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陶磁

加彩婦女立俑かさいふじょりつよう

基本情報

  • 1躯
  • 高49.2cm
  • 中国 唐時代 8世紀
  • 京都国立博物館(G甲260)

最も代表的な唐時代加彩美人立俑である。豊満な躰躯に高く結いあげた髷下ぶくれの顔など、唐時代の樹下美人図にも通じ、腕に抱いた可愛いらしい狆(ちん)も、一層この作品を魅力のあるものにしている。赤褐色の胎土を用いて躰躯を作り、白土を化粧掛けし、さらにその上に赤、黄、緑、青、黒などで加彩をほどこしていたらしい。唇や頬には朱が残り、衣服の一部にわずかながら加彩のあとをとどめ、髷には髪飾りをさしていた切り込みのあとを残している。なお西安小土門村、天和3年(808)墓から同種の髪形の胸像が出土している。彫塑的にもすぐれた世界的な名品の一つに数えられる作品であろう。

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