開催概要
展覧会名 | 修理完成記念 国宝 鳥獣戯画と高山寺 |
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会期 | 2014(平成26)年10月7日(火)~11月24日(月・休) |
会場 | 京都国立博物館 明治古都館(本館) |
交通 | JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス 交通アクセス |
休館日 | 月曜日 *ただし、10月13日、11月3日、11月24日は開館し、10月14日、11月4日は休館 |
開館時間 | 午前9時30分から午後6時まで(入館は午後5時30分まで) ※ただし会期中の毎週金曜日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで) ※好評につき、11月8日(土)から開館時間を午前9時からといたします。 |
観覧料 |
一般 1500円(1300/1200円) 大学生 1200円(1000/900円) 高校生 900円(700/600円) 中学生以下無料 *( )内は前売り/団体20名以上。 *障がい者の方と介護者(1名)は、障がい者手帳などのご提示で無料となります。 *本料金で平成知新館での展示(11月16日までは「京へのいざない」)をご覧いただけます。 *キャンパスメンバーズは、学生証をご提示いただくと300円となります。 *会期中、一部の展示作品、場面の入れ替えを行います。 前期=10月7日~11月3日、後期=11月5日~11月24日 *当日券販売場所:京都国立博物館チケット売り場、セブン-イレブン(セブンコード:032-120)、ローソンチケット(Lコード:50788)、チケットぴあ(Pコード:766-321)、CNプレイガイド、イープラス、JTB(店頭及び一部を除く主要コンビニ)、近鉄駅営業所など各種プレイガイド、コンビニエンスストアなど |
前売券 | 【期間限定】 早割ペア前売券 2枚1組 2,000円 *販売終了しました。 お2人で来場しても、お1人で2度見てもOK!2枚つづりのお得なペア前売券です。 販売期間:7月7日(月)~8月6日(水) 販売場所:セブン-イレブン(セブンコード:032-120)、ローソンチケット(Lコード:50789)、チケットぴあ(Pコード:766-321)、CNプレイガイド、イープラス、JTB(店頭のみ)、近鉄駅営業所 【500セット限定】 オリジナル扇子とのセット券 3000円(一般のみ) *完売しました。 通販サイト「朝日新聞SHOP」でも好評販売中のオリジナル扇子(大寸23センチ、税込定価2,800円)と展覧会の一般前売券がセットになった、大変お得なチケットです。 扇子には、国宝「鳥獣人物戯画」から、カエルがウサギを投げ飛ばすシーンなど、人気の名場面が あしらわれています。 ※扇子は展覧会場にてチケットと引き換えます。 販売期間:8月7日(木)~ *限定数に達し次第、販売終了 販売場所:セブン-イレブン(セブンコード:032-120)、ローソンチケット(Lコード:50788)、チケットぴあ(Pコード:766-321)、イープラス 【通常前売り券】 *販売終了しました。 販売期間:8月7日(木)~10月6日(月) 販売場所:京都国立博物館ミュージアムショップ、セブン-イレブン(セブンコード:032-120)、ローソンチケット(Lコード:50788)、チケットぴあ(Pコード:766-321)、CNプレイガイド、イープラス、JTB(店頭及び一部を除く主要コンビニ)、近鉄駅営業所など各種プレイガイド、コンビニエンスストアなど |
講座・イベント | 関連土曜講座こちら |
シンポジウム | 特別シンポジウム「鳥獣戯画を語る」こちら *満席となりましたので、申し込み受付は終了しました。 日時:11月15日(土)13時~17時 会場:京都国立博物館 平成知新館 講堂 申し込み方法:往復はがきに住所・氏名・年齢・職業・電話番号を明記の上、京都国立博物館「特別シンポジウム」係までお申し込みください。定員(200名)になり次第締め切ります(往復はがき1枚につき1名様分のお申し込みとなります)。 聴講料:無料(ただし、観覧券が必要です) |
展覧会ちらし | 国宝 鳥獣戯画と高山寺 |
主催 | 京都国立博物館、高山寺、朝日新聞社 |
後援 | (公財)京都文化交流コンベンションビューロー |
協賛 | カネカ、京都銀行、 きんでん、JR西日本、 竹中工務店、凸版印刷 |
特別協力 | 岡墨光堂 |
協力 | 朝日放送、日本香堂 |
公式サイト | ※公式サイトは終了しました。 |
お問い合わせ | 050-5542-8600 (ハローダイヤル) |
展覧会の見どころ
絵巻の中でも最もよく親しまれ、世界的にも知られる国宝「鳥獣人物戯画」(高山寺蔵)。この展覧会では、朝日新聞文化財団の助成による修理が完成したことを記念して、甲巻から丁巻までの4巻すべてを公開します。あわせて、高山寺中興の僧・明恵(1173~1232)に関わる資料や、国宝「華厳宗祖師絵伝(華厳縁起)」(高山寺蔵)などの名宝の数々をご紹介します。
その1 平安時代のジャパニーズ・ファンタジー
時代を超えて親しまれてきた国宝「鳥獣人物戯画」は、甲巻、乙巻、丙巻、丁巻の4巻に分かれて伝わっています。それぞれ長さ10メートルにおよぶ絵巻物です。とくに平安時代に描かれた甲巻と乙巻は秀逸で、甲巻に登場する兎や猿、蛙の人間のようなしぐさからは、かれらの話し声まで聞こえてくるよう。まさに中世日本のファンタジーの世界、現代の漫画の原点といえるでしょう。乙巻は動物図鑑のようで、馬や牛といった身近な動物から、麒麟や龍、獏などの想像上の霊獣が自然の景観の中に次々と現れ、ひとつの物語のように展開しています。
その2 修復完了後、四巻すべてを初公開
描かれてから800年が経過した鳥獣戯画は、劣化や損傷に悩まされていました。和紙そのものの劣化や退色、小さな焦げ跡や虫食いの跡、江戸時代の修理で使用された裏打ち紙の雲母が絵に付着した例などです。今回の保存修復は、朝日新聞文化財団による文化財保護助成事業の第1号として実施され、平成25年(2013)3月に4年がかりで完了しました。本展は、修復作業中の新発見を紹介しながら、修理後の全4巻を初めて一挙に展示する稀有な機会です。