これまでの展示

新春特集陳列 さるづくし―干支を愛でる― 第2章 舞いおどる猿
2015年12月15日 ~ 2016年1月24日

2016(平成28)年の干支は申(さる)です。これにちなんで、年末から新春にかけての京都国立博物館では、サルを描いた絵画や、モチーフにした工芸品を特集いたします。
年末年始のお出かけの際に、日本や中国において育まれてきたサルの多彩な信仰やイメージを、当館で是非お楽しみいただきたいと思います。

第2章 舞いおどる猿

京都を代表する民俗芸能である壬生狂言では、室町末期から江戸時代にかけて、猿の扮装で綱渡りなどの芸を披露する演目が行われていました。このような芸能が生まれた背景には、猿の霊力への大きな期待があったと考えられます。しかし、やがて芸能化が進み宗教色が薄れると、猿は「人間に毛が三筋(みすじ)足らぬ」、つまり人間に及ばない愚かで滑稽な性格が強調されるようになりました。ここでは、やがて道化となり笑いを誘う存在に生まれ変わる猿が、中近世の美術作品に現した姿をご覧いただきましょう。

展示作品リスト

指定 作品名 員数 所蔵  
  壬生三面(猿、姥、伯蔵主) 3面 壬生寺 音声ガイド
  大念仏会狂言作御面版木 1枚 壬生寺  
  狂言面(猿) 1面 壬生寺  
重文 十二類絵巻 3巻のうち巻上   音声ガイド
重文 融通念仏縁起 2巻のうち巻下 禅林寺  
  耕作図屏風 狩野永良筆 6曲1隻    
  盃廻し・狙公図 英一蝶筆 2幅 大手前学園  

展示作品及び展示期間は、都合により変更される場合があります。ご了承ください。
:音声ガイドで解説がお聞きになれます(有料・館内で貸し出し)。

上記以外の展示リスト
第1章 猿と神さま・仏さま 【2F-1展示室】
第3章 中世水墨画の「牧谿猿(もっけいざる)」 【2F-3展示室】
第4章 個性の絵師たち、猿を描く 【2F-4展示室】
第5章 暮らしの中の猿のかたち/小特集 猿描きの名手 森狙仙 【2F-5展示室】

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