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染織

賀茂競馬文様小袖かものくらべうまもんようこそで

基本情報

  • 1領
  • 白縮緬地 絞り染・友禅染・刺繡
  • 丈128.0cm 裄64.7cm
  • 江戸時代 18世紀
  • 永田七郎氏寄贈
  • 京都国立博物館(I甲334)

上半身は紅絞り染の角立石畳(すみだちいしだたみ)文様、下半身は上賀茂神社の5月5日の行事・競馬(くらべうま)を、友禅染を基本にあらわしている。多彩な輪郭線にそって置いた糊による白い糊糸目(のりいとめ)の繊細さは、江戸時代中期の友禅染技法の高い水準をしめす。楓の葉のざわめくような表現は、2頭の馬の馳けぬける速さや見物する人々の熱気さえ感じさせ、上半身と下半身の技法と文様の対照的な扱いとともに、丹念に練られた優れた意匠力をうかがわせる。本来は振袖であったようで、若衆と呼ばれた元服前の少年の衣服と考えられる。

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