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2025年7月8日(火)~8月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
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2025.7.28は休館日です。カレンダー展示の詳細を表示する
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2025年7月8日(火)~8月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
2025.7.29の展示
7月の展示
2025年6月17日(火)~7月6日(日):庭園のみ開館
展示室内はご覧いただけません。庭園および屋外展示のみご覧いただけます。
2025年7月8日(火)~8月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
2025.7.30の展示
7月の展示
2025年6月17日(火)~7月6日(日):庭園のみ開館
展示室内はご覧いただけません。庭園および屋外展示のみご覧いただけます。
2025年7月8日(火)~8月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
2025.7.31の展示
7月の展示
2025年6月17日(火)~7月6日(日):庭園のみ開館
展示室内はご覧いただけません。庭園および屋外展示のみご覧いただけます。
2025年7月8日(火)~8月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。 日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
飛鳥人の祈り、天平人の祈り
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
飛鳥・奈良時代(7・8世紀)の祭祀に関わる考古資料を紹介します。この時期の日本は、中国や朝鮮半島から政治制度や文化を積極的に取り入れ、国の基盤を作っていきました。また6世紀に伝来した仏教が花開いた時期でもあります。それに伴って祈りの形も古墳時代以前とは大きく変容しました。
自身の安寧、国家の鎮護、子孫の繁栄、疫病や災害からの忌避……、祈りの内容は多様ですが、昔も今も大切な人やものを想う気持ちは変わりません。飛鳥・奈良時代の人々が願いを託した品々を通して、当時の人々の祈りに想いを馳せていただければ幸いです。
日本の考古資料
2025年7月15日(火)~ 8月24日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
室町時代の絵巻—「釈迦堂縁起」に関連して— Ⅰ
2025年7月8日(火)~ 8月3日(日)
絵巻|2F-1展示室
修理完了記念 特集展示「重要文化財 釈迦堂縁起」(会期:2025年7月8日~8月24日)にあわせて、関連する室町時代の絵巻を展示いたします。近い時期につくられた縁起絵巻や、狩野派の絵巻からの影響が確かめられる作品などをご覧になって、「釈迦堂縁起」への理解を深めていただけると幸いです。
妙心寺屏風
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺(京都市右京区)には、高さが2m近くもある大きな屏風(一般的な屏風は175cm程度)が6双伝わっており、それらは一括して「妙心寺屏風」と通称されています。海北友松(かいほうゆうしょう、1533~1615)と狩野山楽(かのうさんらく、1559~1635)がそれぞれ3双ずつを手掛けた妙心寺屏風は、かつては開山忌の際に大方丈に一堂に設えられ、儀式の場を荘厳するという特殊な用途がありました。その大きさと金地の華やかな表現は、まさに桃山時代の気風を体現するかのごとき迫力を備えています。
明清時代の道釈画
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
道教と仏教は、古い時代から信仰されてきた中国における二大宗教であり、それぞれ崇める神仏の姿を絵画や彫刻に表してきました。ここで紹介する「道釈画(どうしゃくが)」とは、道教や仏教(釈は釈迦の意)の人物を描いた作品を指すことばで、山水や花鳥などと並んで、中国絵画の重要な主題のひとつです。礼拝像としての尊格や神仙だけでなく、祖師や仙人の姿、説話画(物語絵)なども含まれます。本展示では、宋元時代の図像的伝統を継承しながらも、より鮮やかで躍動的に展開していく明清時代の道釈画をご紹介します。
日本古代の仏像
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
日本の仏像の歴史は、6世紀の半ばに朝鮮半島の百済から仏教が伝えられたことに始まります。その時に伝えられた仏像は銅造で鍍金をほどこした、いわゆる金銅仏でした。以来、日本では現代にいたるまで綿々と仏像が造られています。
日本において「古代」は、飛鳥時代、奈良時代、平安時代までをさします。遣隋使・遣唐使の帰国や外国僧の来日によって新しい知識や多くのモノがもたらされ、仏像の造像においても銅、塑土、乾漆、木など、主流となる材質や技法が各時代で変化しました。また、仏像の様式も時代によって異なります。ここでは日本の仏教美術の黎明期ともいえる古代の仏像を紹介します。
不動明王—忿怒のほとけ
2025年7月8日(火)~ 8月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
明王は、仏法を護る役割を担う密教のほとけです。密教は古代インドのヒンドゥー教を仏教に取り込んだものですので、密教の諸像のなかには恐ろしい顔や腕を複数もった姿をしたものがいます。明王を代表する不動明王は、密教における最高位の大日如来の化身として崇敬をあつめました。睨みをきかせ、牙を出した怒りの表情をもち、武器を手に取る恐ろしい姿で表されますが、これは煩悩にまみれた救いがたい衆生を圧倒的な力で仏法に導くための姿です。忿怒とはいっても、どこか優しげで親しみやすい表情の像もあります。平安時代から鎌倉時代に造られた不動明王の姿をじっくりとご覧ください。