近世絵画
京都伏見の海宝寺(黄檗宗)の方丈に描かれていたもの。わずかに失われた画面を加えれば、およそ10メートルにもおよぶ連続画面となり、伊藤若冲(1716-1800)の大画面作品としては、大阪の西福寺の同画題画をしのぐ。また本図は、西福寺画が総金地著色画であるのに対して素地水墨画であるが、奇しくも両図は同じく寛政2年(1790)の制作である。若冲晩年期水墨画の基準作例。
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