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中国絵画

幽篁枯木図ゆうこうこぼくず

郭畀筆

基本情報

  • 1巻
  • 紙本墨画
  • 縦33.0cm 横106.6cm
  • 中国  元時代 14世紀
  • 上野精一氏寄贈
  • 京都国立博物館(A甲143)

弓なりにしなう枯木の幹から、鉤状の枝先の目立つ大枝が長くのび、右には一叢の篠竹が張り出している。厳しい寒気に堪えて息づく生命は力強く、すがすがしい。筆者郭畀(かくひ)は、江蘇京口の人で、字は天錫、晩年に退思と号した。延祐元年(1314)の科挙に落ち、学官となって、晩年、呉江儒教教授を務め、没年は、後至元から至正の初めごろと考えられている。文人や禅僧との遊談を好み、書家としても名があった。

無聞師なる人物のために描かれた本図は、処々に書法の冴を見せ、北宋以来の文人墨竹画の伝統を示している。

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