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中国絵画
倣元四大家山水図ほうげんしたいかさんすいず
基本情報
- 4面
- 紙本墨画及淡彩
- (各)縦103.0cm 横48.2 cm
- 中国 清時代 17世紀
- 上野精一氏寄贈
- 京都国立博物館(A甲183)
王原祁(おうげんき)(字は茂京、号は麓台、1642~1715)は江蘇太倉の出身で、祖父の王時敏(おうじびん)や王鑑(おうかん)・王翬と共に、明末の董其昌を継承して清朝山水画の正統をなす四王の1人。
黄公望(こうこうぼう)・呉鎮(ごちん)・倪瓚(げいさん)・王蒙(おうもう)の元の四大家にならう本図では、乾筆の擦皴(さっしゅん)を主体に滋潤な先染をまじえ、墨色中心ながらも、彼の画の特色である明るい色彩感覚を示している。またその構成は、董其昌の主張する「勢」の表現を重視し、軽快な皴法とあいまって律動感に溢れている。