2025.8.01の展示
8月の展示
2025年7月8日（火）～8月24日（日）：名品ギャラリー（平常展示）開催
2025年8月26日（火）～ 9月18日（木）：庭園のみ開館
展示室内はご覧いただけません。庭園および屋外展示のみご覧いただけます。
2025.8.02の展示
8月の展示
2025年7月8日（火）～8月24日（日）：名品ギャラリー（平常展示）開催
2025年8月26日（火）～ 9月18日（木）：庭園のみ開館
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2025.8.03の展示
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2025年7月8日（火）～8月24日（日）：名品ギャラリー（平常展示）開催
2025年8月26日（火）～ 9月18日（木）：庭園のみ開館
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2025年8月26日（火）～ 9月18日（木）：庭園のみ開館
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2025.8.05の展示
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2025.8.07の展示
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2025.8.23の展示
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2025.8.24の展示
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2025.8.26の展示
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2025年7月8日（火）～8月24日（日）：名品ギャラリー（平常展示）開催
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2025.8.27の展示
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2025.8.28の展示
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2025年7月8日（火）～8月24日（日）：名品ギャラリー（平常展示）開催
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2025.8.29の展示
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2025年7月8日（火）～8月24日（日）：名品ギャラリー（平常展示）開催
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2025.8.30の展示
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2025年8月26日（火）～ 9月18日（木）：庭園のみ開館
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2025.8.31の展示
8月の展示
2025年7月8日（火）～8月24日（日）：名品ギャラリー（平常展示）開催
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同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 
重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日（火）～ 8月3日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
重文 真如堂縁起（部分） 三巻のうち巻上
掃部助久国筆
京都・真正極楽寺（真如堂）
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻上
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 重文 桑実寺縁起 二巻のうち巻下
土佐光茂筆2巻のうち1巻 滋賀・桑實寺 金山天王寺縁起 1巻 京都・廬山寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日（火）～ 8月3日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
重文 真如堂縁起（部分） 三巻のうち巻上
掃部助久国筆
京都・真正極楽寺（真如堂）
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻上
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 重文 桑実寺縁起 二巻のうち巻下
土佐光茂筆2巻のうち1巻 滋賀・桑實寺 金山天王寺縁起 1巻 京都・廬山寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日（火）～ 8月3日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
重文 真如堂縁起（部分） 三巻のうち巻上
掃部助久国筆
京都・真正極楽寺（真如堂）
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻上
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 重文 桑実寺縁起 二巻のうち巻下
土佐光茂筆2巻のうち1巻 滋賀・桑實寺 金山天王寺縁起 1巻 京都・廬山寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
陶磁｜3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 草樹文壺 珠洲窯 1口 文化庁 重文 三彩兕觥形香炉 奥田頴川作 1合 京都・建仁寺 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶武人俑 1躯 京都国立博物館 灰陶加彩女俑 1躯 京都国立博物館 灰陶井戸 1躯 京都国立博物館
（小合友之助氏収集・伊達静氏寄贈）灰陶加彩武人俑 1躯 京都国立博物館 黄釉楽舞人俑 6躯 京都国立博物館 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対1括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
（広田松繁氏寄贈）青磁貼花龍文盤 龍泉窯 1枚 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
（松井宏次氏寄贈）白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）青花草花文壺 1口 京都国立博物館
（笠川正誠氏寄贈）須恵器長頸壺 猿投窯 1口 京都国立博物館 灰釉壺 渥美窯 1口 京都国立博物館 大甕 常滑窯 1口 文化庁 重文 檜垣文壺 信楽窯 1口 文化庁 重文 広口壺
嘉元四年銘 越前窯1口 文化庁 重文 秋草文四耳壺 丹波窯 1口 文化庁
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
飛鳥・奈良時代（7・8世紀）の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
菩薩頭部 鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村 飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 近江神宮 重文 天人文磚
奈良県高市郡高取町南法華寺出土1個 奈良・岡寺 重文 三彩蔵骨器
和歌山県橋本市高野口町名古曽出土1口 京都国立博物館 和同開珎
石川県金沢市三小牛町サコ山出土1式 京都国立博物館 夾紵棺断片
奈良県高市郡明日香村伝牽牛子塚古墳出土1個 京都国立博物館 夾紵棺断片
出土地不明5個 京都国立博物館
（水谷仁三郎氏寄贈）磚仏
奈良県高市郡明日香村橘寺出土2個 磚仏
奈良県高市郡高取町南法華寺出土2個 連坐磚仏
奈良県桜井市山田寺跡出土4個 独尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 三尊磚仏
兵庫県三木市正法寺山出土1面 小型独尊磚仏
三重県名張市夏見廃寺出土6面 京都国立博物館 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
（展示期間：2025/7/15～8/3）1面 京都・崇道神社 国宝 金銅威奈大村骨蔵器
奈良県香芝市穴虫出土
（展示期間：2025/8/5～8/24）1合 大阪・四天王寺 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 銅板押出三尊仏
出土地不明1面 京都国立博物館 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土1面 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
伝奈良県橿原市橿原遺跡出土1個 百万塔 2個 京都国立博物館 菩薩頭部
鳥取県東伯郡琴浦町斉尾廃寺出土1個 京都国立博物館
（梅原末治氏寄贈）海獣葡萄鏡 隆平永宝
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1括 重美 瓦製小塔
岐阜県大垣市美濃国分寺出土1個 岐阜・美濃国分寺
日本の考古資料
2025年7月15日（火）～ 8月24日（日）
考古｜3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土 当館
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町
上井手出土1個 打製石器（石鏃・石錐・石匙ほか）
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）硬玉（ヒスイ）製大珠
出土地不明2個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館
（玉木仁太郎氏寄贈）浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館
（篠遠喜彦氏寄贈）深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 石棒
京都市北区上賀茂遺跡出土1括 京都・賀茂別雷神社 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館
（岡村健守氏寄贈）独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 遮光器土偶
出土地不明1括 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 銅矛
熊本県熊本市北区植木町今古閑出土2口 京都国立博物館 銅剣
大分県大分市浜出土2口 京都国立博物館 銅戈
熊本県菊池郡大津町真木西都留出土2口 京都国立博物館 重文 富雄丸山古墳出土品 一括
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土1括 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 埴輪 水鳥
出土地不明1個 埴輪 帽子をかぶる男子
出土地不明1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 坩堝・羽口・和同開珎（銀銭・銅銭）
京都府木津川市鋳司遺跡出土1式 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 重文 銅印「四王寺印」
京都・積善院伝来1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 重文 山城国花背別所経塚出土品
京都市左京区花脊別所町出土1括 文化庁 重文 金銅三角五輪塔 1基 滋賀・胡宮神社
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅱ
2025年8月5日（火）～ 8月24日（日）
絵巻｜2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」（会期：2025年7月8日～8月24日）にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
酒飯論絵巻（部分）
文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 真如堂縁起 三巻のうち巻中
掃部助久国筆3巻のうち1巻 京都・真正極楽寺（真如堂） 酒飯論絵巻 1巻 文化庁 壬生地蔵縁起 六巻のうち巻第四 6巻のうち1巻 京都・壬生寺
妙心寺屏風
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
近世絵画｜2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺（京都市右京区）には、高さが２m近くもある大きな屏風（一般的な屏風は175cm程度）が６双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松（かいほうゆうしょう、1533～1615）と狩野山楽（かのうさんらく、1559～1635）がそれぞれ３双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
重文 花卉図屏風（右隻）
海北友松筆
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 琴棋書画図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 花卉図屏風 海北友松筆 6曲1双 京都・妙心寺 重文 龍虎図屏風 狩野山楽筆 6曲1双 京都・妙心寺
明清時代の道釈画
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
中国絵画｜2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画（どうしゃくが）」とは、道教や仏教（釈は釈迦の意）の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画（物語絵）なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
羅漢図（左幅） 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鬼子母掲鉢図巻 李森筆 1巻 羅漢図 2幅 京都国立博物館 蘆葉達磨図 蔡簡筆・木庵性瑫賛 1幅 呂洞賓図 逸然性融筆・隠元隆琦賛 1幅 五世カルマパ・テシンシェクパ像 1幀 京都国立博物館
（北村幸子氏･助口公子氏･古田太賀子氏･
白木由美香氏･谷崎有摩奈氏寄贈）群仙図 劉敔筆 4幅
日本古代の仏像
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
重文 菩薩半跏像 奈良・岡寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 千手観音立像 1躯 京都・光明寺 十一面観音立像 1躯 京都・般若寺 蟠龍石柱 1基 京都・安祥寺 重文 菩薩立像 1躯 重文 観音菩薩立像 1躯 滋賀・報恩寺 観音菩薩立像 1躯 京都・道澄寺 重美 菩薩立像 1躯 京都・宝積寺 菩薩半跏像 1躯 京都・成相寺 重文 菩薩半跏像 1躯 奈良・岡寺 重文 薬師如来坐像 1躯 京都・高山寺 重文 菩薩坐像 2躯 大阪・清泰寺 僧形坐像 2躯 京都・善願寺
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日（火）～ 8月24日（日）
彫刻｜1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
不動明王立像 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像 1躯 京都国立博物館 不動明王立像および二童子立像 3躯 京都・安楽寿院 不動明王立像 1躯 文化庁
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