LANGUAGE
  1. TOP
  2. コレクション
  3. 名品紹介
  4. 染織
  5. 桐矢襖文様辻が花胴服
全図

全図

A:中央上部

A:中央上部

全図
A:中央上部

染織

桐矢襖文様辻が花胴服(きりやぶすまもんようつじがはなどうぶく)(白練貫地 辻が花)

基本情報

  • 丈115.2cm 裄57.9cm
  • 桃山時代(16世紀)
  • 重要文化財
  • I 甲430
  • 京都国立博物館

この胴服には伝承があって、天正18年(1590)、豊臣秀吉が小田原合戦の時、陣中見舞として南部信直が、馬100頭、鷹50羽を献じた時与えられた梨地金拵脇差と唐織羽織衣服等にあたるという。まさしくこの胴服が明治29年(1896)には南部家に伝えられていたことが確められる。白地胴開(どうあき)の構成で、上方に紫染の壷垂(つぼたれ)、裾に矢襖(やふすま)文様をあらわして上下の変化を見せ、白地部分に桐文様を散らしている。いずれも細やかな絞染の辻が花の手法により、地白であり、描絵などを一切加えない、まさに辻が花最盛期の自信にあふれた作いきをうかがわせる。

タイトルとURLをコピーしました

SNSでシェアする
Twitter
facebook
LINE
copy

当館ウェブサイトでは、ウェブサイトの利便性向上のためにCookie(クッキー)を使用しています。Cookieの利用にご同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。「拒否する」を選択された場合、必須Cookie以外は利用いたしません。必須Cookie等、詳細はサイトポリシー