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近世絵画
群鶏図ぐんけいず
基本情報
- 9面
- 紙本墨画
- 床貼付2面:(各)縦179.5cm 横108.0cm
襖2面:(各)縦175.2cm 横86.5cm
壁貼付:縦179.3cm 横176.8cm
襖4面:(各)縦174.8cm 横90.7cm - 寛政2年(1790)
- 京都国立博物館(A甲355)
京都伏見の海宝寺(黄檗宗)の方丈に描かれていたもの。わずかに失われた画面を加えれば、およそ10メートルにもおよぶ連続画面となり、伊藤若冲(1716~1800)の大画面作品としては、大阪の西福寺の同画題画をしのぐ。また本図は、西福寺画が総金地著色画であるのに対して素地水墨画であるが、奇しくも両図は同じく「七十五歳」時の制作である。若冲晩年期水墨画の基準作例。