめんけん」? ボクのおともだちにもそんな名前の子がいたような...

奈良文化財研究所の平城宮跡史跡指定100周年キャラクター キュートぐみには「えんめん犬」というようせいがいます。(京博スタッフ談)
きゅーとぐみ:https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2022/04/20220428-100-cute.html

末兼研究員
そうそう、キュートぐみにいるね。丸い硯は奈良時代からポピュラーだったんだ。道真のこの円面硯は、唐時代の中国で作られたもので、外周部分には白い釉薬がかけられていて、真ん中の墨をする部分(硯面)とすった墨液を流す池は露胎(ろたい)といって素地が露出した状態で仕上げてあるよ。学問の神さまとして知られるあの菅原道真が、これで墨をすってお勉強したり和歌を書いたりしていたのか...と考えると、ちょっとドキドキするよね。

トラりん
こんなに大きなすずりを使っていたんだね!なんだか使い込まれた道具って感じがするリン!

末兼研究員
国宝であるこれらの伝菅公遺品には、今展示されているサイの角を使って作った刀子(とうす)や銅製の鏡、そして5月12日から展示される櫛(くし)、帯、笏(しゃく)があるよ。こうした見事な文房具や装飾品から、道真が生前、位の高い役人だったこと、そして非常に秀でた学者だったことがうかがわれるね。

トラりん
すじがねいりの「ぶんかじん」だったんだね!

末兼研究員
そんな道真の生涯はいったいどんなものだったんだろう。今回展示されている絵巻の数々がそれを教えてくれるよ。2Fに行って絵巻担当の井並研究員の話を聞いてみよう!



井並研究員
トラりん!お待ちかね!今回の目玉ともいえる国宝「北野天神縁起絵巻(承久本)(きたのてんじんえんぎえまき)(じょうきゅうぼん)」を紹介するよ!

国宝 北野天神縁起絵巻(承久本) 巻第一 京都・北野天満宮所蔵 <2F-2 通期展示(この場面は前期展示)>
国宝 北野天神縁起絵巻(承久本) 巻第一 京都・北野天満宮所蔵 
<2F-2 通期展示(この場面は前期展示)>

トラりん
ワクワク♪これはどんな絵巻なの?

井並研究員
「北野天神縁起絵巻」は菅原道真が天神さまになったお話を描いた絵巻だよ。
このストーリーを表した絵巻は、とてもたくさん作られたんだ。天神信仰がいかに日本に広がったかを、よく表しているね。その中でも、現存最古かつ最大規模といわれるのが、この「承久本」。冒頭の詞書の中に「承久元年(乙卯)今にいたるまで」とあることから、鎌倉時代の承久元年(1219)頃に制作されたとみなされているよ。ただ古いだけじゃなくて、通常の絵巻が縦30cmくらいなのに、この作品はなんと52cm!大画面に破格の迫力みなぎる色鮮やかな絵が描かれていることが大きな特徴で魅力となっているよ。

トラりん
ほんとだ!絵巻の絵が大きくて大迫力だリン!

巻第一拡大

井並研究員
この場面は、一番最初のシーン。菅原是善(すがわらのこれよし)の邸宅に、5~6歳くらいの男児が忽然と現れるんだ。その子が是善を親としたいと言うので、引き取って英才教育をすることになる。そう、この子こそ後の菅原道真なんだ!

トラりん
生まれたとかじゃなくて、急に現れるの!?

井並研究員
道真の出自をすこし不思議な出来事として語り、その存在の神秘性を高めているんだね。
今回の展示では、違う「北野天神縁起絵巻」の、同じシーンを描いた部分を展示しているので、表現の違いを見比べるという楽しみもあるよ!人物の配置や表情など、結構印象がいろいろ異なるね。

トラりん
同じシーンを見比べられるなんて、ぜいたくだリーン!

井並研究員
それじゃあそんな菅原道真がおまつりされた北野天満宮はどんなところだったのかな?森研究員のいる1Fにいってみよう!



森研究員
よく来たねトラりん!ここで紹介するのは、「北野宮曼荼羅図(きたのみやまんだらず)」だよ。

北野宮曼荼羅図 京都・北野天満宮所蔵 <1F-1 前期展示>
北野宮曼荼羅図 京都・北野天満宮所蔵 <1F-1 前期展示>

トラりん
「みやまんだら」ってなぁに?

森研究員
この絵は、室町時代の北野天満宮の風景を描いたものだよ。上に小さく仏さまが描いてあって、お宮の曼荼羅として拝むために作られたんだ。北野天満宮は今ももちろん立派だけど、室町時代は将軍が特別に大事にして、繁栄の絶頂期だったのさ。よく見ると、お社以外に仏教の施設も描いてあって、神さま仏さまを一体でまつる「神仏習合」の様子がよくわかるね。

トラりん
ボクが行ってきた、北野天満宮の昔の様子なんだね!あ、よく見たらここにだれかいるリン!

「北野宮曼荼羅図」拡大図

森研究員
本殿の真ん中にどんと座っているのが天神さん。大きな鏡やたくさんの灯籠(とうろう)で囲まれているね。お参りする人もちょこちょこいて、今では見ない不思議なやり方をしてる人も。例えば本殿の左側の小さなお社をよく見ると、床下にうずくまってる女の人が...これはたぶん床下参篭(ゆかしたさんろう)という、中世にはやったお参りの方法なんだ。室町時代の不思議な空気感がただよってくるね。

トラりん
床下にもぐっておまいり?ふしぎだリン!

森研究員
そして、同じ1Fでひときわ目を引くのは、重要文化財「弁慶・昌俊図絵馬(べんけい・しょうしゅんずえま)」だよ!

重要文化財 弁慶・昌俊図絵馬 長谷川等伯筆(はせがわとうはく) 京都・北野天満宮所蔵 <1F-1 通期展示>
重要文化財 弁慶・昌俊図絵馬 長谷川等伯筆(はせがわとうはく) 京都・北野天満宮所蔵 
<1F-1 通期展示>

トラりん
おっきな絵馬だリーン!

井並研究員
午年に絵馬、縁起がいいねぇ!

末兼研究員
絵馬といえば、北野天満宮で絵馬所を見たのを覚えてるかい?
■虎ブログ:特別展「北野天神」予習編 北野天満宮に行ってきたリン!

トラりん
急にミュージカルみたいにみんなが出てきたリン!絵馬のぱぅわーはすごいリン!

絵馬の前にぞろぞろ現れる三研究員

森研究員
北野天満宮は絵馬の宝庫としてもすごく有名。中でも一番大きなのがこの絵だよ。縦は2m75cm、横は4m以上。持ってくるのがホント大変だった...僕は「できるかしら???」て言ったけど、末兼さん、「どうしても!」って。でも、こうも大きい絵馬が展示されると、やっぱりかっこいいねえ。

トラりん
末兼研究員が展示したかったんだね!ほんとに大きいリン!よく展示室に入ったリン!

末兼研究員
えっへん。

森研究員
これは豊臣家が今のご本殿一帯を造営したその翌年にあたる慶長13年(1608)、桃山時代をときめく長谷川等伯さんに注文して奉納されたんだ。テーマは、あの有名な弁慶。源頼朝の命令で義経&弁慶を襲った昌俊が、弁慶に返り討ちにあって連れていかれるというシーンを描いているよ。

トラりん
長谷川等伯さんが描いた弁慶!すごい絵馬だリン!

井並研究員
トラりーん!こっちにトラりんが喜びそうな絵馬があるよ!

トラりん
トラだリン!

虎図絵馬 京都・北野天満宮所蔵 <1F-1 通期展示>
虎図絵馬 京都・北野天満宮所蔵 <1F-1 通期展示>

森研究員
この絵馬、ずっと北野さんの宝物殿に掲げてあったんだけど、お客さんに素通りされて、展覧会でお宮の外に出たこともなくって。でもよくみると桃山時代の年号があって、なんといっても奉納したのが中井大和守(なかいやまとのかみ)!今の国宝のご本殿も建てた、桃山時代を代表する大工の棟梁なんだ。縁(ふち)の金具も当時のもので、末兼さん大興奮だったよ。虎の体形もがっちり筋肉質で、いかにも桃山時代らしいね。トラりんとはえらい違(略)。

トラりん
なんて?



末兼研究員
ついつい「受験の神さま」と思いがちな天神さまの意外な側面を、みんなによく知ってほしいね!

森研究員
北野天満宮は、日本の神社の中でも文化財が豊富なお宮さんの一つ。マルチタレントな天神さまの性格も相まって、いろんな時代のいろんなジャンル・テーマのお品がそろっていて、とっても面白い。前後期でたくさん作品が変わるから、ぜひ両方見に来てください!

井並研究員
承久本はもちろん、重要な「北野天神縁起絵巻」が勢ぞろいした大絵巻展にもなっているので、場面替などチェックして楽しんでください!


トラりん
みんなでつくりあげた特別展!見に来てね!GWは月曜でも休まず毎日開館するリーン!
せーのっ!

末兼研究員森研究員トラりん井並研究員
ヤーッ!!
宝物殿前の三人


特別展 北野天神
■会期:
2026年4月18日(土)~6月14日(日)
■会場:
京都国立博物館 平成知新館
■休館日:
月曜日
※ただし、2026年5月4日(月・祝)は開館。4月28日(火)から5月10日(日)まで続けて開館となります。
■開館時間:
9:00~17:30(入館は17:00まで)
金曜日は20:00まで開館(入館は19:30まで)

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