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2021年11月26日

特別展「畠山記念館の名品─能楽から茶の湯、そして琳派─」を見に行くリン♪ エピソードⅢ

特別展「畠山記念館の名品─能楽から茶の湯、そして琳派─」を見に行くリン♪ エピソードⅢ

こんにちリン!
トラりんだリン!

torarin

いま、京博では特別展「畠山記念館の名品─能楽から茶の湯、そして琳派─」を開催しているよ☆
展覧会は12月5日(日)までだから、まだ見ていないおともだちは何卒っ!

エピソードⅠでは山川研究員は畠山記念館と能装束のお話を、エピソードⅡでは福士研究員が琳派の作品について紹介してくれたけど、どれも美しい作品ばかりだったリン☆ 
後期展示も絶対に見逃せないよね!

ということで、エピソードⅢではついに!
展覧会の主担当、降矢研究員に登場をお願いしたよ♪

furiya(降矢研究員)
トラりん、待たせたね。
torarin

torarin(トラりん)
降矢研究員☆
今日は後期展示の見どころをじっくり聞かせてほしいリン!

furiya
そういうことなら早速...

furiyatorarin
\展示室へごー☆/
torarin



furiya
はじめはこちら。
「古九谷色絵牡丹文皿(こくたにいろえぼたんもんさら)(畠山記念館所蔵)」<3F-1 通期展示>。
即翁についてはエピソードⅠでも紹介されていたけど、即翁が最初に蒐集したのは古九谷のやきものとされているんだ。

torarin
お皿だけど、絵画みたいに牡丹が描かれているね!

torarin

furiya
古九谷の絵皿で、白地を活かして、絵画的な構図で牡丹文を描いているよ。古九谷は故郷の石川県にゆかりのあるやきもので、そうしたことから即翁が心ひかれたのだろうね。大正4年(1915)とその翌年にかけて、この作品を含む、計8点の古九谷のやきものを手に入れているんだ。

torarin
自分とのつながりを感じてあつめたんだね!能楽の衣裳と同じく、地元愛♡だね。

furiya
そうそう。最初は自分とつながりを感じるものを、そうして次第に自分が心惹かれる作品へと蒐集の範囲が拡がっていったんだと思うよ。即翁は、自分がよいと思うものは、少し型破りな作品でも手に入れて大事にしたんだ。たとえばこの作品。
「重要文化財 伊賀花入(いがはないれ) 銘 からたち(畠山記念館所蔵)」<1F-3 通期展示>。

torarin

torarin
迫力ある!

furiya
桃山時代に作られた伊賀焼の花入だよ。この時代には豪華絢爛な絵画作品がたくさん生み出されたし、工芸の分野でも特徴的な作品が多く作られたんだ。焼き上げる時に口の部分が割れてしまい、その破片が付着しているのが鋭い棘のように見えるところから「からたち」と名づけられたといわれているよ。
もともと金沢でよく知られた名品で、いろんな人が大事にしてきたんだけど、即翁の手に渡る時は、別れを惜しんだ金沢の人たちが紋付袴で作品を送り出したそうなんだ。それを電話で聞いた即翁は、自分も身なりを整えて、紋付袴姿で出迎えたそう。大事にされてきた作品には、それに相応しい出迎えが必要だと思ったんだね。

torarin
愛を感じるリン...(しみじみ)

torarin

furiya
さて、後期展示の見どころを紹介するよ。
「国宝 煙寺晩鐘図(えんじばんしょうず) 伝牧谿(もっけい)筆(畠山記念館所蔵)」<2F-2 後期展示>

torarin

furiya
中国の宋時代の画僧・牧谿が描いたとされる名品だよ。夕暮れの霞にけぶる、遠くの寺院の鐘の音が聞こえてくるようだよね。画面の左下にある「道有」という印は、室町時代の将軍・足利義満が所蔵していたことを示すもの。織田信長や徳川家康も手にしていた、どの時代でも大切にされてきた作品だよ。

torarin
織田信長や徳川家康が見ていたのと同じ作品を見ているかと思うと...
ふるえるリン。
torarin
furiya
まずは作品そのものを味わって、さらにどんな人の手を渡って伝えられてきたかということも含めて、いろんな想像をしながら、展示を楽しんでほしいな。



furiya
最後に「重要文化財 井戸茶碗(いどちゃわん) 銘 細川(ほそかわ)(畠山記念館所蔵)」<1F-4 通期展示>を紹介するよ。

torarin

torarin
「井戸」と「茶碗」て、考えてみたら不思議な組み合わせの言葉だよね。

furiya
井戸茶碗って名前が気になるのかな?
いろいろな説があるんだけど、この茶碗の内側の底(見込み)をのぞき込むととても深く感じるんだ。それがまるで井戸の底をのぞいているようにみえることから井戸茶碗と呼ばれるようになったといわれているよ。戦国武将の細川三斎、江戸時代の大名茶人の松平不昧たちがもっていたもので、井戸茶碗のなかでも特に素晴らしい三つの茶碗のうちの一つとして「天下の三井戸」とよばれて大事にされてきたんだ。
枇杷(びわ)色の釉薬は明るい色調で、優美で風格があるよね。

torarin
天下の三井戸!カッコいいリン!
枇杷色ってお茶を入れたらとっても映えそうな色だね☆

furiya
いいこと言うね、トラりん。お茶道具は、実際に使っているような気持ちで見ると、より深く作品を味わえるんじゃないかな。
即翁は「即翁 與衆愛玩(よしゅうあいがん)」という文字が刻まれた愛蔵印を作っていて、それは、自分ひとりで蒐集品を独占するのではなく、多くの人とともに楽しみたいという想いをあらわしたものなんだ。
今回の特別展は、ぜひこの「ともに楽しむ」という即翁の想いを感じながら鑑賞してほしいな。

torarin

furiyatorarin
\後期展示もお見逃しなく♪/
torarin



おまけ☆

torarinfuriya(カリスマ販売員の2人)
\グッズもあるよ!/
torarin



\展示映像も/
即翁と與衆愛玩―畠山記念館の名品より―
場所:2階ラウンジ
時間:約9分 9:00~17:15に繰り返し上映

\おうちで楽しむ京博/
虎ブログ
特別展「畠山記念館の名品─能楽から茶の湯、そして琳派─」を予習するリン♪
特別展「畠山記念館の名品─能楽から茶の湯、そして琳派─」を見に行くリン♪エピソードⅠ
特別展「畠山記念館の名品─能楽から茶の湯、そして琳派─」を見に行くリン♪エピソードⅡ

鑑賞ガイド・ワークシート
子どもから大人まで、作品に楽しく向き合えるような鑑賞のヒントや、作品をもっとよく見たくなる問いかけを用意しています。
鑑賞ガイド「即翁さんの宝物」(日本語版)
A Guide to Enjoying the Exhibition "Sokuō's Cherished Treasures" (English)
鉴赏指南《即翁先生的宝物》(简体中文)
특별전 감상 가이드 <소쿠오가 사랑한 명품 고미술> (한국어)

グレゴリ青山の 深掘り!京博さんぽ
京都在住の漫画家・グレゴリ青山さんが、京都国立博物館を紹介するエッセイ漫画です。
第7回 深掘り! 京博バックヤード その3(文化財保存修理所その1)

特別展 畠山記念館の名品─能楽から茶の湯、そして琳派─
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のためのお願いにご理解・ご協力賜りますようお願い申し上げます。
会期等は今後の諸事情により変更する場合があります。随時、京博ウェブサイトや公式Twitterにてお知らせいたしますので、ご来館の際は最新情報をご確認ください。
また本展は、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため、事前予約優先制を導入します。ご来館前にローソンチケットにて人数分の「日時指定観覧券」をご購入、発券ください。「当日観覧券」もございますが(当日博物館南門にて販売)、ご入館いただける直近の時間枠にてご案内申し上げます。
詳細はローソンチケット

■会期:2021(令和3)年10月9日(土)~12月5日(日)
 前期展示:2021年10月9日(土)~11月7日(日)
 後期展示:2021年11月9日(火)~12月5日(日)
■会場:京都国立博物館 平成知新館
■休館日:月曜日
■開館時間:
 9:00~17:30(入館は17:00まで)
 ※夜間開館は実施しません。

■観覧料:
 一 般 1,800円
 大学生 1,200円
 高校生  700円


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