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考古
国宝
崇福寺塔心礎納置品すうふくじとうしんそのうちひん
- 1括
- 大津市滋賀里出土
- 舎利容器高3.0cm
- 飛鳥時代 7世紀後半
- 滋賀・近江神宮
崇福寺は大津京鎮護のために営まれた寺院で、創建は天智朝である。堂塔は谷川を隔てた3つの尾根に分かれて営まれている。塔跡の発掘調査が昭和13年(1938)に行なわれ、心礎の側面にある舎利孔から舎利容器と、これを納める外容器およびこれに伴う各種の荘厳具が出土した。舎利容器は金銀の蓋をもつ緑ガラス製小壷で、水晶の舎利3粒が納められていた。外容器は金製・銀製・金銅製の箱が入れ子になっている。荘厳具として紫水晶・ガラス玉・硬玉製丸玉・無文銀銭・金銅背鉄鏡・銅鈴などが伴っていた。